HOME > 重賞回顧 > 第68回桜花賞
第68回桜花賞(JpnI) 2008年4月13日(Sun) 阪神芝1,600M 3歳オープン 定量 (牝)(指定) |
|||||||||||
着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ☆ | 7 | 15 | レジネッタ | 牝3 | 55.0kg | 小牧太 | 1.34.4 | − | 432kg(-4) | 12 |
2 | 8 | 18 | エフティマイア | 牝3 | 55.0kg | 蛯名正義 | 1.34.5 | 1/2 | 420kg(-10) | 15 | |
3 | 7 | 13 | ソーマジック | 牝3 | 55.0kg | 後藤浩輝 | 1.34.5 | クビ | 490kg(-2) | 5 | |
4 | 4 | 8 | ハートオブクィーン | 牝3 | 55.0kg | 幸英明 | 1.34.6 | クビ | 458kg(-10) | 16 | |
5 | △ | 5 | 9 | リトルアマポーラ | 牝3 | 55.0kg | 武幸四郎 | 1.34.6 | ハナ | 466kg(+8) | 2 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.4 - 10.9 - 11.3 - 11.8 - 12.1 - 11.7 - 11.6 - 12.6 上がり 4F 48.0 - 3F 35.9 3コーナー 1-3,11(8,14)(2,18)-(5,13)(4,6,15)(16,10)(12,9)17 4コーナー 1,3(11,2,14)(8,18)-(5,13)(4,15)(16,10)9(6,12,17) |
■レース回顧 相手なりから主役へ転化・混戦を外から仕留めたレジネッタ! |
■レース解説 リトルアマポーラ、ブラックエンブレムが出遅れ。エイムアットビップが好スタートを決めて前に出るも、デヴェロッペが交わしてハナに立つ。ハートオブクィーン、エアパスカルも前に行く。オディールも早めに中団まで押し上げる。レジネッタ、トールポピーは後方の外、リトルアマポーラが更にその後ろを進む。デヴェロッペが単独先頭で3コーナーを通過。エイムアットビップが単独2番手、1馬身程開いてエアパスカルらが追走。中団以降が外を回しながら直線に向く。エイムアットビップがデヴェロッペを交わして先頭に替わる。最内からハートオブクィーン、中央からエフティマイアが接近。ゴール間際、エフティマイアがエイムアットビップを捉えたところをレジネッタが外からまとめて交わす。 ■レース回顧 ハズレ。わざわざ現場に足運んでコレかい。700万とか要らんわボケ!ヽ(`Д´)ノウワァァン 毎年恒例の桜花賞現地観戦。現地入りは丁度忘れな草賞がスタートする頃。馬券は買っていないけどとりあえず観戦。つーか、ブーケフレグランスって過剰人気だよね。兄姉が偉大過ぎるって罪だなぁと思った。吉野家で腹を満たした後、セントウルガーデン寄りの売店近くのベンチに腰掛けていると、人懐っこいおっちゃんが声を掛けてきた(下記≪おまけ≫参照)。 エイムアットビップの好スタートにデヴェロッペが絡みかける展開。直後も行きたい馬が集結し、徐々にペースアップ。隊列は前後二つに分かれた。オディールは後方集団の先頭。有力どころは総じて後ろ。出遅れた2頭は後方からの競馬を余儀なくされた。リトルアマポーラはともかく、ブラックエンブレムはこれでは厳しい。 4コーナーを迎えてもまだ前後で差があった。後方各馬は外に膨れながらの追い上げ。トールポピーとリトルアマポーラは大外に振られていた。先頭集団は内一杯を立ち回って粘り込み態勢。エイムアットビップが先頭、内からハートオブクィーンも伸びてきた。そして馬場の中央からエフティマイア、更に大外からレジネッタ。阪神ジュベナイルフィリーズと同じような決着だった。 レジネッタは外から伸びてくるというシチュエーションが嵌った感じ。ラスト1ハロンで時計を要しているように、前が止まったところを差した感が強い。勝ち時計1分34秒4は自身が阪神ジュベナイルフィリーズでマークした時計よりもコンマ1秒遅かった。