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第25回エプソムC(GIII)
2008年6月15日(Sun) 東京芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 12 サンライズマックス 牡4 56.0kg 横山典弘 1.45.9 444kg(0) 4
2 4 7 ヒカルオオゾラ 牡4 56.0kg 武豊 1.46.0 3/4 514kg(+12) 1
3   8 17 グラスボンバー 牡8 56.0kg 勝浦正樹 1.46.0 ハナ 482kg(+2) 12
4   5 10 トウショウヴォイス 牡6 56.0kg 田中勝春 1.46.0 クビ 472kg(-8) 13
5 2 4 マイネルキッツ 牡5 56.0kg 後藤浩輝 1.46.1 クビ 484kg(-14) 6
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.8 - 10.8 - 11.6 - 11.9 - 11.8 - 11.7 - 11.1 - 11.6 - 12.6
上がり 4F 47.0 - 3F 35.3
2コーナー (*1,16)(3,7,18)(8,14)(4,11,13)(9,17)12(2,10,15)-6,5
3コーナー (*1,16,7)(3,18)(8,11,14)(4,17)12(9,13)(10,15)2=6-5
4コーナー 7(1,16,18)(3,8,11)(4,12,14)17(2,9,10,15)13=6-5

■レース回顧 ゴール間際の逆転劇・真一文字に突き抜けたサンライズマックス!
■レース解説

 メイショウレガーロが好スタートを決めて前に出るも、内からソーユアフロストが押してハナを奪う。ヒカルオオゾラ、イクスキューズ、ショウワモダンも前に行く。ファストロックはこれらから少し離れた6番手、直後にトーホウアランとマイネルキッツがつける。サンライズマックスは後方馬群の中。3コーナーを過ぎたところでヒカルオオゾラが先頭に替わる。ヒカルオオゾラ先頭で直線に向く。2番手は横一線。外からショウワモダン、内からマイネルキッツが追い上げるもヒカルオオゾラが先頭をキープ。残り100Mで内からトウショウヴォイス、大外からサンライズマックスとグラスボンバーが急追。サンライズマックスがゴール前で突き抜け、ヒカルオオゾラを捉えて交わす。


■レース回顧

 ハズレ。グラスとトウショウの追い込みにビビッた。どこにそんな力があったんだ?(^-^;)

 先行争いを制したのはソーユアフロスト。好スタートを決めたメイショウレガーロは2番手。ヒカルオオゾラもすぐにこの直後に取り付いていったのだが、行き脚が付き過ぎて掛かってしまった。武豊騎手は早くも腰を浮かせて押さえに入っていた。すぐ前にいたイクスキューズも掛かり気味。スローで推移するだろうという読みは破綻。1,000M通過58秒9。

 ヒカルオオゾラは3コーナーを過ぎて先頭に立ったところでようやく大人しくなった。直線に向いても跳びの大きな走法は衰えず、むしろ力強さを増していった。途中ショウワモダンに追いつかれながらも再び引き離し、先頭を死守。残り200Mを過ぎてもまだ後続に対して十分なリード。しかし残り100Mを切ったところで状況は一変。トウショウヴォイスが凄い勢いで内からやってきた。そして外からも2頭。

 ヒカルオオゾラは急に勢いが無くなってきた。トウショウヴォイスがヒカルオオゾラまであと1馬身と迫ったところでサンライズマックスとグラスボンバーが急追。この2頭は僅かな距離で一気に伸びてきた。ヒカルオオゾラが止まったからこのように見えたのか、それとも本当に凄い脚を使ったのか?ラップ構成からすれば前者だろうが、レースを見た感じでは後者。何はともあれサンライズマックスの末脚が際立った。

 サンライズマックスはラストで気を抜きかけたところを横山典弘騎手が鞭連打で叱咤激励。珍しく(?)本気追い。GIでは武豊騎手に頭が上がらないヨコテンだが、GIIIなら遠慮は要らないということか。真一文字に突き抜けて「1ゲット」。毎度の事ながら、ヨコテンのゴール後のリアクションはカッコイイ。ちなみにこの勝利で重賞通算100勝を達成したとのこと。喜びもひとしお。

 先行勢が振るわなかった中で、掛かり通しで2着を死守したヒカルオオゾラの強さも目立った。前走でハイペースを経験した後だっただけに、早々に掛かったのも分からないでもない。それにしてもグラスボンバーとトウショウヴォイスが来たのは理解不能。特にトウショウヴォイスの追い上げにはビビッた。暑い季節になると走るタイプなのだろうか。

 トーホウアランは考えていたよりも後方。直線に向いたところで早くも追っつけていてお釣り無し。外に持ち出すのも遅れ、外からやってきたサンライズマックスにも何の抵抗も示せなかった。瞬発力勝負に付き合えなかったのは問題あり。ファストロックは先行集団に加われず埋没。レースセンス抜群でも、肝心の能力が伴っていなかった。マイネルキッツは最内強襲が嵌りかけながら、ラストの一伸びを欠いた。


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