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第13回マーメイドS(GIII) 2008年6月22日(Sun) 阪神芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (牝)(国際)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 6 | 8 | トーホウシャイン | 牝5 | 48.0kg | 高野容輔 | 2.03.5 | − | 478kg(-2) | 12 | |
2 | 2 | 2 | ピースオブラヴ | 牝6 | 52.0kg | 福永祐一 | 2.03.7 | 1 1/4 | 434kg(0) | 10 | |
3 | ▲ | 4 | 4 | ソリッドプラチナム | 牝5 | 53.0kg | 幸英明 | 2.03.9 | 1 1/4 | 430kg(-4) | 5 |
4 | △ | 5 | 6 | ブリトマルティス | 牝4 | 53.0kg | 武豊 | 2.04.4 | 3 | 438kg(0) | 3 |
5 | ◎ | 5 | 5 | ベッラレイア | 牝4 | 56.0kg | 秋山真一郎 | 2.05.1 | 4 | 452kg(0) | 1 |
■各種レース指標 (天候:雨、馬場:重) |
ハロンタイム 12.7 - 11.2 - 12.4 - 12.5 - 12.3 - 12.7 - 12.4 - 12.3 - 12.2 - 12.8 上がり 4F 49.7 - 3F 37.3 1コーナー 2-1,3(5,7)(6,11)-(4,12)8-(9,10) 2コーナー 2-1(5,3)(6,7)11,4,12-8(9,10) 3コーナー 2-(1,5)(6,3,7)11,4-12(8,9,10) 4コーナー 2(6,1,5)(11,7)(8,4,12)3(9,10) |
■レース回顧 悪癖見越した最内強襲・最軽量で大金星トーホウシャイン! |
■レース解説 ピースオブラヴが前に出てそのままハナに立つ。ブローオブサンダー、サンレイジャスパーも前に行く。ベッラレイアもこれらと差が無く追走。ブリトマルティスは中団の内、ザレマはその後方を進む。ソリッドプラチナムは中団後方、トーホウシャインは後方の内で待機。ピースオブラヴ単独先頭で3コーナーを通過。ベッラレイアが2番手集団の先頭まで押し上げて直線に向く。ピースオブラヴが依然として2馬身のリード。ベッラレイアは2番手止まりで徐々に失速。内からトーホウシャインが抜け出し、ピースオブラヴを余裕で交わして突き放す。 ■レース回顧 ハズレ。あのさぁ、こんなの全通り買わんと当たらんって。次いこ、次。(-_-) ブローオブサンダーが行くものとばかり思っていたが、ハナを切ったのはピースオブラヴだった。軽快に飛ばしてセーフティーリードを構築。鞍上は福永騎手。3年前のダイワエルシエーロを髣髴とさせる単騎逃げ。何だかイヤ〜な予感がするのは気のせいか?気のせいだよな、うん。だってベッラレイアも前に出てきてるもん。バッチリ折り合ってるし、こりゃ貰ったね。 ピースオブラヴは4コーナーを回るところでも持ったまま。ベッラレイアは2番手まで押し上げる際に手が動いていた。まあでもここからの反応が違うよね。よし、秋山GOだ!ってあれ?脚がモタついてるんですけど。ってあれあれ?失速し始めたんですけど。えっ?まさかピースオブラヴ残っちゃうの?うわー、くだらねー!おっ、内から何か来たぞ。…トーホウシャイン? 降ったり止んだりの雨はマーメイドS直前にまたまとまって降ってきた。馬場状態はレース20分前に稍重から重へ悪化。同じコースで行われた7レース(3歳以上500万下・牝)の決着時計が2分03秒5ということからして力の要る馬場状態だったのは間違いない。マーメイドSも2分03秒5で決着。昨年は馬場が良過ぎたこともあって1分58秒4で決着。馬場が違うだけでこうも時計が変わるというのは面白い。 明確な逃げ馬不在で、馬場がぬかるんでいるならどうすればよいか?この判断は馬を操る騎手の裁量に拠るところが大きい。馬券を買う側が出来ることといえば、せいぜい前に行ってくれるだろう騎手(馬)を予測すること位。ピースオブラヴも前に行ける馬だったが、まさかハナを奪うとは…。ピースオブラヴが云々というよりも、福永騎手が上手く乗ったというのが正直な感想。 トーホウシャインが最後に勝ったのは昨年夏の小倉。フルゲートを4角捲りで差し切っていたのだが、その時の馬場状態は重。はー、こんなところまで見てないとダメなのか…。鞍上の高野騎手は勝利ジョッキーインタビューで「内にササる面があるので思い切って後方を進みました」とコメント。4コーナーで前が壁になっても内でグッと堪え、直線で前が開けたところを一気差し。ただ馬場と軽量が嵌った勝利で、次は人気薄でも様子見が妥当だろう。 このレースはハンデ戦になってから軽量馬が活躍(=重ハンデ馬が苦戦)しているのだが、今年も例外ではなかった。ベッラレイアは直線に向いてすぐにフラついていた。開幕直後の馬場で脚を取られるとは…。からっきしの重下手。そういえば親父のナリタトップロードも渋った馬場を苦手にしていた。まあ雨が降ることは事前に分かっていたのだから、ベッラレイアをのこのこ買うほうが悪いのだが。 ザレマの位置取りは意味不明、というか和田騎手のミス騎乗。ベッラレイアの後ろにつけた時点で勝つ気は無いんだろうなと思った。あれだけ熱心に乗り込まれながら馬体重が2kgしか減っていなかったのも意外だった。ブリトマルティスは4コーナーから追っ付け通し。それでもタレずに頑張っていたのは後々に繋がってくるはず。ソリッドプラチナムは4コーナーで進路を失いかけながら、直線で外に持ち出して盛り返してきた。今回のような力の要る馬場のほうが得意のように思える。 |