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第45回報知杯弥生賞(JpnII)
2008年3月9日(Sun) 中山芝2,000M 3歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 2 3 マイネルチャールズ 牡3 56.0kg 松岡正海 2.01.8 452kg(-4) 2
2   7 13 ブラックシェル 牡3 56.0kg 武豊 2.01.9 3/4 532kg(-6) 1
3   1 2 タケミカヅチ 牡3 56.0kg 木幡初広 2.02.0 1/2 504kg(0) 7
4 8 15 キャプテントゥーレ 牡3 56.0kg 川田将雅 2.02.2 1 1/2 464kg(+6) 5
5   4 8 テラノファントム 牡3 56.0kg 藤田伸二 2.02.2 ハナ 450kg(+4) 11
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.2 - 11.5 - 12.4 - 12.8 - 12.9 - 12.5 - 12.3 - 11.7 - 11.3 - 12.2
上がり 4F 47.5 - 3F 35.2
1コーナー 11,3(1,2,5)15(8,13)6(10,16)(9,14)(7,12)4
2コーナー 11(3,5)(1,2,15)(8,13)(6,10,16)14(9,12)7,4
3コーナー (*11,3)(1,2,5)15(6,8,13)(10,16)14(7,12,9)4
4コーナー 11,3(1,2,15)6(5,13)(10,8,16)(7,12,9)-(14,4)

■レース回顧 横綱競馬で3連勝・混戦を振り払う救世主マイネルチャールズ!
■レース解説

 テラノファントムが好スタートを切るも、ホッカイカンティが楽な手応えでハナに立つ。マイネルチャールズ、シングンリターンズが直後に続く。キャプテントゥーレも前を窺う。タケミカヅチも好位で早目の競馬。スズジュピターは中団の内、ブラックシェルはその外を進む。アインラクスは馬群後方、フサイチアソートは後方内で待機。3コーナーを過ぎ、マイネルチャールズがホッカイカンティに並びかけていく。直後からはタケミカヅチ、キャプテントゥーレが進出。直線に向き、マイネルチャールズがホッカイカンティを交わして先頭。タケミカヅチ、キャプテントゥーレの2番手争いをブラックシェルが外から交わして前を追うも届かず。マイネルチャールズがそのまま押し切る。


■レース回顧

 ハズレ。見限った途端来るってホントお約束だなぁ。で、次抑えたら来ないと。(-_-)ウツダシノウ

 共同通信杯で後ろから行って冴えなかったホッカイカンティがここは楽に先頭を確保。マイネルチャールズも早速これについて行った。キャプテントゥーレは外枠が祟って最初のコーナーまでに行き切れなかった。マズイ。直後には早くもブラックシェルの姿が。ヒジョ〜にマズイ。タケミカヅチも何故か前にいた。ヒッジョ〜にマズイ!フサイチアソートは後方。ヨコテンは先週頑張ったのに、今週はペケですな。

 1,000M通過61秒8。弥生賞独特の牽制ペース。マイネルチャールズの前にはホッカイカンティしかいない。物凄く楽なレース展開。勝負どころでゴチャついて苦労した京成杯は一体何だったんだ?結局後ろが来る前に追い出して、全く危なげなくうっちゃり勝ち。この世代初の重賞2勝馬。皐月賞は弥生賞と違って2分を切る決着が主流で、時計を詰められるかが次なる課題。

 きさらぎ賞で出遅れた上に大外を回して届かなかったブラックシェルだったが、今回は長距離輸送を挟んで6kgのシェイプアップに成功。スタートも無難にこなし、最初のコーナーまでに好位まで押し上げていった。武豊騎手は弥生賞名物の4角捲りを封印し、直線までじっくりと追い出しを待っていた。追い出してからすぐには反応せず、ラストにかけてどんどん加速していったのはきさらぎ賞と同じ。今回と同じ競馬が出来るのなら次も期待したいところだが、ユタカさんは皐月賞でいつも溜め殺すからなぁ…。

 タケミカヅチは地味に好スタート。内枠が幸いし、最初のコーナーで意図せず好位を確保。流れが落ち着き過ぎて掛かっていたが何とか堪え、3コーナー過ぎのペースアップで待ってましたと言わんばかりに動いてきた。キャプテントゥーレとの競り合いを楽々制し、坂を勢い良く上がってきたところを外からブラックシェルに捻られて3着。世代屈指の物差し馬。多少距離が長いようだ。

 キャプテントゥーレはタケミカヅチとは逆に最初のコーナーで外に振られ、相対的にポジションを落としかけていた。本来いるべき場所にマイネルチャールズが入る展開では万に一つの勝ち目も無かった。それでも3コーナー過ぎの進出、直線に向いた当初の反応からしていけると思ったが、タケミカヅチとの競り合いにあっさり屈服。皐月賞に出てくるなら、内枠を条件に再度狙ってみたい。

 スズジュピターはスタート直後にヨレたテラノファントムの煽りを受けて前に行けず、そのまま後方の内という苦しい位置取り。臨機応変に位置取りを変えられない辺り、どうも器用さに欠けるところがある。結局今回も4コーナーで馬群に突っ込むしか無かった。幸いにして内に進路が開いたものの、前が先に追い出す展開ではお手上げ。ラストでテラノファントムに交わされたのは余計。

 アインラクスはこの展開で後ろから行った時点で終了。どうやら折り合いに気を取られ過ぎたらしい。4コーナーでこりゃマズイと追い上げに掛かった福永君、遅いです。フサイチアソートもやる気の無い位置取り。ただアインラクスと違って勝負どころでも殆ど動いていなかった。この辺りは賞金がある馬の余裕。とりあえず言えるのは東京スポーツ杯2歳Sが出世レースだとしても、その勝ち馬が即強いとは限らないということか。


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