HOME > 重賞展望 > 第56回京都新聞杯

第56回京都新聞杯(JpnII)
2008年5月10日(Sat) 京都芝2,200M 3歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ゴールデンルーヴェ 76 馬体重減続く中での連闘。いわゆる無理強い。  
2 ミダースタッチ 80 前走最後方に構えて不発も差脚は見限れない。
2 3 ホワイトピルグリム 75 4角追っ付けての大外強襲も展開嵌った感あり。  
4 マイネルローゼン 66 ほぼ野放しで押し切る。既勝馬相手では苦しい。  
3 5 ロードアリエス 73 前走単独2番手からラスト力尽く。力はあるが。  
6 チキリボーイ 65 前走早めに寄られた分考慮も力不足否めず。  
4 7 リッカロイヤル 72 前々走は4角大外が痛手。余力次第だが注意。
8 ブラストダッシュ 75 前走ドスローで前に付けた者勝ち。評価微妙。  
5 9 クリノコブオー 63 初芝の前走見せ場皆無。ここも付いて回るだけ。  
10 ポーラーライツ 72 上位2頭に並べずの前走不満。差し込みで一考。
6 11 メイショウクオリア 79 前走上がりの競馬に対応。好位付けで手堅い。
12 ヒルノラディアン 74 ゴール前の大接戦で先んじるも切れ味に不安。  
7 13 フィッツロイ 65 揉まれず行ければ切れ味抜群。外差しで妙味。
14 ヨドノヒーロー 67 前走好位付けから楽勝も相手に恵まれた感。  
8 15 グローリーシーズ 65 前走4角で窮屈になるも結局楽勝。センスある。  
16 シャイニングデイ 73 前走前に行かない時点で終了。重賞では辛い。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 前哨戦で見せた決め手尊重・低レベル組の反抗メイショウクオリア
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【上位馬通過順一覧('02年以降)】
年度 馬場 頭数 1,000M 上り3F 決着時計 1着通過順 2着通過順 3着通過順
'02年 15 60.0 35.3 2.12.5 5-5-7-9 5-5-5-5 10-9-7-9
'03年 14 61.1 34.9 2.15.4 11-10-7-7 10-11-12-12 11-12-10-7
'04年 11 59.7 34.5 2.11.9 10-10-10-10 9-9-9-7 5-5-5-4
'05年 稍重 15 60.2 36.3 2.13.0 15-15-14-7 13-14-10-11 12-12-15-11
'06年 10 62.8 33.5 2.14.8 2-2-2-1 5-4-3-4 4-4-6-4
'07年 15 60.5 35.3 2.13.5 8-8-9-9 14-13-12-11 5-5-5-7

 京都新聞杯は当初、京都4歳特別('00年廃止)を引き継ぐ形で2,000Mの内回りコースを使用していたが、'01年のGII格上げを経て'02年に2,200Mの外回りコースを使用する現在の施行条件に定着した。一昨年こそ有力馬が後方で牽制し合って共倒れとなったものの、その他の年は概ね差し優勢の傾向を示している。3コーナーの下りからペースアップ、先行勢が抜け出したところへ後方待機勢が襲い掛かるというのが例年のパターン。

 前走で芝の500万クラスを使って連対していた馬は延べ30頭が出走して【2・7・1・20】(30.0%)、単勝回収値98・複勝回収値169とかなりのパフォーマンスを実現している。今年の該当馬はホワイトピルグリム、リッカロイヤル、ブラストダッシュ、メイショウクオリア、ヒルノラディアンの5頭。このうち上がりを要した中での差し込みだったホワイトピルグリムとヒルノラディアン、ドスローで前につけて押し切っただけのブラストダッシュは差し&切れ味重視の本レースには不適格とみて消してみる。

 メイショウクオリアは内から瞬時に抜け出した前走が好感。渋った馬場もラジオNIKKEI杯2歳S(3着)で予習済み。ラジオNIKKEI杯2歳Sは低レベル?牡馬全体が低レベルだから問題無いっしょ。リッカロイヤルのはなみずき賞は4コーナーで外に膨らんで距離ロス。仕切り直しの前走で前残りを綺麗に差して2勝目。父シーロは渋った芝でGI3勝(仏GI・グランクリテリウム、仏GI・リュパン賞、米GI・セクレタリアトS)。

 3年前の勝ち馬インティライミの半弟・フィッツロイにも注目。この馬は他馬に寄られると走る気を失くすようなところがある。逆に言えば、他馬の干渉を受けない外に持ち出せれば伸びるということ。佐藤騎手に乗り替わった3走前は内枠が祟って外に持ち出すのに梃子摺っていた。ここ2戦は外を意識して乗られている。今回は外寄りの枠をゲット。美味しい。

 ポーラーライツは3走前の中京で大外を捲って突っ込んだレースが印象的。負けはしたが控えたほうが味が出るタイプかもしれない。穴はミダースタッチ。毎日杯でアドマイヤコマンドにクビ差の実績が光る。前走1番人気で大敗して、今回は一転人気薄。人気薄の差し馬がバンバン飛んでくるレースだけに前走だけで見限ってしまうのは危険。今週の栗東坂路は4F51秒8(1F13秒1)の自己ベスト。

◎メイショウクオリア
○フィッツロイ
▲ポーラーライツ
△リッカロイヤル
☆ミダースタッチ


■馬券構築

 メイショウクオリア1頭軸の3連複流し。

[3連複] メイショウクオリア−フィッツロイ−ポーラーライツ 30%
[3連複] メイショウクオリア−フィッツロイ−リッカロイヤル 20%
[3連複] メイショウクオリア−フィッツロイ−ミダースタッチ 20%
[3連複] メイショウクオリア−ポーラーライツ−リッカロイヤル 10%
[3連複] メイショウクオリア−ポーラーライツ−ミダースタッチ 10%
[3連複] メイショウクオリア−リッカロイヤル−ミダースタッチ 10%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.