HOME > 重賞回顧 > 第56回京都新聞杯

第56回京都新聞杯(JpnII)
2008年5月10日(Sat) 京都芝2,200M 3歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 11 メイショウクオリア 牡3 56.0kg 岩田康誠 2.18.4 456kg(+2) 2
2   3 5 ロードアリエス 牡3 56.0kg 鮫島亮太 2.18.4 アタマ 494kg(+2) 9
3   2 4 マイネルローゼン 牡3 56.0kg 藤岡佑介 2.18.4 アタマ 492kg(0) 6
4   2 3 ホワイトピルグリム 牡3 56.0kg 田中学 2.18.6 1 1/2 454kg(+4) 11
5   4 8 ブラストダッシュ 牡3 56.0kg 武豊 2.18.7 3/4 468kg(-2) 1
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:雨、馬場:稍重)
ハロンタイム 12.9 - 11.4 - 13.0 - 13.2 - 13.2 - 13.7 - 12.8 - 12.1 - 11.7 - 12.0 - 12.4
上がり 4F 48.2 - 3F 36.1
1コーナー 4(5,8,15)1,11(6,7)(2,10)(3,9,12)(13,16)14
2コーナー 4,8(5,15)(1,11)(6,7,10)2(3,9,12)16,13,14
3コーナー (*4,15)(8,14)(7,10)(5,11)9(1,12,16)(6,3)(2,13)
4コーナー (*4,8,15)(5,11,14)(7,10)1(6,9,16)(3,13)12-2

■レース回顧 雨降って地固まる・賞金加算で晴れの舞台へ進撃メイショウクオリア!
■レース解説

 マイネルローゼン、ブラストダッシュと前に行く。マイネルローゼンが最初のコーナーでハナを奪う。ブラストダッシュが2番手、ロードアリエスが3番手につける。メイショウクオリアは5番手につける。ヒルノラディアンは後方馬群、フィッツロイは最後方付近を追走。マイネルローゼンのリードは僅か、後続一団のまま3コーナーをカーブ。グローリーシーズとヨドノヒーローが外から早めに進出。前が固まった状態で直線に向く。マイネルローゼンが依然先頭、ブラストダッシュとロードアリエスがこれを追う。馬場の中央からメイショウクオリアが進出。メイショウクオリアがブラストダッシュを交わし、内で食い下がるマイネルローゼンとロードアリエスを抑えてゴール。


■レース回顧

 ハズレ。前に行く馬を軽視し過ぎた。トイレ用洗剤でも買ってこよう…。(-_-)

 何が逃げるのか分かっていても、その馬に脅威を感じなければ無視をするというのはありがちなのだが、それではいつまで経っても大きな馬券は獲れない。チキリボーイが行き脚つかなかったことで、マイネルローゼンの単騎逃げが確定。ブラストダッシュ、ロードアリエスは番手を決め込んだ乗られ方。馬場は稍重、1,000M通過63秒7。あーあ、今週はつまらん競馬だ。

 3コーナーの頂上に差し掛かったところでヨドノヒーローが外から捲っていった。これにつられて動いた馬も少なからずいて、中団以降はグダグダになっていた。ヨドノヒーロー自身も直線に向くところでヘトヘト。前を行くマイネルローゼン、ブラストダッシュ、ロードアリエスはマイペースで最内を立ち回って直線へ。メイショウクオリアも直後でピッタリと付いてきていた。

 前半ソロソロ行った馬が直線でバテるはずもなく、マイネルローゼンが二の脚を使って先頭をキープ。2番手でこれを追ったブラストダッシュのほうが遅れ始めた。ロードアリエスも内でフラフラしてなかなか加速が乗らない。と、そこへやって来たのがメイショウクオリア。ただゴールまで激しく手綱が動いての差し切りで、見た目には重く映った。自身も前につけていて、流れに乗れた分の勝利と言えなくもない。

 結局のところ、渋った馬場とドスローで前が残っただけの凡戦。勝ち時計2分18秒4は芝2,200Mで行われた'02年以降の過去6年でダントツに遅い。今回と同じ稍重で行われた'05年(勝ち馬:インティライミ)ですら2分13秒0だった。幾らクラシック戦線が低レベルといえど、この組からダービーの好走馬が出るとは考えにくい。皐月賞組のほうがまだマシ。

 ほぼ同時刻に行われたプリンシパルSも皐月賞13着のベンチャーナインが勝ち、18頭立て最低人気のアグネススターチが単騎で逃げ粘って2着。ベンチャーナインやロードアリエスなど、クラシックを意識した一戦で1勝馬が普通に通用してしまうのはある意味悲しい。とか何とか言いながら、自分でもちゃっかりフィッツロイ(1勝馬)をマークしていたんですけど。

 フィッツロイは確かに外を確保出来ていたがそれだけ。ただこの馬場と展開で6着なら期待通りの走りと受け取って良さそう。長い目で見守りたい。ブラストダッシュはラストの失速が不可解。僅かに距離が長かったのか。ポーラーライツは3コーナーでヨドノヒーローにつられて動いた分詰めを欠いた感。リッカロイヤルは連闘で動きが悪かった。ミダースタッチは前走以上に展開にやられた。距離もありそう。


■このレースの展望へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.