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第44回小倉記念(JpnIII)
2008年8月3日(Sun) 小倉芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 2 3 ドリームジャーニー 牡4 57.0kg 池添謙一 1.57.9 422kg(+8) 2
2 6 10 ダイシングロウ 牡4 56.0kg 川田将雅 1.58.4 3 502kg(-6) 1
3   5 9 ケンブリッジレーザ 牡5 52.0kg 安藤光彰 1.58.6 1 504kg(-2) 11
4   4 7 ヴィータローザ 牡8 56.0kg 小牧太 1.58.9 2 474kg(+8) 8
5   8 14 ミヤビランベリ 牡5 55.0kg 岩田康誠 1.58.9 クビ 496kg(+2) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 11.2 - 11.2 - 12.6 - 11.9 - 11.8 - 11.8 - 11.5 - 11.6 - 11.9
上がり 4F 46.8 - 3F 35.0
1コーナー 14,8(7,15)(6,11,12,13)5(2,10)(4,3)(1,9)
2コーナー 14,8(7,15)6(5,11,12,13)10,2(4,3)1,9
3コーナー 14,8(7,15)(5,12,10)6(2,11,13)3(1,4)9
4コーナー (14,*10)(8,3)7(5,15,12)(2,6)(1,4,11,9)13

■レース回顧 小倉旅行で憂さ晴らし・4角捲りで圧勝ドリームジャーニー!
■レース解説

 横一線の先行争いからミヤビランベリが抜け出してハナを奪う。ダブルティンパニーが2番手、ヴィータローザ、グロリアスウィークも前に行く。中団が固まって、ダイシングロウとニルヴァーナがその後ろにつける。ドリームジャーニーは後方3番手の外、ケンブリッジレーザは最後方待機。3コーナーを過ぎたところでダイシングロウが一気に進出、4コーナーまでにミヤビランベリを交わしにかかる。更に後方からドリームジャーニーも一気に進出、ダイシングロウの外から並びかけて直線に向く。ドリームジャーニーがダイシングロウを楽々と交わして先頭。ダイシングロウが巻き返しを図るも差は開く一方。ドリームジャーニーがラスト流しながらゴール。


■レース回顧

 3連複3着抜けハズレ。よっしゃ、1着決まった。2着も決まった。3着は…ヘンナノキタ。\(^o^)/

 3連複という馬券は、軸馬が3着に敗れても紐が来てくれれば当たる可能性がある。予想が外れているのに当たるというのは結果オーライでしかない。しかし今回は軸に推したドリームジャーニーが快勝。対抗ダイシングロウが2着。なのに外れた。3着ケンブリッジレーザを拾えなかったから。負け馬を拾えなかったからハズレ。純粋な予想が通じない馬券、それが3連複。馬単の配当を見て泣いた。

 ミヤビランベリは外寄りの枠を引いたことで先手を採るのに多少脚を使っていた。1コーナーを回ったところで早々とハナを確定させたものの、ダブルティンパニーが直後でぴったりマーク。好位から中団にかけてもビッシリ。逃げ馬は光ったらアウトという好例。意外だったのはダイシングロウの位置取り。前が固まるのを事前に察知していたかのような後方待機。ほほう。

 ドリームジャーニーは後方で前が詰まることだけが心配だったが、池添騎手は終始外に持ち出していた。よしよし。先頭から最後方まで10馬身圏内。ペースも速いし、実に差し甲斐のある流れ。ドリームジャーニーはどこで動くかと見ていると、ダイシングロウが先に仕掛けていった。凄い勢い。やられたかと思った次の瞬間、ドリームジャーニーの追い上げが見えた。こちらも凄い勢い。

 ダイシングロウにしてみれば、ミヤビランベリを交わしたところで勝利は目前だった。4コーナーを回ったところでドリームジャーニーに捕捉され、後はなすがままに交わされた。ドリームジャーニーは4コーナーの捲り上げであの軽快なピッチ走法が復活。殆どの馬が上がり3ハロン35〜36秒台の中にあって、断然の34秒4。今回に限れば、ドリームジャーニーの差し込みに耐えられる馬はいなかっただろう。次は新潟記念を使うのだろうか。2,000Mだけどコーナー2つ。ペースが緩んでの差し損ねが怖い。

 勝ち時計1分57秒9は一昨年スウィフトカレントがマークしたレコードにコンマ1秒まで迫る好時計。これだけ時計が速いと前につけた馬は辛い。道中最後方待機のケンブリッジレーザが突っ込んできたのもある意味頷ける。人気薄馬による決め打ちは怖い。ダイシングロウは早め進出ながら最後まで息が続いたのだからこちらも褒めていい。今回は相手が悪かった。

 ヴィータローザはキャラが立ち過ぎ。最内の経済走法が嵌ったかと思いきや、ジリ、ジリ、ジリ…。4着では馬券にならない。馬主にとっては神馬だろうが、馬券を買う側からすればネタ馬。ミヤビランベリはドリームジャーニーらに詰め寄られた時点でアウト。七夕賞はマークが緩かったから残れただけのこと。逆に言えば、この負けでマークが緩めば次は買い(同型の数や人気どころの脚質も要検討)。

 サンレイジャスパーは勝負どころでもまだ中団、早めに鞭が入って直線はヨレていた。使いながら良くなっていく馬で、叩き2戦目でもまだ良化途上ということなのだろうか。グロリアスウィークはスタートで躓きながら無理に前を狙っていった意図が分からない。もっと落ち着いて乗ってもらいたかった。ニルヴァーナは内は内でも前が詰まる位置では動けない。終始狭いところを通らされていた。


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