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第58回ダイヤモンドS(JpnIII) 2008年2月17日(Sun) 東京芝3,400M 4歳以上オープン ハンデ (国際)[指定] |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 5 | 8 | アドマイヤモナーク | 牡7 | 57.5kg | 安藤勝己 | 3.33.6 | − | 468kg(-2) | 1 |
2 | ▲ | 1 | 1 | コンラッド | 牡6 | 55.0kg | 田中勝春 | 3.34.0 | 2 1/2 | 516kg(0) | 2 |
3 | 8 | 13 | レーザーズエッジ | 牡6 | 50.0kg | 大野拓弥 | 3.34.0 | ハナ | 490kg(+2) | 12 | |
4 | 6 | 9 | エーシンダードマン | 牡4 | 53.0kg | 松岡正海 | 3.34.0 | アタマ | 480kg(-16) | 6 | |
5 | △ | 7 | 11 | マンハッタンスカイ | 牡4 | 53.0kg | 柴田善臣 | 3.34.3 | 2 | 528kg(+8) | 9 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 12.9 - 12.7 - 12.5 - 12.8 - 11.8 - 12.4 - 13.0 - 14.0 - 13.3 - 12.5 - 12.6 - 12.8 - 12.4 - 12.0 - 11.6 - 11.5 - 12.8 上がり 4F 47.9 - 3F 35.9 1コーナー 11-(6,4)14(3,12)-10,8,9,2-(7,13)-(1,5) 2コーナー 11(6,4)(3,14)(8,12)10(2,9)7,13(1,5) 3コーナー(2周目) 11,4(6,3,14)12,8(2,10)(7,9)(13,5)1 4コーナー(2周目) 11(4,14)(6,3,12)(8,10)(2,9)7(1,13,5) |
■レース回顧 長丁場でも抜群の脚色・返す刀で重賞連取アドマイヤモナーク! |
■レース解説 マッハッタンスカイとトウカイワイルドが先手を窺う。ミストラルクルーズ、ゴーウィズウィンドも前に行く。エフティイカロス、ブラックアルタイル、テイエムプリキュアは中団。アドマイヤモナーク、エーシンダードマンも差が無く追走。コンラッドは最後方待機。マンハッタンスカイが先手を奪い切り、ミストラルクルーズが直後まで追い上げて1周目スタンドを通過。トウカイワイルドがミストラルクルーズに並びかけて2番手。2周目3コーナーでトウカイワイルド、テイエムプリキュアが徐々に進出。エフティイカロス、アドマイヤモナーク、ブラックアルタイルも動き出す。マンハッタンスカイが先頭のまま直線に向く。最内からコンラッド、外からエフティイカロス、アドマイヤモナークが進出。アドマイヤモナークの手応えが良く、すんなりと先頭に替わる。最内コンラッドに外からレーザーズエッジとエーシンダードマンが加わって2着争いが熾烈になるも、アドマイヤモナークが完全に抜け出して楽勝。 ■レース回顧 3連複3着抜けハズレ。レーザーズエッジは拾えんなぁ。ま、そういうレースなんですけどね。(・_・) この度JRAの騎手免許を取得した「ウチパク」こと内田博幸騎手騎乗のトウカイワイルドがスタートを決めて前へ。その後間もなくマンハッタンスカイがハナを奪い、トウカイワイルドは2番手。テイエムプリキュアは抑えたのか行きそびれたのか不明。アドマイヤモナークは前過ぎず後ろ過ぎずの絶好位。コンラッドは最後方に構えた。 マンハッタンスカイ主導の緩い流れに後続は縦一列で黙って付いて行った。向こう正面を淡々と進み、勝負は4コーナーから直線へ持ち込まれた。テイエムプリキュアが先に動き、エフティイカロス、アドマイヤモナーク、ブラックアルタイルといった中団待機組もこれに呼応する形で動き出した。先頭までは5馬身の圏内。十分に捉えられる位置。 マンハッタンスカイを捉えられる位置にいたトウカイワイルド、テイエムプリキュアに余力は残っておらず、トウカイワイルドは脚色バタバタ、テイエムプリキュアは外へ膨らんでいた。と、そこへアドマイヤモナークが持ったままでスーッと上がっていくのが見えた。軽く仕掛けただけで後続に2馬身半。昨年のステイヤーズSで57kgを背負って3着がある馬で、57.5kgではトップハンデの意味を成していなかった。 コンラッドは2周目3コーナー過ぎから動き出し、最内を突いて一気の追い上げ。横一杯に広がった競り合いを内から追い上げたのは大きく、気付いた時にはアドマイヤモナークが抜けた後の2番手を争っていた。前走でみせたような切れ味は無かったものの、距離が延びてもしっかり伸びていたのは好感。人馬共に内容のある2着だった。 荒れるのがデフォルトのダイヤモンドSにおいて1着と2着が人気通りに入線した以上、3着が荒れるのは自然な流れなのかもしれない。マンハッタンスカイの脚色が鈍ったところへレーザーズエッジとエーシンダードマンが追撃。馬体を併せての追い比べで先着したのはレーザーズエッジ。ハンデ妙味が優ったとしか言い様がない。エーシンダードマンは外にモタれ通しでかなり梃子摺っていた。 マンハッタンスカイは完全差し決着の中、単騎で逃げて掲示板入り。距離は問題ないのだろうが、現状力不足。エフティイカロスは直線で交わしたテイエムプリキュアに差し返されるなどして7着。こちらは距離が長かったか。ラムタラプリンスは後方から内に進路を取って勢い良く差し込んできたと思いきや、残り200Mできっちりガス欠。まあこれは仕方ない。 アメリカジョッキークラブCでドリームパスポートを競り落としたブラックアルタイルは直線サッパリ伸びず10着と大敗。このレースは中山の中距離戦と相性が悪く、傾向分析でもそれが出ていたので躊躇無く切った。同じく中山の中距離戦をステップにしたミストラルクルーズも最下位に沈んだことからしても、この見解は正解だったようだ。 |