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第44回金鯱賞(GII)
2008年5月31日(Sat) 中京芝2,000M 3歳以上オープン 別定 (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 12 エイシンデピュティ 牡6 57.0kg 岩田康誠 1.59.1 496kg(-2) 2
2   8 15 マンハッタンスカイ 牡4 57.0kg 芹沢純一 1.59.3 1 1/2 526kg(0) 11
3   2 4 カワカミプリンセス 牝5 55.0kg 武幸四郎 1.59.3 クビ 496kg(+2) 5
4   3 5 サクラメガワンダー 牡5 57.0kg 福永祐一 1.59.5 1 1/4 480kg(-2) 3
5   1 2 カネトシツヨシオー 牡5 57.0kg 幸英明 1.59.5 クビ 490kg(+2) 14
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:小雨、馬場:稍重)
ハロンタイム 12.4 - 11.4 - 11.5 - 12.3 - 12.3 - 12.1 - 12.0 - 11.6 - 11.5 - 12.0
上がり 4F 47.1 - 3F 35.1
1コーナー 12,15(4,5,11,17)(1,6,7)13(8,16)(2,14,9)-10=3
2コーナー 12-15(4,17)5(1,11)6,7(8,13)16(2,14,9)-10=3
3コーナー (12,*15,9)17(4,5)(6,7,13)(1,11)8(2,14)16-10=3
4コーナー (*12,15,9)-4(5,13)17(6,7)1(8,2)(11,14)-(10,16)-3

■レース回顧 自ら先手で悠々自適・力の違いを見せ付けたエイシンデピュティ!
■レース解説

 アドマイヤオーラ、スウィフトカレント、ヴィクトリーが出遅れ。カワカミプリンセスが前に出るも、エイシンデピュティが押してハナを奪う。続いてマンハッタンスカイが2番手につける。ローゼンクロイツも外から上がっていく。アドマイヤオーラは中団外、ヴィクトリーは大きく離れた最後方を進む。3コーナーを過ぎたところでマンハッタンスカイがエイシンデピュティに並びかけていく。更にマチカネオーラが外から一気に捲って前に並ぶ。アドマイヤオーラも大外を捲っていく。直線に向き、エイシンデピュティが最内から追い出して先頭。マチカネオーラは失速、マンハッタンスカイは2番手で踏ん張る。カワカミプリンセスが馬群を割って3番手に上がるもここまで。エイシンデピュティがマンハッタンスカイを楽に抑えてゴール。


■レース回顧

 ハズレ。ヴィクトリーでポツンとかあり得ん。故障してたとか、そんなの言い訳にならんだろ。(´・ω・`)

 アドマイヤオーラとスウィフトカレントが出負け。紐で買った馬がいきなり後方から。おいおい、しっかりしてくれよ。もう一頭、内で何かが出遅れた。…ヴィクトリー?しかもガッチリ抑えて最後方待機。ちょっ、おま、ぇぇえええ?向こう正面に到達した時点で1頭だけ10馬身以上取り残されての追走。フェブラリーSのフィールドルージュか?故障なら早く止めてやれ。

 先頭はエイシンデピュティ。誰も行かないなら俺が、といった感じの逃げ。手綱を短く持ってセーブ気味。マンハッタンスカイも馬なりで付いてきていた。ローゼンクロイツ、カワカミプリンセスも早めの競馬。アドマイヤオーラは中団外でやや持って行かれ気味。スウィフトカレントは実質最後方、ここから巻き返すのはかなり苦しい。ヴィクトリーはまだ走っていた。絶望的な位置取りは変わらず。

 3コーナーを過ぎたところで中団待機のマチカネオーラが一気に捲りをかけてきた。マンハッタンスカイもエイシンデピュティを追い抜いていく。更にアドマイヤオーラも大外から猛追。勝負どころで各馬が激しく動き出す中、エイシンデピュティだけが最内で馬なりを継続。直線に向いたところでエイシンデピュティが満を持して追い出すと、マチカネオーラは付いていけなくなった。

 エイシンデピュティが抜けて、マンハッタンスカイが2番手で喰らい付く。上位2頭はこれで確定。3着には好位からこれらを追ったカワカミプリンセスが入った。追い出すところで頭が高くなっていたが、ゴールにかけてグイグイ伸びていたのが印象的。ソフト仕上げでここまで走るのだからやはり力はある。何はともあれ、当初の予測通り先行勢が上位を占めた。

 アドマイヤオーラは勝負どころの追い上げが強引過ぎた。直線に向くまでに鞭が入って、すぐ内にいたサクラメガワンダーに接触して、その後もずっと競り合ってラストは根負け。渋った馬場に脚を取られたと言ってしまえばそれまでだが…。今回のように早仕掛けの展開になると非力な面が出てしまう。良馬場、直線だけの競馬で今一度見直したい。

 スウィフトカレントは渋った馬場だといつもこんな感じ。ヴィクトリーはやはりレース中に故障(右肩ハ行)を発症していた。ちなみに上がり3ハロン34秒3はメンバー最速だった。ローゼンクロイツは4コーナーで既に引き気味、直線半ばで競走中止。診断の結果、左第1指関節脱臼で予後不良となった。連覇を狙ったレースで散るとはこれ如何に。合掌。しかし今年は有力馬が次々と逝くなぁ。どうなってんの?


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