HOME > 重賞回顧 > 第39回読売マイラーズC

第39回読売マイラーズC(GII)
2008年4月19日(Sat) 阪神芝1,600M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 2 3 カンパニー 牡7 58.0kg 横山典弘 1.33.6 466kg(+6) 1
2   6 11 ニシノマナムスメ 牝4 55.0kg 吉田隼人 1.33.6 クビ 446kg(+2) 8
3 4 6 エイシンドーバー 牡6 58.0kg 福永祐一 1.33.7 1/2 460kg(-4) 3
4 3 5 ハイアーゲーム 牡7 57.0kg 藤岡佑介 1.33.9 1 514kg(-10) 6
5 7 13 キングストレイル 牡6 57.0kg 安藤勝己 1.33.9 ハナ 500kg(-2) 5
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.8 - 11.3 - 11.4 - 11.7 - 11.6 - 11.2 - 11.2 - 12.4
上がり 4F 46.4 - 3F 34.8
3コーナー 14-(4,9)-10(3,13)5(1,11)-(7,6)-8,12,2,15
4コーナー 14,9,4(10,13)(3,5)11,1(7,6)-8,12,2-15

■レース回顧 前行く器用さ身に付け躍進・充実の重賞連勝カンパニー!
■レース解説

 ドリームジャーニーが出遅れ。ショウワモダンが前に出るも、コンゴウリキシオーが外から押してハナを奪う。マルカフェニックス、ダイナミックグロウも前に行く。カンパニーは内の5番手を進む。エイシンドーバーは中団やや後方、ドリームジャーニーは最後方待機。コンゴウリキシオーが僅かに先頭、マルカフェニックスが直後まで押し上げて直線に向く。最内からショウワモダンも接近。中団からカンパニー、キングストレイル、ニシノマナムスメ、更に大外からエイシンドーバーが追い上げていく。坂下でカンパニーがコンゴウリキシオーを交わして先頭。カンパニーが外から迫ったニシノマナムスメを振り切る。


■レース回顧

 3連複2着抜けハズレ。西の愛娘が激しく要らない件について審議いたします。ヽ(`Д´)ノウワァァン!

 最後にゲートに収まったドリームジャーニーが出遅れ。場内が軽くざわめいた。つーか、何でこの馬が2番人気になってんの?改めてユタカ人気は凄いなぁと思った。前を見遣ると、コンゴウリキシオーがショウワモダンを交わして先頭。但し押し通しで、好調時の素軽さは感じられなかった。注目のカンパニーは無理せず内でジッとしていた。正真正銘の馬なり。

 1,000M通過58秒8は昨年(58秒2)とほぼ同じペース。しかし今年はマルカフェニックスらが直後でしっかりと付いてきていて、展開利は無いに等しかった。直線に向いてからのコンゴウリキシオーの脚色は平凡だったが、これを追ったマルカフェニックスやショウワモダンはもっと平凡だった。後はタレるばかりとなった先頭グループ。カンパニーはそこを楽々と交わしていった。

 カンパニーは直線に向いたところでマルカフェニックスの外へ持ち出し、手綱捌きのみであっさりと先頭。ゴール前でニシノマナムスメに迫られはしたが、その時には勝利を確信して手綱は緩められていた。今回も早めの競馬での完勝劇。3年前の安田記念(5着)、一昨年の安田記念(11着)、昨年の天皇賞秋(3着)などの事例を見るまでもなく、先行なら不利等のリスクは最小限に留められる

 ニシノマナムスメは鞍上の吉田隼人騎手が他馬に揉まれないように気を遣っていたのが良く分かった。コーナー部分が長く取られている阪神外回りならコーナー出口で密集することも少なく、外を回してもそれほど痛手にはならない。今回はコンゴウリキシオーを先頭にした縦長の展開で、適度にバラけたのも好都合だった。直線では大外に進路を取って、伸び伸びとレースが出来ていた。

 エイシンドーバーは前走のような積極性が見られず、ゴール間際で迫りながら届かずの3着。ハイアーゲームは今回も追い出されてからモタついていた。ゴール前で一気に伸びてきたが後の祭り。距離はもう少しあったほうがいい。キングストレイルは直線半ばまで持ったままの手応えながら、結果的に外から迫ったニシノマナムスメに先着を許してしまった。この馬にとっては直線が長過ぎたか。

 コンゴウリキシオーは一本調子の逃げ馬で、ここ2戦の内容で評価を落とす必要は無いと思う。昨年の安田記念でダイワメジャーを最後まで追い詰めたのは紛れも無い事実。追い切りの感触を確かめていればどこかで穴馬として一役買ってくれそう。ドリームジャーニーはこの逆。追い込んで届かずばかりの馬を買い被っていい思いをした経験は無いに等しい。14着ってアホか。


■このレースの展望へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.