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第58回安田記念(GI)
2008年6月8日(Sun) 東京芝1,600M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 3 5 ウオッカ 牝4 56.0kg 岩田康誠 1.32.7 486kg(+8) 2
2   8 16 アルマダ セ7 58.0kg D.ホワイト 1.33.3 3 1/2 512kg(+6) 5
3 2 3 エイシンドーバー 牡6 58.0kg 福永祐一 1.33.4 3/4 464kg(+4) 9
4   7 14 エアシェイディ 牡7 58.0kg 後藤浩輝 1.33.4 アタマ 484kg(-10) 6
5 8 17 スズカフェニックス 牡6 58.0kg 武豊 1.33.4 アタマ 468kg(0) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.1 - 11.1 - 11.4 - 11.6 - 11.7 - 11.4 - 11.4 - 12.0
上がり 4F 46.5 - 3F 34.8
3コーナー 10-16(5,8,9)7(3,4,15)(2,11,17)(6,12,14)13(18,1)
4コーナー 10-(16,8)(5,9)(3,4,7,15)(2,6,11,17)(12,14)(18,1,13)

■レース回顧 府中で取り戻した威厳と輝き・先行策で鮮やか復活ウオッカ!
■レース解説

 ハイアーゲーム、スーパーホーネット、グレイトジャーニーが出遅れ。コンゴウリキシオーがアルマダを抑えてハナに立つ。アルマダの直後に早くもウオッカがつける。グッドババは好位集団の中、エイシンドーバーはその内を追走。スーパーホーネットは中団馬群、スズカフェニックスは外を通って徐々に進出。コンゴウリキシオーが3馬身のリード、アルマダが2番手、ウオッカは好位の内を回って直線に向く。アルマダが先頭を行くコンゴウリキシオーとの差を詰めていくも、ウオッカが内からアルマダ、コンゴウリキシオーを交わして先頭に踊り出る。アルマダが2番手で粘るも前との差は広がる一方。熾烈になる2着争いを尻目にウオッカがゴール。


■レース回顧

 ハズレ。ウオッカは今までワザと負けてたんじゃないの?グッドババはお庭に帰れ。(-_-)

 スーパーホーネット出遅れ。あーあ、やらかした。さて、まずはコンゴウリキシオー先頭…って、アルマダ頑張るなぁ。ホワイト騎手は横目で何度もコンゴウリキシオーを見遣って、行く気満々なのを確認するとすぐに引いて2番手を選択。競り合ったら共倒れ。ならば共存ってやつですね、分かります。で、早くもウオッカ。無理した形跡は無し。おー、ブラボー。

 ウオッカの後ろはゴチャゴチャとした追走。グッドババは馬群の中。悪くはない。スーパーホーネットは四方を塞がれた状態で中団。出遅れた時点で位置取りの選択権は無いか。スズカフェニックスは中団の外からジリジリと動いていった。うん、積極性が見られて宜しい。後ろのほうもゴチャゴチャとした感じ。前は先頭のコンゴウリキシオーと、2番手のアルマダが共にフリー。

 テン3ハロン34秒6、1,000M通過57秒9はこのクラスなら平均ペース。各馬の蹄跡からは土埃が舞い上がっていた。言うなれば後方から追い上げにくい馬場状態。勝ち負けした馬は軒並み前につけていて、かつ直線で内を通っていた。ウオッカはアルマダを内から追い抜き、コンゴウリキシオーを外から交わしていった。スイスイスーイで3馬身半。何これ、強いんですけど。

 ウオッカは元々中団より前で競馬をしてきた馬で、これが本来の勝ち方。今まで後方待機で届かずだったのはワザとやってたんじゃないの?といぶかしく思ってしまう。短い距離のほうが折り合いの心配が無くなる分良いのだろう。宝塚記念のファン投票では1位選出が濃厚だが、どうやらこのまま休養に入る模様。次なる目標はダイワスカーレットに一矢報いることか。

 アルマダはコンゴウリキシオーの出方次第でハナを奪うつもりでいたようで、序盤の行きっぷりが目を引いた。単独2番手を確保出来たのも大きく、馬場の内を通ってきっちり1,600Mを走り抜いた。アルマダが前に行く馬だったというのはリサーチ不足。確かに前走もグッドババよりも前につけて、先に追い出しをかけていた。コンゴウリキシオーは昨年に比べてローテーションに余裕が無かったのは否めない。

 香港勢はアルマダだけがプラス体重で、グッドババとブリッシュラックは二桁の馬体減だった。こんなん知ってたら買ってなかったって。勘弁してくれ。パドック見てもよー分からんし、どうにでもなーれって見てたら17着って。ゲラゲラ。日本競馬舐めんな!せいぜいお庭(香港)に帰って連勝してろ。で、日本には二度と来るな。こんな馬をウオッカより上位に取った自分が情けない。

 エイシンドーバーもウオッカらと同じく内を突いての追い上げ。今回は同馬の位置取りでギリギリ圏内、直線一気に賭けた馬には出番が無かった。スズカフェニックスは今年もエアシェイディに外からプレッシャーをかけられていた。直線半ばからずっと併せて、僅かに競り負け。スーパーホーネットは直線で馬群を捌くのに一苦労。やっとの思いでフリーの位置を確保ながら、そこからの伸びを欠いた。


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