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第44回函館記念(JpnIII)
2008年7月27日(Sun) 函館芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 3 4 トーセンキャプテン 牡4 56.0kg 藤岡佑介 2.00.3 498kg(+2) 4
2 7 11 フィールドベアー 牡5 57.0kg 秋山真一郎 2.00.3 ハナ 498kg(0) 1
3   2 2 マンハッタンスカイ 牡4 56.0kg 四位洋文 2.00.4 3/4 536kg(+4) 2
4 8 14 エリモハリアー セ8 57.5kg 武幸四郎 2.00.4 ハナ 450kg(-10) 6
5   5 7 マヤノライジン 牡7 56.0kg 藤田伸二 2.00.6 1 484kg(-4) 5
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.2 - 11.2 - 11.4 - 12.1 - 12.1 - 12.4 - 12.0 - 12.1 - 12.1 - 12.7
上がり 4F 48.9 - 3F 36.9
1コーナー 9,12(2,10,11)(3,6,8,13)7,4-14-5=1
2コーナー 9,12,10(2,11)(3,6,8,13)(4,7)14,5-1
3コーナー (*9,12)(2,10,11)(3,8,13)(4,6,7)(14,5,1)
4コーナー 9(2,12,10,11)(4,3,8,7)(6,13,14)5-1

■レース回顧 最内掬って勝利を拓く・新旧交代告げたトーセンキャプテン!
■レース解説

 メイショウレガーロがハナを奪う。コーナーストーンが外から上がって2番手につける。トウショウシロッコ、マンハッタンスカイ、フィールドベアーがこの直後につける。タスカータソルテ、ピサノパテックは中団、トーセンキャプテンはマヤノライジンと並んで後方の内を追走。エリモハリアーは後方3番手を進む。3コーナーを過ぎ、トウショウシロッコとフィールドベアーが進出開始。マヤノライジンが大外を捲って追い上げていく。メイショウレガーロが僅かに先頭で直線に向く。最内からトーセンキャプテン、外からフィールドルージュが追い上げる。その間からマンハッタンスカイが巻き返し、大外からエリモハリアーも強襲。トーセンキャプテンが先に抜け出し、後から迫ったフィールドベアーを押さえてゴール。


■レース回顧

 3連複3着抜けハズレ。まあ、2週連続万券ゲットなんて世の中甘くないよな。氏のう。(-_-)

 今回ブリンカーをつけてきたメイショウレガーロが先頭。そのまんまじゃん。意外性も何もなく、これは放っておいて良し。マンハッタンスカイは行かないのか?そうこうしているうちに外からコーナーストーンが絡みかけてきた。マンハッタンスカイは3番手。トウショウシロッコ、フィールドベアーも前へ。ほぼ団子状態。4連覇を目指すエリモハリアーは後方待機。

 メイショウレガーロは直後からプレッシャーを受ける形で自然とペースアップ。1,000M通過59秒0。ちょっとシンドイ流れ。3コーナー過ぎからの進出でフィールドベアーも若干手が動いていた。マヤノライジンも後方から強気の追い上げ。頑張るなぁ。その内ではエリモハリアーも追い上げに入っていた。しかし反応は芳しくなく、追い鞭が入っていた。これは終わった?

 先頭で頑張るメイショウレガーロにトウショウシロッコ、フィールドベアーが外から並びかけていく。内を見遣ると約1頭分のスペースが空いていた。直後にいたマンハッタンスカイも見逃したその空間に咄嗟の判断でトーセンキャプテンが飛び込んでいった。うわ、こりゃ上手い。直線に向くや否や鞭を連打して末脚を使い切っての勝利。何とか勝ったという印象だが、いつも脚を余していたのだからこれでいい。

 フィールドベアーは速い流れで前につけ、4コーナーで外に持ち出して僅差なのだから強い競馬をした。ただ相変わらず追ってすぐに伸びず、ゴール板を過ぎてからトーセンキャプテンを交わしていた。このことは展望の段階で気付いていて、単勝軸としては危ない気がしていた。それでも軸にしたのは「3着以内は堅いだろう」という判断に基づいたため。「勝ち馬予想」から離れていることは自覚している。

 それにしても悔しかったのが3着争い。マンハッタンスカイがモタつきながらも頑張っているところへ大外からエリモハリアーが強襲。キター!まだ終わってないぞ!突き刺せエリモハリアー!前の争いそっちのけでエリモハリアーだけを見ていたのだが、残念ながら届かず。問題は3着に入ってくれたかどうか。勢いは完全に優っている。しかし写真判定では届いていなかった。いや〜、アツイですわ。夏だもんね。

 マンハッタンスカイは番手で競馬が出来て、時計が速いなら相対的に頑張れるらしい。ただ今のままでは1着は辛そう。マヤノライジンは前走以上にハードに乗られて5着。やはり2,000Mは長い様子。ピサノパテックはどっちつかずの位置取りから4コーナーでフィールドベアーの外を回すロス。ラストでマヤノライジンに交わされたのは余計だった。重賞となるとちょっと足りない。

 タスカータソルテは直線で前が壁になって満足に追えていなかった。ただ鞍上も無理はしておらず、叩き台で使ったように感じた。トウショウシロッコはハイペースでバテて後退。ここは積極性が仇になった。ミストラルクルーズは4コーナーで手綱を押しているのにも関わらず後退。今回から試験的に発表された追い切り後の馬体重が14kg増だったのに、直前の馬体重は4kg減。直前輸送のハンデは大きかった。


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