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第68回桜花賞(JpnI) 2008年4月13日(Sun) 阪神芝1,600M 3歳オープン 定量 (牝)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | デヴェロッペ | 逃 | 80 | 前走控えて着順悪化。行くにしてもここ相手強い。 | |
2 | エーソングフォー | 先 | 74 | 前走の負け方不可解。気配上向きも信用出来ず。 | ||
2 | 3 | エイムアットビップ | 差 | 80 | 中間一頓挫の前走度外視。距離微妙も一変期待。 | ▲ |
4 | マイネレーツェル | 追 | 79 | 長くいい脚を使う。馬体維持出来ていれば通用。 | ||
3 | 5 | オディール | 追 | 82 | 前走は控えて切れ味発揮。距離に目処付き有力。 | ◎ |
6 | マダムルコント | − | − | 中央転入初戦がここというのは幾らなんでも無謀。 | ||
4 | 7 | ポルトフィーノ | (出走取消) | |||
8 | ハートオブクィーン | 先 | 77 | 北海道を出てからボロボロ。距離以前の問題。 | ||
5 | 9 | リトルアマポーラ | 差 | 83 | マイルは敵無し3連勝。間隔開いた以外不安無し。 | △ |
10 | トールポピー | 差 | 82 | 追ってズブい面あり。実力上位も仕掛け難しい。 | ○ | |
6 | 11 | エアパスカル | 逃 | 82 | 前走楽逃げも他に同型不在。ここで再現は疑問。 | |
12 | ベストオブミー | 先 | 84 | 前走決め打ちながら僅差の競馬。好調キープ。 | ||
7 | 13 | ソーマジック | 差 | 77 | 前走外回して楽勝。時計は上昇度でカバーか。 | |
14 | ルルパンブルー | 先 | 78 | 前走牡馬相手に健闘。ただ今回は距離延びる。 | ||
15 | レジネッタ | 差 | 79 | 相手なりに走る。初の外枠で勢い付くなら怖い。 | ☆ | |
8 | 16 | ブラックエンブレム | 逃 | 81 | 前走緩い流れで辛勝。直前軽めにしても軽過ぎ。 | |
17 | シャランジュ | 追 | 78 | 末脚強力。但し完全追い込み型で展開が全て。 | ||
18 | エフティマイア | 先 | 78 | 好位につけてもそこから伸びない。決め手不足。 |
■レース展望 控えて見出した可能性・桜舞う仁川で飛び立つオディール |
■予想構築 昨年はチューリップ賞で後続を6馬身千切った2頭がここでも後続を3馬身離してワンツー。強い馬が強い競馬をした。今年はどうか。前哨戦を見れば一目瞭然、勝っても負けても僅差の競馬ばかりで抜きん出て強い馬が見当たらない。これを受けて人気も程良く分散している。過去10年の1番人気馬をオッズ3倍未満と3倍以上で分けると、前者は【2・2・0・1】、後者は【0・1・2・2】。1番人気馬のオッズが4倍を超えたのは'02年(シャイニンルビー、4.8倍、3着)のみ。 レースを見ても分からないので、追い切りの気配で判断しようと考えていたのだが、どの馬も調整が上手く行っているようで難しい。一つ言えるのは直前をキャンターで済ませたブラックエンブレムは無いかな、ということ位。こんな調整でGIが獲れたら苦労しない。 チューリップ賞組の3頭はオディールが上昇気配。一週前に栗東坂路で併せて4F52秒1−1F12秒8の自己ベスト。今週は栗東坂路で軽め、馬なりで悠々先着。重苦しい雰囲気が取れたのは好感。チューリップ賞直前より良くなっているのは確実。 トールポピーは同厩舎の牡馬を両脇に置いて先着という稽古を毎週積んでいる。調子を上げるというよりは抜け出した後にソラを使わせないというメンタル面重視の稽古。前走で既に仕上がっていて、目に見えて良くなったという印象はない。良い意味で平行線。 エアパスカルも一週前に栗東坂路で4F51秒9−1F12秒9の自己ベスト。今週は栗東坂路で流して微調整。脚の運びは今回のほうが力強かったが、若干頭が上がり気味だったのは気になった。チューリップ賞は1,000M通過が61秒3という楽ちんペース。今回は最内のデヴェロッペが先んじそうで、楽な競馬にはならない。 フィリーズレビュー組もデキ落ちを感じさせない仕上がり。マイネレーツェルは一週前に栗東坂路で4F51秒6−1F12秒3の自己ベストをマーク。エイムアットビップも今週の栗東坂路でビシッと追って4F51秒6−1F12秒8の自己ベスト。ベストオブミーは一週前、今週と栗東坂路でいずれも岩田騎手が跨り、いずれも4F52秒3−1F12秒5。 アネモネS組のソーマジック、シャランジュも稽古の気配が良く捨て難いのだが、コイツらは長距離輸送が入るのでどうなるか分からない。ただアネモネSの1,000M通過59秒3はチューリップ賞より2秒も速く、見た目以上にタフなレースだった。上がりが掛かるようなら出番がありそう。 桜花賞トライアル以外ではクイーンCを勝って直行してくるリトルアマポーラが注目の一頭。稽古はコース(栗東DW)主体。今週は一杯に追って5F67秒0−1F12秒8。先週が5F66秒4−1F11秒6、併走先着。いずれもコースの状態が悪かった(一週前:重、今週:不良)ことを考えれば十分。問題はクイーンC勝ち馬と桜花賞の相性が悪いこと。過去10年で3着が2頭いるだけで、残る8頭は圏外に消えている。 何だか絞り切れないまま結論へ。軸はオディール。距離が長いと思って軽視したチューリップ賞で際どく追い込んだのを見て上方修正。阪神ジュベナイルフィリーズは勝ちに行った馬と後方待機を決め込んだ馬の差が出ただけかもしれない。キストゥヘヴンとダイワスカーレットでこのレース連勝中のアンカツの手腕に託してみる。 トールポピーは確実に上位に来そうだが、反応が鈍いだけに取りこぼしも十分考えられる。エイムアットビップは今週の自己ベストを好意的に解釈。距離が心配だが、阪神ジュベナイルフィリーズ3着なら大丈夫だろう。リトルアマポーラはクイーンCから直行のローテだけが気掛かり。他馬と比べると調整が甘いようにも思える。 このレースで穴を開けるのはトライアル重賞の好走が評価されない馬。チューリップ賞勝ちのエアパスカルもそうだが、今回はフィリーズレビュー組が総じて空気になっている。強いて挙げるならば今回初めて外枠を引いてしっかり伸びてきそうなレジネッタが最大の穴か。マイネレーツェルとベストオブミーにも注意しておきたい。 ◎オディール ○トールポピー ▲エイムアットビップ △リトルアマポーラ ☆レジネッタ ■参考レース (レース名をクリックすると別窓でレース回顧を開きます)
■馬券構築 オディールとトールポピー2頭軸の3連複流し。フィリーズレビュー上位3頭へも流してみる。 [3連複] オディール−トールポピー−エイムアットビップ 20% [3連複] オディール−トールポピー−リトルアマポーラ 20% [3連複] オディール−トールポピー−レジネッタ 20% [3連複] オディール−トールポピー−マイネレーツェル 20% [3連複] オディール−トールポピー−ベストオブミー 20% |