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第42回日刊スポーツ賞シンザン記念(JpnIII) 2008年1月13日(Sun) 京都芝1,600M 3歳オープン 別定 (混)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | △ | 3 | 5 | ドリームシグナル | 牡3 | 56.0kg | 岩田康誠 | 1.35.4 | − | 466kg(+6) | 1 |
2 | ◎ | 2 | 4 | ドリームガードナー | 牡3 | 56.0kg | 安藤勝己 | 1.35.8 | 2 1/2 | 450kg(-4) | 5 |
3 | ○ | 5 | 9 | マヤノベンケイ | 牡3 | 56.0kg | 福永祐一 | 1.35.8 | ハナ | 464kg(+2) | 4 |
4 | ▲ | 6 | 12 | タケミカヅチ | 牡3 | 56.0kg | 木幡初広 | 1.35.8 | クビ | 506kg(+10) | 3 |
5 | 1 | 1 | ミッキーチアフル | 牡3 | 56.0kg | 武豊 | 1.35.9 | クビ | 504kg(+6) | 2 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.1 - 10.7 - 11.3 - 12.1 - 12.2 - 11.9 - 12.3 - 12.8 上がり 4F 49.2 - 3F 37.0 3コーナー 15,16,2,9,6,13(3,11)(8,14)(4,7,1)(5,12)-10 4コーナー 15(2,16,9)6(8,13)14(4,1)(7,12)(3,11)5,10 |
■レース回顧 夢を繋ぐ確かな伸び脚・期待に応えたドリームシグナル! |
■レース解説 ダイワマックワン、ミリオンウェーブが好スタートからそのまま先頭。内からはジェイラッカー、メジロガストンが前に行く。マヤノベンケイも外からジワジワと前へ。ドリームガードナーは中団の内を進む。ミッキーチアフルは後方の外を追走。タケミカヅチ、ドリームシグナルはその直後で併走。ダイワマックワン先頭、マヤノベンケイがミリオンウェーブに並びかけながら直線に向く。マヤノベンケイがダイワマックワンを交わして先頭に躍り出る。外からはドリームシグナル、ミッキーチアフルらが接近。ドリームシグナルの脚色が良く、前を行くマヤノベンケイを並ぶ間もなく交わして先頭。内からドリームガードナー、外からタケミカヅチも加わって2着争いは大混戦も、ドリームシグナルはリードを広げて楽勝。 ■レース回顧 △−◎で馬複(30%)的中。シグナルが抜けた後の2着争いがアツすぎ!うひょー。(゚∀゚) ピンクの帽子2頭が揃って好スタートを決めたのを見て、他の14頭はどこか控え目。ダイワマックワンが労せずハナを奪い、ミリオンウェーブが2番手に入った。マヤノベンケイは例の如く中団から前を目指して上がっていった。注目のドリームガードナーは馬混みの中をじっくり追走。内から交わす作戦か。いいねぇ。ドリームシグナルはタケミカヅチと並んで最後方付近を走っていた。すげー余裕だな、おい。 1,000M通過は58秒4と、想定よりも更に速かった。やや縦長の状態で直線へ。ミッキーチアフルとドリームシグナルは外に振られたようだった。ドリームガードナーは内を意識して回ってきたものの、4コーナーでも追い出しを我慢したこともあって前からは離されてしまった。マヤノベンケイが満を持して先頭に立つも、そこからの伸びがない。そこへドリームシグナルが突っ込んできた。すげー脚だな、おい。 ドリームシグナルはスタートで後手を踏んで後方からの競馬。4コーナーを迎えてもまだ後方、しかも加速が付いて外へ膨らんでいた。追い出してから内にモタれるなど苦しい面も見せたがその後立て直し、大外から一気に突き抜けていった。ラストは逆に外へ膨らんでいた。テン3ハロン34秒1に対して上がり3ハロン37秒0と、例年とは違って上がりを要するスタミナ色が強く出た一戦だった。 ドリームガードナーは若干外へ持ち出して追い出しを開始。安藤勝己騎手の強い鞭捌きを受けてジリジリと伸びてきた。しかしじれったい。大外からドリームシグナルが楽々と抜け出したのが羨ましく思える位にじれったい。すぐ側にはミッキーチアフルとタケミカヅチが迫っている。前ではマヤノベンケイが粘っている。うひょー。個人的には凄く盛り上がった。このハラハラ感は競馬以外では味わえん。 さてここで問題。ドリームシグナルとドリームガードナー、この2頭の共通点は?「夢繋がり」?まあ正解。いずれもセゾンレースホース所有のクラブ馬。他にもあります。そう、いずれも「父ミスプロ系×母父サンデーサイレンス」。アドマイヤムーンやラインクラフト、昨年の東京スポーツ杯2歳Sを勝ったフサイチアソートもそう。グリーンチャンネルの解説の中で血統評論家・水上学氏も指摘していたように、父ミスプロ系と母父サンデーサイレンスの配合馬は今後注目してみたい。 マヤノベンケイは番手の競馬が出来るので距離延長にも柔軟に対応できる。上位が差し馬で占める中にあって、唯一先行して居残ったのは評価したい。タケミカヅチは直線でドリームシグナルに幅寄せされる場面があったがこれが敗因とは考え辛い。一杯に追って4着止まりなのが実力を物語っている。ミッキーチアフルは終始外を回したツケが出たか。 |