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第15回平安S(GIII)
2008年1月27日(Sun) 京都ダート1,800M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   2 4 クワイエットデイ 牡8 57.0kg 角田晃一 1.51.0 496kg(+6) 6
2 5 9 メイショウトウコン 牡6 58.0kg 武幸四郎 1.51.0 クビ 462kg(+6) 1
3 3 6 マコトスパルビエロ 牡4 55.0kg 安藤勝己 1.51.0 アタマ 528kg(+22) 5
4   7 13 ロングプライド 牡4 56.0kg 河北通 1.51.1 1/2 522kg(+6) 4
5   6 11 マイネルアワグラス 牡4 55.0kg 柴田善臣 1.51.2 1/2 528kg(+8) 8
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:稍重)
ハロンタイム 12.5 - 11.2 - 12.4 - 12.4 - 12.8 - 12.3 - 12.2 - 12.3 - 12.9
上がり 4F 49.7 - 3F 37.4
1コーナー (*1,16)6,10,14,4,5(8,15)11-(2,3)(13,9)12-7
2コーナー (*1,16)-6(4,10)(5,14)(8,15)(2,11)-3(13,9)-(7,12)
3コーナー (*1,16)(4,6)10(5,14)15,8(2,11,9,13)-(7,3)12
4コーナー (*1,16)(4,6)-(5,10,14)(8,9,13)(11,15)3(2,7)12

■レース回顧 内枠先行の醍醐味・渋った馬場も味方に付けたクワイエットデイ!
■レース解説

 トーホウレーサー、ロングプライドが出遅れ。メイショウシャフトが好スタートを決めて先手を窺う。マコトスパルビエロ、ドンクールも前へ押し上げていく。結局メイショウシャフトが先頭、差が無くドンクールが追走。少し離れてマコトスパルビエロ、クワイエットデイが内の4番手を進む。フェラーリピサはサトノスローンと並んでこの後ろを追走。メイショウトウコンは後方4番手、ロングプライドとドラゴンファイヤーはこの直後につける。前は2頭が並んだまま4コーナーをカーブして直線に向く。メイショウトウコン、ロングプライドは大外を回して進出開始。ドンクールとメイショウシャフトの競り合いを直後からクワイエットデイが捉えて先頭に替わる。続いてマコトスパルビエロが接近。更に大外からメイショウトウコン、ロングプライドが迫る。先に抜け出して粘るクワイエットデイにメイショウトウコンらが詰め寄ったところがゴール。


■レース回顧

 ハズレ。前走から距離延長ローテは厳しいって分かってるのに何で軸にしてんの?(-_-)シニタイ

 マコトスパルビエロもダッシュを決めて前に出かけたのだが、それ以上にメイショウシャフトのスタートが良かった。メイショウシャフトは最内枠を生かしてそのままハナへ。マコトスパルビエロは外からやってきたドンクールにも先を譲って3番手を追走。そのすぐ内にはクワイエットデイがいた。前は2頭が競り合いながらもスロー。馬群はメイショウトウコンを中心に後方で固まり気味。やはり前残りか?

 しかしこの辺りは後続も弁えていた。ロングプライドがメイショウトウコンを外から交わしに掛かったところでメイショウトウコンも動き出し、4コーナーで外を回って中団付近まで押し上げていった。前からは7〜8馬身。これなら届く。前は先行した2頭が粘っているものの時間の問題。と、そこへさりげなくクワイエットデイが近付いてきた。そういやアンタも前に居たのね

 クワイエットデイは内枠から労せず前に行けたのが大きかった。そして何より脚抜きの良い馬場での成績が抜きん出ていたこともレース後に知った。ダート良馬場では延べ20走で【2・5・3・10】(35.0%)に対し、ダート稍重〜不良馬場では延べ13走で【6・3・3・1】(69.2%)。昨年勝ったマーチSも稍重だった。馬券の上手い奴らはこういうところは絶対見ているだろうなぁ。

 メイショウトウコンは昨年ほど切れなかったが、確実に前に迫れていた。やはりこのクラスでは力が違う。「今日は大敗するかと思いました。とにかく反応が悪くて、3コーナーから追い通し。こんなに反応が悪かったのは初めてです。58キロの影響なんでしょうか」(武幸四郎騎手、ラジオNIKKEI競馬実況HP)とのコメントが出る辺り、これでも調子が悪かったらしい。確かに4コーナーで早めの鞭が飛んでいた。

 マコトスパルビエロは前に2頭を置いての競馬でも危なげなかった。前を行くクワイエットデイとの差を埋め切れず諦めかけたところ、外からやってきたメイショウトウコンとの叩き合いでまた伸びた。ロングプライドは出遅れが響いて後方から。メイショウトウコンに3コーナー過ぎから真っ向勝負を挑んだものの、ゴール前で半馬身離された。トウコン−マコト−ロングの並びはエルムS当時と同じ。但し差は埋まった。

 フェラーリピサは最初のコーナーで好位を採り切れなかったのが全て。叩いて伸びる馬でもなく、メイショウトウコンが迫ってきたところで何も出来なくなった。ドラゴンファイヤーはメイショウトウコンよりも後方、4コーナーも大外をぶん回しての進出で完全に圏外。追ってすぐに反応しないのもこれまでと同じ。想定通りの負け方だった。


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