HOME > 重賞回顧 > 第15回函館スプリントS
第15回函館スプリントS(JpnIII) 2008年7月6日(Sun) 函館芝1,200M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指) |
|||||||||||
着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 3 | 6 | キンシャサノキセキ | 牡5 | 56.0kg | 岩田康誠 | 1.08.4 | − | 490kg(-2) | 1 |
2 | △ | 1 | 1 | トウショウカレッジ | 牡6 | 56.0kg | 池添謙一 | 1.08.5 | クビ | 552kg(0) | 5 |
3 | 4 | 8 | キングストレイル | 牡6 | 57.0kg | D.ホワイト | 1.08.8 | 2 | 502kg(-2) | 4 | |
4 | 6 | 11 | プレミアムボックス | 牡5 | 56.0kg | 幸英明 | 1.08.9 | 1/2 | 530kg(+2) | 8 | |
5 | 2 | 3 | ゴスホークケン | 牡3 | 53.0kg | 松岡正海 | 1.09.0 | 1/2 | 526kg(+2) | 3 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 11.7 - 10.2 - 10.9 - 11.7 - 11.9 - 12.0 上がり 4F 46.5 - 3F 35.6 3コーナー (*3,4)(6,14)(7,9,15)5(8,10)(1,11,13,16)(2,12) 4コーナー (*3,4)(6,14)7(5,8,9,15)(1,10)(11,13,16)2,12 |
■レース回顧 北の地で花咲いた南国生まれ・ハイペースで快適快走キンシャサノキセキ! |
■レース解説 ウエスタンビーナス、ゴスホークケンが競り合いながら前に出る。キンシャサノキセキも離れず4番手前後を追走。キングストレイルは中団内、ルルパンブルーも外から差がなく続く。トウショウカレッジは後方内、スピニングノアールは最後方待機。ゴスホークケンがウエスタンビーナスを抑えて僅かに先頭。キンシャサノキセキが最内に進路を採って直線に向く。キンシャサノキセキがゴスホークケンを外から楽に交わして先頭に替わる。続いて内からトウショウカレッジ、キングストレイルが抜け出して前を追う。トウショウカレッジがキンシャサノキセキに詰め寄っていくも、キンシャサノキセキがこれを凌いでゴール。 ■レース回顧 3連複3着抜けハズレ。5年連続で牝馬が来ているから6年目も、という思考が既にドツボ。(´・ω・`) 『前々で競馬を進めたいお馬さん多数。』の懸念通り、ゴスホークケンがウエスタンビーナスの思惑を砕く逃げを展開。隣枠同士ということもあり、互いに互いを意識してガリガリやっている。しかもよく見るとウエスタンビーナスのほうが手が動いている。あー、こりゃマズイ。キンシャサノキセキはこの流れで普通についてきた。よしよし。 トウショウカレッジは今回も後方の内。うーむ、大丈夫か?スピニングノアールは最後方待機。あー、何も分かってないなコイツ。私の中で福永>四位の不等号が成立した。前は3コーナーを通過。先手を採り切ったのはゴスホークケン。ウエスタンビーナスは2番手で忙しなく手が動いていた。オワタ。後方各馬が追い上げに入り、一団となって直線へ。 キンシャサノキセキはいつの間にか2番手に上がっていた。そして早々と先頭。一連の動作に一分の隙が無い。馬群から抜け出したところでソラを使ったのか、ゴール前でトウショウカレッジに詰め寄られたが見ていて危なげなかった。今まで散々重賞獲りのチャンスがありながら、口向きの悪さで自滅を繰り返していた同馬だったが、今回は堂々の勝利。燃え易い気性だけに、この距離は最適と言える。 トウショウカレッジは前走のリベンジに成功。最内枠ということもあり終始内で我慢、直線に向いても前が開くまで待っていた。そしてキングストレイルの内から末脚爆発。CBC賞では進路が塞がり通しでまともな競馬が出来ていなかっただけに、この位走ってくることは想定済み。ちなみにこの馬は内枠時の成績が妙に良い。気になる方はチェック。 キングストレイルも内から上がってきた。前過ぎず後ろ過ぎず、勝負どころで外に持ち出さなかった分の3着。これはホワイト騎手の乗り方を褒めておいたほうが良さそう。プレミアムボックスも中央より内を通っての追い上げ。トウショウカレッジとは通ったコースの差が出た。ここを叩いた次が勝負か。逃げて5着に粘ったゴスホークケンを含め、掲示板に載った5頭は全て馬場の内を通っていた。 ゴスホークケンの鞍上・松岡騎手は「掛かってもっていかれた。もうそのまま。抑えられなかったね。前走もそうだったけど、もう1200mしか使えないよ…」(競馬実況Web/ラジオNIKKEI)とコメント。鞍上の指示通りに動く素直な馬だが、自制が利かなくなってしまうらしい。ウエスタンビーナスからハナを奪い切った辺りに速さが認められるので、開幕週の良馬場等、速さが活かせる舞台で狙ってみたい。 牝馬優勢傾向を根拠とした狙い馬ウエスタンビーナス、ルルパンブルーは共に撃沈。ウエスタンビーナスはゴスホークケンに先手を奪われた時点で終了。そもそもテン3ハロン32秒8は速過ぎた。ルルパンブルーは外を回した時点で圏外。過去の結果通りに買っているうちはお客さん。裏を掻くのが勝ち組。要するにオッズと相談しなさいということ。ハイリスクをローリターンで買うと長期的に見て必ず負ける。 |