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第122回目黒記念(JpnII)
2008年6月1日(Sun) 東京芝2,500M 3歳以上オープン ハンデ (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   3 5 ホクトスルタン 牡4 56.0kg 横山典弘 2.31.9 512kg(-4) 3
2 8 17 アルナスライン 牡4 58.0kg 和田竜二 2.32.0 クビ 544kg(-2) 1
3 1 1 ロックドゥカンブ 牡4 57.0kg 岩田康誠 2.32.3 1 3/4 510kg(+2) 2
4   1 2 フォルテベリーニ 牡6 54.0kg 福永祐一 2.32.3 ハナ 506kg(-2) 12
5   2 3 アイポッパー 牡8 58.5kg 藤田伸二 2.32.5 1 1/2 452kg(-2) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 7.3 - 11.4 - 11.6 - 12.3 - 12.1 - 12.0 - 12.3 - 12.4 - 12.2 - 12.0 - 11.5 - 12.3 - 12.5
上がり 4F 48.3 - 3F 36.3
1コーナー 5-(1,10)(3,8)2(17,16)(6,4)18,9(7,11)(12,15)(14,13)
2コーナー 5-10,1(3,8)(2,17)(6,4,16)-18,11,9(7,15)-12(14,13)
3コーナー 5,10(1,8)3,17,2(6,4)(16,15)(9,18,11)(7,12,13)14
4コーナー 5(1,10)(3,8)(2,17)15(6,4,13)16(18,12)9(7,11)14

■レース回顧 受け継がれたステイヤーの血・広大な府中を逃げ切ったホクトスルタン!
■レース解説

 ホクトスルタンが先手を奪う。ダブルティンパニー、ロックドゥカンブも前に行く。アイポッパー、ヒカリシャトルも差が無く続く。アルナスラインはそれらの直後につける。シルクネクサスは後方4番手、トーセンキャプテンは最後方待機。ホクトスルタン先頭のまま直線に向く。ホクトスルタンが最内を通って2馬身程リード。直後からロックドゥカンブ、外からアルナスラインが接近。アルナスラインがロックドゥカンブを交わしてホクトスルタンに詰め寄っていくも脚色は変わらず、ホクトスルタンがそのまま押し切る。


■レース回顧

 3連複1着抜けハズレ。あかん、切った馬に勝たれた。もうだめぽ。氏のう。(-_-)

 想定ではダブルティンパニーがもっとガリガリ行ってホクトスルタンと共倒れになるとみていたのだが、ダブルティンパニーが引いてホクトスルタンの単騎が成立。内田さんよぉ、ゴスホークケンやピンクカメオで逃げておいて、何で今回は2番手なのよ?1,000M通過60秒7。速過ぎると潰れるだけだし、遅過ぎても瞬発力勝負に巻き込まれて終了。速くなく遅くなくの微妙な塩梅。やるな、ヨコテン。

 ロックドゥカンブは序盤から行きたがっていた。ダブルティンパニーの側に置いて3番手を追走。アルナスラインは5〜6番手の外。これでもホクトスルタンからは5馬身程離れている。相手が楽逃げだし、これ以上離されると厳しい。シルクネクサスは後ろ過ぎ。武豊騎手は私と同じく、ホクトスルタンを舐めていたんだろうと思う。3コーナーを過ぎたところで詰めていっても無駄。

 ホクトスルタンは4コーナーから直線に向くところで手綱をガッチリ抑えられていた。いわゆる「おいでおいで」の状態。あかん、切った馬に勝たれそう。案の定、ホクトスルタンは最内に進路を採ってまた伸びた。ロックドゥカンブはモタついている。アルナスラインはまだ後ろ。何してんの、早く来い!…来た来たロックドゥカンブ、そしてアルナスライン。アルナスライン!アルナスライ…。ホクトスルタン。

 ホクトスルタンは前走で58kgを背負って3,200Mを先頭で引っ張ってコンマ5秒差なのだから、2,500Mは何でもなかったのだろう。バリバリのステイヤー血統が持たせた勝利。上がり3ハロンで36秒3を要す消耗戦になったことも、切れ味に乏しいホクトスルタンにとっては好都合だった。菊花賞組3頭の決着では面白くないとみて削った1頭が勝利。悲しい位に相馬眼が無い。氏ぬか。

 アルナスラインはホクトスルタンとは逆に、上がりを要す流れで追い上げに苦労した。内へヨレ気味だったように、58kgのハンデも微妙に響いたか。外を通って詰めてきた点は評価しておきたい。フォルテベリーニは馬場の内を通っての追撃。ロックドゥカンブは終始浮き足立っていたのと、ゴール前でアルナスラインに突き放されたのが気になった。休み明けを考慮に入れてもちょっと物足りない。

 勝負どころで外を回したシルクネクサス、トーセンキャプテンは追っている内に脚色が無くなった。今回はアルナスラインですら届くかどうか微妙だった。キングトップガンは馬群を縫いつつ、ラストは内に進路を採ってぐんぐん伸びていたのだが、いかんせん位置取りが後ろ過ぎた。ヒカリシャトルはアルナスラインから0秒8遅れて9着。実力通り。


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