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第26回ローレル競馬場賞中山牝馬S(GIII)
2008年3月16日(Sun) 中山芝1,800M 4歳以上オープン ハンデ (牝)(国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   5 9 ヤマニンメルベイユ 牝6 53.0kg 柴山雄一 1.48.4 480kg(+2) 6
2   3 5 マイネカンナ 牝4 51.0kg 吉田豊 1.48.5 1/2 428kg(-2) 13
3 2 3 キストゥヘヴン 牝5 56.5kg 幸英明 1.48.7 1 1/2 426kg(-2) 3
4 7 14 ニシノマナムスメ 牝4 55.0kg 武豊 1.48.7 クビ 444kg(0) 1
5   2 4 ハロースピード 牝4 53.0kg 松岡正海 1.48.8 クビ 450kg(+2) 8
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.2 - 11.6 - 12.4 - 12.3 - 12.3 - 11.8 - 11.8 - 11.5 - 12.5
上がり 4F 47.6 - 3F 35.8
1コーナー 15,9,8(7,12)(3,6,14)-2(1,16)(4,5)-(10,11)-13
2コーナー 15-9,8(7,12)(6,14)3,2,16,1(4,5)-10,11-13
3コーナー 15,9,8,12(6,7,14)(2,16)3,1,4,5-10(11,13)
4コーナー 15,9,8(6,14)(7,12,16)(2,3)1,4,10,5,13-11

■レース回顧 普段通りで初戴冠・悠々押し切りヤマニンメルベイユ!
■レース解説

 マルノマンハッタンが出遅れ。ダンスオールナイトも遅れて後方からの競馬。ヤマニンルベイユが前を窺うところへ外からイクスキューズが切れ込んでハナを奪う。ヤマニンメルベイユは2番手、レインダンスがこの直後につける。シェルズレイは外の5番手を進む。ニシノマナムスメは中団外を追走。キストゥヘヴンは馬群の内、コスモマーベラスがこの外を進む。前の順列はさほど変わらず、後方各馬が追い上げながら直線に向く。ヤマニンメルベイユがイクスキューズを交わして早くも先頭。ニシノマナムスメ、コスモマーベラスがこれを追いかけていく。中団からキストゥヘヴンも追い上げてくるが前とは差がある。後方からマイネカンナが凄まじい勢いで突っ込んでくるも、ヤマニンメルベイユがこれを振り切ってゴール。


■レース回顧

 ハズレ。重賞未勝利馬同士か…。マイネカンナの末脚がヤバかった件につき審議いたします。(^-^;)

 イクスキューズが外から勢いをつけてハナを奪取。ヤマニンメルベイユはイクスキューズにハナを譲って2番手で落ち着いた。シェルズレイは最初から抑えていくような感じで5番手。後はバラバラといった追走。3コーナーを過ぎても前は動き無し。むしろ後続が追っ付けていた。馬群が程良く密集したところで直線へ。

 前ではヤマニンメルベイユがあっさり抜け出してセーフティーリードを構築。うーん。とりあえずハズレ確定。ニシノマナムスメやコスモマーベラス、それにキストゥヘヴンも来ているのだが勢いが無さ過ぎる。何か地味だなぁと思って見ていると、不意に外から赤い帽子が飛んできた。周りが止まって見えるすげー脚。マイネカンナ?うわー、これは獲れんわ。少なくとも傾向分析では

 ヤマニンメルベイユはこれまで一貫して前につけるということを実践し続けてきた馬で、今回特別に走ってきたという訳でもない。1,000M通過60秒8という緩い流れを2番手で進み、直線で先に抜け出したまでのこと。率直に言えば展開に恵まれたということになるだろうが、競馬の世界は勝てば官軍。ちなみに同馬もコスモマーベラス並に中山と相性が良かったということは後から気が付いた。

 マイネカンナは3コーナー過ぎから追っ付けて、4コーナーで外に置かれながらも凄い脚で突っ込んできた。過去に届かなかったとはいえターコイズS(6着)や愛知杯(5着)で上がり最速の脚を繰り出していたように、軽量ならこの脚が使えるということらしい。次走別定戦なら人気を集めて飛びそう。

 キストゥヘヴンは道中内で我慢していたはずが、4コーナーで外に振っていた。これは内の馬場が悪いという幸騎手の判断だったらしいが、勝負どころで外に持ち出したことで相対的にポジションを落とした感がある。追ってもジリジリとしか伸びなかったのはやはり斤量が影響していそうだ。

 ニシノマナムスメは可も無く不可も無くの無難な競馬。前走のように先に抜け出す競馬をヤマニンメルベイユにされてしまった。収得賞金を上積み出来なかったのは残念。コスモマーベラスは差す競馬だとイマイチ。キストゥヘヴンと同様、トップハンデが響いたか。ヤマニンアラバスタは江田照男騎手の落馬負傷により小野次郎騎手に乗り替わり。最後方で出番は無かった。

 イクスキューズは積極的に乗られての負け。久々だし、これは度外視で良いだろう。むしろ問題なのはレインダンス。重賞未勝利で56kgというハンデ設定もどうかと思ったが、道中ヤマニンメルベイユと同じような位置につけながら直線逆噴射というのは酷い。このテの馬は実績(秋華賞2着)が忘れ去られて人気薄になった時が怖い


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