HOME > 重賞回顧 > 第43回デイリー杯クイーンC

第43回デイリー杯クイーンC(JpnIII)
2008年2月23日(Sat) 東京芝1,600M 3歳オープン 別定 (牝)(混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 3 6 リトルアマポーラ 牝3 54.0kg 武幸四郎 1.35.5 458kg(-12) 1
2 8 15 ライムキャンディ 牝3 54.0kg 藤岡佑介 1.35.7 1 1/4 504kg(0) 8
3 5 10 ラルケット 牝3 54.0kg 後藤浩輝 1.35.7 クビ 470kg(0) 4
4   2 3 デヴェロッペ 牝3 54.0kg 吉田豊 1.35.8 1/2 482kg(-4) 2
5   7 14 マイネウインク 牝3 54.0kg 田中博康 1.35.9 3/4 436kg(+4) 13
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.6 - 11.0 - 11.7 - 12.3 - 12.6 - 11.4 - 11.7 - 12.2
上がり 4F 47.9 - 3F 35.3
3コーナー 3,10(5,9)(7,13)(1,4,15)6-16(8,14)(11,12)2
4コーナー 3,10(5,9,13)(7,4,15)1(16,6)(14,12)8,11=2

■レース回顧 進路を確保し余裕の突き抜け・春一番と共にやってきたリトルアマポーラ!
■レース解説

 ラヴドシャンクシーが出遅れ。スワンキーポーチは抑えて後方から。デヴェロッペがハナを奪う。ラルケットが押し上げて2番手。カレイジャスミン、マイネブリッツ、マルターズオリジンの3頭が並んで3番手。ライムキャンディは中団の外を追走。リトルアマポーラはこの直後を進む。シャランジュは馬群後方の内で待機。デヴェロッペが僅かにリードを残したまま直線に向く。ラルケットが最内で粘るデヴェロッペに並びかける。外からライムキャンディ、更に大外を通ってリトルアマポーラが進出。リトルアマポーラが最内2頭の争いをあっさり交わして突き抜ける。


■レース回顧

 ◎−☆で馬複(10%)的中。今までなら「紐抜けハズレ」となるところだったが…。(*^o^*)

 然したる同型不在ということでデヴェロッペがすんなりと前へ。ラルケットが直後に入った以外はほぼノーマーク。ごっちゃんは分かってるなぁ。リトルアマポーラは砂埃が舞う中団付近を追走。シャランジュは普段通りの後方待機。この日40歳の誕生日を迎えた横山典弘騎手騎乗のスワンキーポーチも似たようなところを走っていた。レース前に「思い切った騎乗をする」と公言していたようだが、結局はコレか…。

 1,000M通過60秒2の淡々とした流れのまま直線へ。デヴェロッペは体勢を崩す場面がありながらも手応えは残していた。ラルケットは直後から満を持して追い出したものの、デヴェロッペの粘り腰に遭って思わぬ苦戦を強いられていた。鞭連打でやっとの思いでデヴェロッペに近付いたところで今度は外からリトルアマポーラ。最内2頭は好勝負を演じながらも及ばなかった。

 リトルアマポーラは4コーナーで外に持ち出して進路を確保すると、そこから徐々に加速にして他馬を次々と交わしていった。勢いはゴールに近付くにつれて増す一方。武幸四郎騎手はラストで抜け出したのを確認してから流していた。京成杯は脚を余して負けていたので、この位走るのは織り込み済み。これでマイルは3戦全勝。距離が延びても良さそうで、桜花賞・オークスの両方で期待したくなる素材。

 ライムキャンディは中団で折り合いをつけて、フワフワとした走りながら地味に内の馬を交わしていった。父は説明不要、母も'01年の府中牝馬Sを勝ったマルカキャンディ。何気に良血だったこともあるが、そもそもキャリア1戦馬がこれだけ走るのを事前に予想できる訳がない。可能性に賭ける穴狙いは大抵失敗するのだが、3歳のこの時期なら大いに有効。

 ラルケットは位置取り・追い出し共に上手く行ったものの、肝心の伸びはイマイチだった。久々を考慮に入れたとしてもマイルは微妙に長いのかもしれない。デヴェロッペは上手く逃げさせてもらえて4着。菜の花賞組では同馬が最先着で、他ではエフティマイアが6着、スワンキーポーチが7着、マルターズオリジンが9着。現状の力通りに決まったということか。

 阪神ジュベナイルフィリーズ組も菜の花賞組と大して変わらず。ラルケットが3着した他はシャランジュが10着、カレイジャスミンが11着と大敗。シャランジュは流れが緩過ぎて届かず。カレイジャスミンは競り合う相手がいないと伸び切れないようで、馬群の中でまごついているだけで終わった。いずれも休み明けを理由にするにしても内容が無かったのが残念。


■このレースの展望へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.