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第137回天皇賞・春(GI) 2008年5月4日(Sun) 京都芝3,200M 4歳以上オープン 定量 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | △ | 8 | 14 | アドマイヤジュピタ | 牡5 | 58.0kg | 岩田康誠 | 3.15.1 | − | 494kg(-8) | 3 |
2 | ▲ | 5 | 8 | メイショウサムソン | 牡5 | 58.0kg | 武豊 | 3.15.1 | アタマ | 514kg(-4) | 2 |
3 | ○ | 8 | 13 | アサクサキングス | 牡4 | 58.0kg | 四位洋文 | 3.15.5 | 2 1/2 | 500kg(-4) | 1 |
4 | 3 | 4 | ホクトスルタン | 牡4 | 58.0kg | 横山典弘 | 3.15.6 | 3/4 | 516kg(+6) | 6 | |
5 | 2 | 2 | アドマイヤフジ | 牡6 | 58.0kg | 川田将雅 | 3.15.8 | 1 1/4 | 530kg(-8) | 10 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 13.3 - 12.1 - 11.4 - 12.2 - 12.1 - 12.2 - 11.8 - 12.8 - 12.6 - 12.5 - 12.7 - 12.3 - 11.8 - 11.3 - 11.5 - 12.5 上がり 4F 47.1 - 3F 35.3 1コーナー 4,6(11,13)5,12(2,10)(7,8)14,9-3-1 2コーナー 4-6,11,13(5,12)10,2(7,8)14,9,3-1 3コーナー(2周目) 4-(11,13)(6,10)(5,12,8)2(7,14)3,9-1 4コーナー(2周目) 4,13(11,8)(5,14)10(7,12)2,3,6(9,1) |
■レース回顧 昨年の覇者を猛然差し返し・真の実力見せ付けたアドマイヤジュピタ! |
■レース解説 アドマイヤジュピタが出遅れ。ホクトスルタンがハナに立つ。アサクサキングスは5番手の外につける。メイショウサムソンは中団の外、ドリームパスポートはその内を追走。アドマイヤジュピタはその後ろにつける。ホクトスルタンが先頭、3馬身開いてアドマイヤメインが続く。2周目3コーナー手前でメイショウサムソン、続いてアドマイヤジュピタが徐々に進出。ホクトスルタンのリードは依然3馬身、アサクサキングスが外を回って単独2番手に上がる。その後方からメイショウサムソンも勢い良く進出、直後からアドマイヤジュピタも上がってくる。直線に向いたところでホクトスルタンのリードは僅か。アサクサキングスが外からこれを交わしに掛かるところへ、更に外からアドマイヤジュピタが接近。その間を突いてメイショウサムソンも追い上げる。一旦はメイショウサムソンが前に出るも、ゴール前でアドマイヤジュピタが差し返す。 ■レース回顧 ハズレ。久し振りに「競馬」を観た。ドリパスは全然アカンかったな…。(-_-) 最後にゲート入りしたアドマイヤジュピタがいきなり出遅れ。すぐに戦列に復帰したものの、これで後方からの競馬を余儀なくされた。早くも有力馬の一頭が消えたか?先行争いは起こらず、ホクトスルタンがすんなり先頭を確保。アサクサキングスは好位を確保。アドマイヤメインは控え目。メイショウサムソンは出たなりの位置で静観。ドリームパスポートはその内。 スタンド前の通過でアドマイヤメインが2番手に上がってきたものの、ホクトスルタンに競りかけていくような素振りは無し。この時点でホクトスルタンのマイペース単騎が成立。まあ馬は弱いだろうから放っておいて良し。…サンバレンティンはともかく、アドマイヤモナークは控え過ぎだろ。こんなところから届くかっつーの。アホかアンカツ。 向こう正面に入っても中弛みの無い引き締まった流れ。ホクトスルタンは依然としてマイペースを継続。そろそろ潰しに掛からないとマズイ。3コーナーの丘を登り切ったところでまずメイショウサムソンがじわじわと動いていった。来た来た。アドマイヤジュピタもこれをみて前へ。手応えは良さそう。ホクトスルタンの手はまだ動かない。ここで捉えられないとちょっと辛いぞ。 アサクサキングスがジワリと動いて2番手。と、そこへ来ましたメイショウサムソン。持ったままでグングン進出。紛れも無く、好調時のメイショウサムソンの動きそのもの。鞭を振るって四苦八苦のポップロックを涼しい顔で追い抜いていった。更にその後ろからアドマイヤジュピタも溢れるような手応えで付いてきた。4コーナーで前が密集。これはすげー追い比べが見られそうだ。 アサクサキングスがホクトスルタンを捕まえに行くが、ちょっと外へモタれ気味で加速が乗らない。その外からアドマイヤジュピタ。えっ、もう来たの?直後に迫ったメイショウサムソンを寄せ付けずグングン加速。しかしメイショウサムソンも負けてはいない。鞭を振るって応戦すると、アサクサキングスとアドマイヤジュピタの間を突いて一気に伸びてきた。おおお、すげー。走る気満々じゃん。 メイショウサムソンが勢い余って(?)先頭。やはり二冠と天皇賞春秋連覇の力は本物だった。アドマイヤジュピタ、残念だったね。って、差し返すのかよ!アドマイヤジュピタにあんな底力があるとは…。メイショウサムソンにしてみれば狐に摘まれたような敗戦。毎週のように前残りのくだらんレースばかり見せられて辟易としていたのだが、今回久し振りに「競馬」が見られてホッとした。 出遅れを逆手に取って差す競馬で大成したアドマイヤジュピタ、オート捲りで復調をみせたメイショウサムソン。今回の天皇賞はこの2頭の独壇場だったと言っても過言ではない。アサクサキングスはこれら2頭から2馬身半も遅れた。直線横並びから完全に遅れたのは印象が悪い。苦しくなるとモタれるのは菊花賞時と同じ。上位2頭とは大きな隔たりを感じた。 ホクトスルタンはレースを引っ張っての4着。思ったより頑張った。今回もアサクサキングスに先着出来なかったが、その差はコンマ1秒。メジロアサマから続く天皇賞4代制覇の夢はこれで終わった訳ではない。来年以降の再チャレンジを楽しみに待ちたい。アイポッパーとポップロックはいずれも勝負どころで一杯。寄る年波には勝てないか。アドマイヤモナークは後ろ過ぎて論外。 ドリームパスポートは勝負どころで置かれ始め、直線で鞭を入れても無反応。馬場の内側は適度に荒れていたようで、蹄跡から砂埃が上がっていた。アドマイヤジュピタやメイショウサムソンが通った大外は砂埃が上がらずの綺麗なままだった。アドマイヤフジが大外から5着まで押し上げていたことからしても、今回は通ったコースの差があったかもしれない。 |