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第44回函館記念(JpnIII)
2008年7月27日(Sun) 函館芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ブレーヴハート 92 前走速い流れと大外一気嵌っただけ。再現疑問。  
2 2 マンハッタンスカイ 98 目標にされると脆い。距離延長でも状況変わらず。  
3 3 タスカータソルテ 94 捲り気味に進出可能。洋芝初も直線平坦で期待。
4 トーセンキャプテン 93 いい脚使って届かずばかり。まずはスタート肝心。
4 5 コンラッド 94 久々不得手の上に稽古不足。実績認めても辛い。  
6 ミストラルクルーズ 93 外から僅差の前走好感も今回中1週で直前輸送。  
5 7 マヤノライジン 96 前走強気に乗られて辛勝。斤量増で楽出来ない。  
8 ピサノパテック 95 前走4角で前詰まる。使った脚は悪くなく再度注目。
6 9 メイショウレガーロ 95 相変わらず頭高い。初ブリンカーでどう変わるか。  
10 トウショウシロッコ 92 前走最内掬いかけるもガス欠。今回叩き2戦目。
7 11 フィールドベアー 96 少々モタつくも堅実。地の利を生かしてもう一丁。
12 コーナーストーン 92 この馬なりに伸びているが地味。逆転は難しいか。  
8 13 センカク 98 好走は概ね左回り。久々に加えて函館は初めて。  
14 エリモハリアー 99 今年は巴賞使わず。函館入り後の稽古は軽快。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 4連覇を阻止する函館巧者・地の利には地の利で対抗フィールドベアー
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【3着以内馬の函館芝着別度数一覧】
年度 1着馬 2着馬 3着馬
'98年 パルブライト
【1・0・1・2】
サクラエキスパート
【1・0・1・0】
アラバンサ
【2・0・0・0】
'99年 ジョービッグバン
【1・0・0・0】
エイシンガイモン
(未出走)
カミノクレモナ
【0・1・0・2】
'00年 クラフトマンシップ
【0・0・1・2】
オースミタイカン
【3・1・3・1】
エアギャングスター
【1・1・0・0】
'01年 ロードプラチナム
【1・0・0・1】
クラフトマンシップ
【1・0・1・3】
アクティブバイオ
【0・0・0・1】
'02年 ヤマニンリスペクト
【1・0・1・1】
トップコマンダー
【1・0・2・0】
トーワトレジャー
【2・0・0・3】
'03年 エアエミネム
【1・0・0・0】
ヒマラヤンブルー
【2・0・0・1】
アサカディフィート
【0・1・0・0】
'04年 クラフトワーク
(未出走)
ファインモーション
【1・0・0・0】
ワイルドスナイパー
【2・3・0・0】
'05年 エリモハリアー
【1・0・0・1】
ブルートルネード
【0・1・0・0】
ウイングランツ
【1・2・1・3】
'06年 エリモハリアー
【2・1・0・1】
エアシェイディ
(未出走)
マヤノライジン
【1・1・0・3】
'07年 エリモハリアー
【3・1・0・2】
ロフティーエイム
【1・1・0・1】
サクラメガワンダー
(未出走)

 過去10年、函館芝初出走で3着以内に入れたのは僅かに5頭。勝ち馬10頭のうち8頭に函館芝における勝ち鞍があったことが示す通り、函館記念は「地の利」がプラスに働きやすい傾向にある。北海道に拠点を構える函館・札幌の2場は他の8場と違って洋芝が用いられており、この芝に合う合わないというのが結果に現れているのかもしれない。

 今回の出走メンバーのうち、函館芝における勝ち鞍があるのはマンハッタンスカイ、マヤノライジン、ピサノパテック、メイショウレガーロ、フィールドベアー、エリモハリアーの6頭。複数勝しているのはマヤノライジン、フィールドベアー、エリモハリアーの3頭。最多勝はエリモハリアーの4勝。

 エリモハリアーは前走後プール調教、坂路調教を経て今週函館に上陸。不良の函館芝コースで一杯の追い切り。見た感じ全く問題なし。というか絶好調。気になるのは函館滞在期間の短さ。過去3年は結果はどうあれ巴賞を叩き台にしていた。今年は金鯱賞、しかも実質シンガリからの挑戦。コース適性や実績から言って最上位にランクする同馬だが、今年は臨戦過程に疑問符が付く。

 フィールドベアーはエリモハリアーに次ぐ函館芝好相性馬。函館芝で3勝2着4回、連対率87.5%。掲示板を外したのはエリモハリアーがシンガリに沈んだ昨年の巴賞(7着)のみ。'00年2着オースミタイカン、'04年3着ワイルドスナイパーといった条件クラスに属する馬でもコース相性の良さで上位に来れるなら、オープン2勝のフィールドベアーなら楽勝じゃないの?気になるのは追ってすぐに反応しないところ。

 マヤノライジンは一昨年の同レースで3着しているとはいえ、1,800M【4・2・1・3】に対して2,000M【0・0・2・3】と1ハロンの延長に苦心している。差されるリスク承知で早め先頭から押し切った前走の勝ち方も見ていて余裕が無かった。今週の追い切りも終いが掛かって今一つ。前走負かしたはずのピサノパテック、マンハッタンスカイ、トーセンキャプテンより人気が下なのも頷ける。

 トーセンキャプテンはゲート下手でいつも後手。巴賞は出遅れて上がり最速を繰り出しながら届かずというありがちな負け方。函館滞在で落ち着きが出れば…。ピサノパテックは距離が伸びて良さそうだし、肩鞭が入った相手に持ったままで先着した追い切りの様子も良いことから買ってみる。穴は平坦重賞2勝ながら人気薄のタスカータソルテ、巴賞を叩き台に使ったトウショウシロッコ。

◎フィールドベアー
○エリモハリアー
▲トーセンキャプテン
△ピサノパテック
☆タスカータソルテ、トウショウシロッコ


■馬券構築

 フィールドベアー1頭軸の3連複流し。

[3連複] フィールドベアー−エリモハリアー−トーセンキャプテン 10%
[3連複] フィールドベアー−エリモハリアー−ピサノパテック 10%
[3連複] フィールドベアー−エリモハリアー−タスカータソルテ 10%
[3連複] フィールドベアー−エリモハリアー−トウショウシロッコ 10%
[3連複] フィールドベアー−トーセンキャプテン−ピサノパテック 10%
[3連複] フィールドベアー−トーセンキャプテン−タスカータソルテ 10%
[3連複] フィールドベアー−トーセンキャプテン−トウショウシロッコ 10%
[3連複] フィールドベアー−ピサノパテック−タスカータソルテ 10%
[3連複] フィールドベアー−ピサノパテック−トウショウシロッコ 10%
[3連複] フィールドベアー−タスカータソルテ−トウショウシロッコ 10%


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