HOME > 重賞回顧 > 第5回福島牝馬S

第5回福島牝馬S(GIII)
2008年4月26日(Sat) 福島芝1,800M 4歳以上オープン 別定 (牝)(国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   1 2 マイネカンナ 牝4 54.0kg 吉田隼人 1.47.1 426kg(-2) 3
2   6 11 ハロースピード 牝4 54.0kg 松岡正海 1.47.1 ハナ 440kg(-10) 4
3 5 9 ザレマ 牝4 54.0kg 柴田善臣 1.47.2 3/4 538kg(+4) 1
4 4 7 ヤマニンメルベイユ 牝6 56.0kg 柴山雄一 1.47.2 ハナ 468kg(-12) 2
5   2 3 タイキマドレーヌ 牝5 54.0kg 北村友一 1.47.3 クビ 438kg(+4) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 11.4 - 11.8 - 12.3 - 12.0 - 11.5 - 11.6 - 11.7 - 12.4
上がり 4F 47.2 - 3F 35.7
1コーナー 10(1,7,16)9(3,15)2,5(4,6,8)(11,12)(13,14)
2コーナー 10(1,7,16)9(2,3,15)5(4,6,8)(13,11)12-14
3コーナー 10(7,16)(1,9)2(13,15)5(3,6,8)(4,11,12)14
4コーナー (*10,7)(13,16,9)1(5,2)(3,15,6)(4,11,8)(14,12)

■レース回顧 中団待機と外差しの二重奏・勝つための施策に応えたマイネカンナ!
■レース解説

 トウカイオスカーが浮き上がるようなスタート。ショウナンタレントがハナを奪う。ヤマニンメルベイユ、ピースオブラヴ、ユキノマーメイドが2番手に並ぶ。少し離れてザレマが追走。マイネカンナは中団の内、トウカイオスカーが後方から内を通って上がっていく。ハロースピードは後方の外を進む。3コーナーを過ぎ、ヤマニンメルベイユがショウナンタレントに並びかけていく。ザレマも外から進出。前が2頭並んで直線に向く。ヤマニンメルベイユが先に抜け出したところをザレマが並びかけて競り合うところへ外からマイネカンナ、更にその外からハロースピードが強襲。マイネカンナ、ハロースピード共譲らず並んでゴール。


■レース回顧

 ハズレ。マイネカンナが中団につけていたのを見て諦めた。国枝さんとこすげーな。(-_-)

 普段から中央開催、それも重賞にしか手を出していないので、ローカルの馬場状態のチェックは流し見程度にしかやっていない。今週から仮柵を設けたBコース使用ということで、馬場差は無いだろうと楽観視していたのだが、馬場の内は明らかに荒れていた。これは3コーナーから4コーナーにかけての攻防で砂埃が起きていたことからも窺える。最終週ではないにしろ、外差しが効きやすい馬場になっていた。

 レースは見立て通りショウナンタレントの逃げで開幕。直後にヤマニンメルベイユらが入るのも想定通り。ザレマはこれらの直後。イイヨイイヨ。って、何でこんなところにマイネカンナがいるの?ザレマから2馬身の圏内。ヤバイヨヤバイヨ。いつもと違う位置取りでバテるのを祈るしかない。ヴィクトリアアイは離れた最後方。何やってんだ赤木…。

 1,000M通過59秒9もほぼ想定通り。ただ後続も思ったよりしっかりついてきていて、展開利は感じなかった。ヤマニンメルベイユが馬なりで前に並びにいくと、ザレマも外から力で捲り上げていった。ちょっと余計な脚を使っちゃったっぽいけど、大丈夫かな?マイネカンナもザレマの後を追って捲り上げてきた。付いて来るな、シッシッ。

 例の如くヤマニンメルベイユが先に抜け出したところへザレマがあっという間に追いついた。よーし、そのまま。って、やっぱり来ちゃったよ。マイネカンナ。更に外からハロースピード。お前、短い直線でも届くのかよ。完全に読み違えた。1着2着、3着4着共に同着じゃないのかと思えるほどの大接戦。娯楽堂競馬会の更新が大変になるから同着は勘弁。判定の結果、マイネカンナに軍配。

 マイネカンナは道中内を走っていたはずが、4コーナーから直線に向く際には外に持ち出していた。まるで勝負どころの馬場悪化を見越していたかのような乗り方。ある程度前につけた位置取りも絶妙だった。決め手を犠牲にしつつ外からけしかけ、ハロースピードの追撃をギリギリ凌いでの勝利。吉田隼人騎手はこれが2度目の福島牝馬S制覇。「吉田隼人は福島の外差しで注意」。メモっとこ。

 ハロースピードは後方から4コーナーで大外をぶん回して僅差なのだから、モロで外差しの恩恵に与った形。先に抜け出したヤマニンメルベイユらが少し剥げた芝の上で競り合っていたのに対し、ハロースピードは蹄跡一つ無い綺麗な馬場の上を単独で走ることが出来た。跳びの大きな馬で、見た目にもダイナミックな追い上げだった。

 ザレマ、ヤマニンメルベイユは荒れた馬場で先に抜け出した分の負け。いずれも勝負どころからの進出で、後続の差し込みに対しては無防備だった。自分の中で馬場差が無ければ前が残る、という読み違いもあった。それほど負けていないのがせめてもの救い。しかしザレマは勝てないなぁ。とりあえず馬体は絞ってくれ。

 後ろから突っ込んでくると読んだダンスオールナイト、ヴィクトリアアイはいずれも見せ場無し。ダンスオールナイトは工夫の無い後方待機から4コーナーで先にハロースピードに入られる苦しい競馬。鞍上の三浦皇成騎手は上位クラスではまだまだ青い。1年生に対して厳しい言い方になるが、ヘタクソ。こっちは大事なお金賭けてるんだもん。新人だからって大目に見たりしないよ。頑張って見返してくれ。


■このレースの展望へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.