エルフィンSは2番人気で3着、フィリーズレビューは4番人気で3着。「好走が評価されず人気暴落」は桜花賞における典型的な穴パターン。 エフティマイアの2着は驚き。マイル重賞勝ち馬がこの人気というのは低過ぎたかもしれないが、ココで買えっちゅーのは無理やろ…。近頃のフジキセキ産駒は妙に走る。ソーマジックはレジネッタと同じくラストでグイッと伸びてきた。トライアル重賞より厳しい流れを勝ってきただけのことはある。ハートオブクィーンは内一杯を立ち回った幸騎手の好騎乗。これを予め買っておくのは無理。 トールポピーとリトルアマポーラは4コーナーで大外に振られて伸び切れず。特にリトルアマポーラは早い段階で手が動いていたように余裕が無かった。スタートをしくじって行きそびれたのが最後まで尾を引いた。トールポピーはラストでソーマジックやリトルアマポーラらの加速に付いて行けなかった。ここ一番で反応の鈍さが出てしまった。距離は伸びて良さそうだが、次もちょっと微妙。 オディールは前走より位置を上げてきたが、直線で全く伸びなかった。1,000M通過58秒5はチューリップ賞より3秒近く速い流れで、追走の段階で脚を使ってしまったらしい。エイムアットビップは1,400Mからあと1ハロンが長かった。これら2頭はいずれもマイルでの連対が無く、底力に欠けていたと見做せなくもない(今回の上位3頭はいずれもマイルに勝ち鞍あり)。 ≪おまけ≫ 見知らぬおっちゃんと競馬談義の巻 おっちゃん「桜花賞、難しいなぁ。」 私「今年は難し過ぎですねぇ。」 おっちゃん「何から行くの?」 私「オディール。アンカツなら3着以内は堅いでしょう。」 おっちゃん「オディールは前走33秒5の脚使ったからなぁ。強いことは強いけどちょっと心配やで。強い馬が強い競馬するならリトルアマポーラ、ブラックエンブレムも単勝買う価値あると思うけどなぁ。」 私「でもリトルはコーシローですよ?ブラックもあの調整やとキツイんとちゃいますか?」 おっちゃん「問題はそこや(笑)。他やとエイムアットビップとトールポピーも勝つ力は持っとる。ソーマジックも怖いで。穴は岩田のベストオブミーやな。」 私「確かに。今回はフィリーズレビュー組がナメられ過ぎてますわ。オススメはレジネッタ。外から飛んできますよ。」 おっちゃん「フィリーズレビュー組は時計が遅かったのが気になるんや。まあ面白いかも分からんな。おっと、福島メイン買わんと。えっーと、コレとコレと…。」 プルルル…。ピンポンパンポーン。「福島11レース、投票を締め切りました。」 おっちゃん「あちゃー、締め切られてもーたわ。まあええわ。買うなっちゅーこっちゃな。桜花賞、買ってくるわ。そこおっとってな。そこにある雑誌見てていいから。」 そんなん言われても、今更週刊競馬ブック見てどないせーっていうねん。 おっちゃん「待たせたな。じゃ、レース見に行こか。」 もうみんな馬場のほうに行って、場所が無いんですけど…。結局、パドックから馬場に抜ける通路で観戦。オーロラビジョンが辛うじて見える。大歓声の後、スタート。リトルアマポーラとブラックエンブレムが出遅れ。向こう正面のやり取りがよく分からない。オディールはいつもより前。いい感じ。 直線。エイムアットビップが先頭。外からレジネッタ。他は何が何だか分からない。ゴール前は悲鳴に近い大歓声。どうやら勝ったのはレジネッタらしい。 私「レジネッタ買ってるって!オディール来てたら獲ったかも!」 おっちゃん「やったな!おめでとう!オディールも来てるやろ!」 ガッチリ握手。その後、スローモーション映像を見る。 私「…ちょっと待って?18って何?そんなの買ってないんですけど?」 沈黙。 おっちゃん「レジネッタの単複買ってなかったんか?」 私「買ってませんわ。まさか勝つとは思ってなかったから…。」 おっちゃん「穴馬は単複買っとかなアカンって。惜しかったな。」 私「まあしゃーないですわ。」 おっちゃん「メインで負けても、最終で取り返したら勝ちや。さーて最終は…。」 私「僕は止めときますわ。」 おっちゃん「そうか…。じゃあここでお別れやな。ワシはいつもこの辺にいるから、見かけたらまた声掛けてな。頑張れよ!」 |