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第40回函館2歳S(JpnIII) 2008年8月10日(Sun) 函館芝1,200M 2歳オープン 馬齢 (混)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 7 | 12 | フィフスペトル | 牡2 | 54.0kg | 三浦皇成 | 1.10.7 | − | 444kg(0) | 2 | |
2 | ◎ | 4 | 7 | ナムラミーティア | 牝2 | 54.0kg | 四位洋文 | 1.11.1 | 2 1/2 | 434kg(+6) | 1 |
3 | ▲ | 2 | 3 | アイアンデューク | 牡2 | 54.0kg | 横山典弘 | 1.11.3 | 1 1/2 | 456kg(-8) | 5 |
4 | 1 | 1 | サダムテンジン | 牝2 | 54.0kg | 秋山真一郎 | 1.11.6 | 1 3/4 | 450kg(0) | 13 | |
5 | 5 | 8 | バイラオーラ | 牝2 | 54.0kg | 藤岡佑介 | 1.11.7 | 1/2 | 428kg(+6) | 9 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 11.9 - 10.3 - 11.4 - 12.0 - 12.4 - 12.7 上がり 4F 48.5 - 3F 37.1 3コーナー (*2,5,9)(1,15,13)(4,6)(7,11,14)(8,12)-3 4コーナー (*2,5)(9,15,13)(1,4)(7,11)(6,12,14)8,3 |
■レース回顧 馬群を捌いて未来を拓く・期待の新人乗せて弾けたフィフスペトル! |
■レース解説 メジロチャンプは直前に競走除外(左肩ハ行)。ラインブラッド、ケイアイジンジンが好スタートを切るも、ディーズハイビガーがハナを奪う。ベルシャルル、アイアムカミノマゴも差が無く続く。ナムラミーティアは中団内を進む。フィフスペトルは後方2番手の外、アイアンデュークは最後方待機。前は5〜6頭が一塊。直後の馬も押し寄せて、横一線の状態で直線に向く。ナムラミーティアが内の争いをまとめて交わして先頭に立つも、フィフスペトルが外から急追、ナムラミーティアを突き放してゴール。 ■レース回顧 ハズレ。なにあの神懸り的な誘導は?ひょっとして三浦くんって上手いのか?(;^ω^)アセアセ 我先にといった感じで先行争いが激化。ディーズハイビガー、ベルシャルルの争いに内からアイアムカミノマゴが絡み、直後もサダムテンジン、ラインブラッド、コパノマユチャンらがマーク。後方を走っていたバイラオーラとフィフスペトル、後方ポツンのアイアンデュークを除く11頭が一団で推移。そこから横一杯に広がっての追い比べ。 ナムラミーティアは道中内で包まれていたが、4コーナーで上手い具合に外へ誘導。進路を確保してスーッと伸びてきた。と、そこへフィフスペトルが凄い脚で突っ込んできた。残り100Mで並びかけて、残り50Mで2馬身半も突き放した。うーむ、これは馬が強い。三浦くんは上に乗っかってただけだろ。そういやどこから抜けてきたんだろう? フィフスペトルは3コーナーで後方を走っていた。そこから4コーナーにかけて前の馬群に突っ込み、ナムラミーティアをロックオン。直線に向いてすぐにナムラミーティアの外へ切り返し、先に抜けたナムラミーティアを後ろからズバッ。前の馬が馬場の内に固まったことで相対的に捌き易かったとはいえ、咄嗟の判断で切り返したのは天性の業。確かに新人にしては上手い。下手なのは私の予想でした。氏のう。 勝ち時計1分10秒7は5レース(3歳未勝利)よりコンマ3秒遅く、12レース(3歳上500万下)よりコンマ3秒速かった。凄いのかヘボイのかよく分からない。こんなところで将来性を語っても仕方ないのだが、フィフスペトル自体は大跳びな走法で、距離が伸びて良さそうな印象を受けた。三浦くんだけでなく、父キングカメハメハにとっても未来が拓けた勝利だった。 デビューして5ヶ月のペーペーが上手く乗ったというのに、先日通算1900勝を挙げたデビュー23年目のベテランは最後方ポツンから大外をぶん回して差し届かず3着。横山典弘、アンタの事だよ。前が競っていたとはいえ、これだけ雑に乗られては勝てるものも勝てない。つまるところ、騎手は勝ったら上手い、負けたら下手糞となじられる因果な商売なのである。 テン3ハロン33秒6のハイペースで先行勢は壊滅。メイクデビューで消耗戦に強いところをみせたはずのディーズハイビガーはシンガリ負け。ラベンダー賞2着のベルシャルルも11着に沈んだ。キャリアの浅い2歳戦において、前走の時計がどうたらなんていうのは極めてナンセンスなことだと改めて思い知らされた。むしろ、前走でセーブしていたほうが本番で力が出せると解釈すべきなのかもしれない。 |