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第44回金鯱賞(GII) 2008年5月31日(Sat) 中京芝2,000M 3歳以上オープン 別定 (国際)[指定] |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | ワンモアチャッター | 差 | 89 | スタート下手で常に後ろから。詰めも物足りず。 | |
2 | カネトシツヨシオー | 追 | 93 | 京都金杯以降がイマイチ。相手も揃い苦しい。 | ||
2 | 3 | ヴィクトリー | 逃 | 88 | 簡単にタレ過ぎ。ただ今回は展開楽だけに注意。 | ☆ |
4 | カワカミプリンセス | 差 | 90 | 約1年振りの実戦。強めの稽古不足で見送り。 | ||
3 | 5 | サクラメガワンダー | 先 | 91 | 位置取り融通利く。出来れば上がりの競馬希望。 | |
6 | タスカータソルテ | 差 | 89 | 中京巧者だが中京記念は流れに恵まれた感。 | ||
4 | 7 | インティライミ | 差 | 96 | 前走一貫した流れで埋没。昨年3着も信頼劣る。 | |
8 | バトルバニヤン | 先 | 92 | この馬なりに走っているが重賞ではまだ力不足。 | ||
5 | 9 | マチカネオーラ | 差 | 87 | 叩いて復調気配も別定戦だと地力の差が出る。 | |
10 | スウィフトカレント | 追 | 89 | 前走久々の割に上々。積極性出せれば脈あり。 | △ | |
6 | 11 | ナムラマース | 先 | 87 | 稽古量充足も質がもう一つ。ここは叩き台か。 | |
12 | エイシンデピュティ | 先 | 95 | 前につけて勝ち負け優秀。小回りは御しやすい。 | ◎ | |
7 | 13 | アドマイヤオーラ | 差 | 97 | 瞬発力は現役屈指。速い流れも無難にこなす。 | ○ |
14 | アサカディフィート | 追 | 92 | 最後方から一気に突っ込む。届くかは時の運。 | ||
8 | 15 | マンハッタンスカイ | 先 | 89 | 前走健闘は軽量もアシスト。今回同型強く苦戦。 | |
16 | エリモハリアー | 追 | 94 | 一昨年久々で3着。仕上がり自体は悪くないが。 | ||
17 | ローゼンクロイツ | 先 | 88 | 前走先に動かされ沈没。消耗戦なら即巻き返し。 | ▲ |
■レース展望 強敵相手の2着を誇れ・小回りを押し切る先行力エイシンデピュティ |
■予想構築 このレースは例年時計が速く、かつ前につけた馬は簡単に止まらない。かつてタップダンスシチーが3連覇を達成したのも頷けるところ。勝ち負けする馬の殆どが重賞ウイナーで、前に行く馬も後ろから行く馬も相当レベルが高い。中京芝2,000Mはスタンド前を使った先行争いで一般に差し有利なのだが、このレースに限って言えば力のある先行馬を重点的に見ておきたい。 もう半分答えは出た。産経大阪杯でダイワスカーレットの2着に入ったエイシンデピュティ。一週前に栗東坂路4F51秒2(−1F12秒9)、今週は4F54秒1−1F12秒8。この馬なりに順調。岩田騎手が跨ってコケたのは横一線からの追い出しを強いられた東京新聞杯(7着)のみ。小回りコースで先に抜け出すという状況を作ってしまえば簡単には差せない。 アドマイヤオーラは当然のように上がり3ハロン33秒台をマークする瞬発力の塊。ただ鳴尾記念と京都金杯ではその脚を使ってエイシンデピュティに迫りながら差せなかった。距離が延びて逆転かと言われるとそうでもなく、エイシンデピュティも前走で距離の目処は立っている。前走は後方の内につけて馬群を捌けずといった内容で度外視。追い切りは相変わらず終い重点。 ローゼンクロイツは前傾ラップの鬼。中京芝2,000Mでやたら強いのがその証拠。では何故前走負けたのか?理由は簡単、前傾ラップにならなかったから。昨年ローゼンクロイツが勝った金鯱賞は前半57秒6−後半59秒6。今年の中京記念は60秒4−58秒0。今回前傾ラップになる保証はどこにも無いのだが、少なくとも中京記念よりは厳しい流れになるとみている。だって今回のほうが面子揃ってるし。 スウィフトカレントは昨年2着。中京は4戦して【1・3・0・0】(100.0%)のオール連対。後方待機型で位置取りの制約は付きまとうが、内を突いたり外を捲ったりと意外に器用な一面を持っている。ラスト差し込んで2〜3着というシチュエーションにはバッチリ嵌りそうなので狙ってみたい。ヨコテンをヴィクトリーに取られたのが惜しい。 ヴィクトリーが単騎を奪えそうなメンバー構成。近走がだらしないとは言っても皐月賞馬、楽に行けるようならその皐月賞の再現があっても文句は言えない。追い切りも併走から先に抜けながら差し返された前走に比べれば大分マシ。ヨコテンがスウィフトカレントを蹴ってわざわざこちらに乗りに来たのも怪しいし、一応マークしておく。 前傾ラップということで真っ先に頭に浮かんだのはローゼンクロイツとカワカミプリンセス。しかしカワカミプリンセスは追い切りの負荷が少ない。コースで単走馬なりばかり。一週前に併走でビッシリ追って、今週もまた馬なり。先週のトールポピーのようなことがあるので、「追い切り軽い=やる気無し」という短絡的思考は慎みたいのだが、やはり今回は見送りが賢明だろう。 ◎エイシンデピュティ ○アドマイヤオーラ ▲ローゼンクロイツ △スウィフトカレント ☆ヴィクトリー ■馬券構築 エイシンデピュティとアドマイヤオーラ2頭軸の3連複流し。 [3連複] エイシンデピュティ−アドマイヤオーラ−ローゼンクロイツ 40% [3連複] エイシンデピュティ−アドマイヤオーラ−スウィフトカレント 30% [3連複] エイシンデピュティ−アドマイヤオーラ−ヴィクトリー 30% |