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第13回アンタレスS(GIII)
2008年4月27日(Sun) 京都ダート1,800M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 8 15 ワンダースピード 牡6 56.0kg 小牧太 1.50.5 472kg(-6) 7
2   6 11 ドラゴンファイヤー 牡4 57.0kg 福永祐一 1.50.7 1 1/4 464kg(+2) 8
3   7 13 サンライズバッカス 牡6 58.0kg 安藤勝己 1.50.8 1/2 484kg(+6) 5
4 3 5 フィフティーワナー セ6 56.0kg 岩田康誠 1.50.9 1/2 492kg(+12) 1
5   6 12 チャンストウライ 牡5 57.0kg 下原理 1.51.0 1/2 520kg(0) 13
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 11.6 - 12.8 - 12.7 - 12.5 - 12.1 - 11.9 - 12.0 - 12.5
上がり 4F 48.5 - 3F 36.4
1コーナー 5(9,15)7(14,16)(11,12)-(4,8)-6,13,3-10(1,2)
2コーナー 5(7,9,15)(11,12,14,16)-4,8,6,13,3(10,2)1
3コーナー (*5,9)(7,15)(11,16)(12,14)(4,8,3)(13,2)(6,10)1
4コーナー (*5,9)15,7(11,16)(12,3)(4,14)13,2,8(6,1)10

■レース回顧 有り余る速さを存分に発揮・好位追走から突き抜けたワンダースピード!
■レース解説

 フィフティーワナーが先手を奪う。マルブルリード、チャンストウライ、ワンダースピードがこの直後に入る。ドラゴンファイヤーは内で早めの5番手、ゲイルバニヤンもこれと並んで追走。サンライズバッカス、ロングプライドは中団後方、メイショウトウコンとナナヨーヒマワリは最後方を進む。フィフティーワナーが僅かに先頭で直線に向く。フィフティーワナーがマルブツリードを振り切ったところへワンダースピードが接近、並ぶ間もなく交わして先頭。後方から迫ったドラゴンファイヤー、サンライズバッカスを問題にせずゴール。


■レース回顧

 ハズレ。フィフティーは罠だったか…。紐で抑えた後方待機勢もキレイに飛んじゃった。(´・ω・`)

 「京都のダートは前残りィぃぃ!」。これだけで今まで何度も美味しい馬券を手にしてきた。「京都のダートで追い込み馬が人気になっている時は疑え!」というポリシーもあったのだが、今回は華麗にスルー。ナナヨーヒマワリ、メイショウトウコン、ロングプライド。全部筋金入りの追い込み馬。力で何とかなるか、という甘い考えがあったのだろう。しかしその考えもパサパサの馬場を見て消し飛んだ。

 フィフティーワナーが馬なりで先頭を確保。しかし直後からマルブツリードがまとわりついてきた。最初のコーナーを回ってから、半馬身差でピッタリとついてきている。ワンダースピード、アドマイヤミリオンも1馬身の圏内。ペースは緩い(1,000M通過62秒0)けど、何か嫌だなぁ。後ろの連中はアクション無し。1コーナーで物凄い砂煙が起こってたし、差し利かんのとちゃうか?あー、本格的に嫌な予感が…。

 4コーナーにかけて後続が進出開始。ロングプライドとメイショウトウコンが外を捲って動いていく。しかし中団以降が膨れて大外を回らされる羽目に。ナナヨーヒマワリも大外最後方を回っている。あーあ、完璧にオワタ。前ではフィフティーワナーがラストスパートの態勢。直後に迫ったマルブツリード、ワンダースピードを含めた3頭の中から勝ち馬が出るな、これは。

 フィフティーワナーはマコトスパルビエロに悪戦苦闘だったマーチS当時よりは手応えを残していた。マルブツリードを引き付けてから引き離すことに成功。やれやれ…と思った次の瞬間、ワンダースピードがフィフティーワナーを一気に追い抜いていった。速えーよ。ゴール手前でソラを使って急激にスピードが落ちたが、勝敗には何の影響も無かった。

 ワンダースピードはフィフティーワナーの失速に合わせてよく伸びた。緩い流れで好位の外という位置取りも抜群。オープン入りしてから崩れたのは昨年のジャパンCダートのみの堅実派。何より速い。フィフティーワナーはこのペースで行けてラスト失速なのだからちょっと心配。マルブツリードのまとわりつきも通常の範囲で、これが敗因とも考えられない。

 ドラゴンファイヤーは前走以上に積極的な位置取りを敷いてきた。今回から装着したチークピーシズの効用もあったようだ。今回の競馬が付け焼刃でないならこの後も楽しめそう。サンライズバッカスは地力だけで持ってきた形。今回後ろにつけて勝負になったのはこの馬位。しかも58kgを背負って上がり最速(35秒5)。スゲーよ。

 ロングプライドは4コーナーで早めに動いたものの、前との差が開き過ぎていて話にならなかった。今回は出遅れなかっただけマシ。問題は1枠の2頭。この馬場とこのペースで後ろから行った時点で勝ち目無し。最終レースが1分51秒7で決着していることからすると、暴論にはなるがナナヨーヒマワリとメイショウトウコンはそこでも差し届かなかったことになる。融通が利かない馬は何かと損をする。


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