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第12回ガーネットS(GIII)
2008年1月13日(Sun) 中山ダート1,200M 4歳以上オープン ハンデ (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   8 16 タイセイアトム 牡5 54.0kg 吉田豊 1.10.4 536kg(0) 3
2 4 7 スリーアベニュー 牡6 56.0kg 武幸四郎 1.10.7 2 510kg(-10) 1
3 6 12 シアトルバローズ 牡5 54.0kg 後藤浩輝 1.10.8 クビ 454kg(+2) 8
4   7 14 マイネルアルビオン 牡6 54.0kg 蛯名正義 1.11.0 1 1/4 548kg(+4) 10
5   4 8 トーセンザオー 牡8 55.0kg 柴田善臣 1.11.0 クビ 458kg(-8) 11
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.0 - 10.3 - 10.8 - 11.4 - 12.2 - 13.7
上がり 4F 48.1 - 3F 37.3
3コーナー 16(11,13,15)1(12,14)(2,8,10)6(5,7,9)(3,4)
4コーナー 16(11,13)(1,12,15)14(2,8,10)-(5,6,7)(4,9)3

■レース回顧 行き脚優った芝の上・古豪相手に単騎独走タイセイアトム!
■レース解説

 タイセイアトムが好スタートからそのままハナを奪う。コパノフウジンが追って差の無い2番手につける。ニシノコンサフォス、プリサイスマシーンも前につける。トウショウギアは好位集団の外を追走。シアトルバローズはこの中。スリーアベニューは抑えて後方を進む。タイセイアトム先頭、2番手コパノフウジンとニシノコンサフォス、以降がバラケた状態で直線に向く。タイセイアトムが最内を立ち回って早くも独走態勢。離れた2番手争いは外からシアトルバローズが加わって混戦。ゴール前でようやくスリーアベニューが突っ込んでくるも2番手までが精一杯。タイセイアトムが十分なリードを保って楽勝。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。これまた綺麗に逃げられてしまいましたな。後ろからだとなす術ありまへん。(-_-)

 昨年の朝日杯フューチュリティSを見てからというもの、中山では無意識のうちに外枠の馬を軽視するようになってしまった。今回のタイセイアトムも然り。ロクに検討もしないまま、外枠だからというだけで見送ってしまった。その隣のトウショウギアを抑えたにも関わらず、である。結果はタイセイアトムが楽勝、トウショウギアはまさかのシンガリ負け。同じ枠でも天と地の開きがあった。

 中山ダート1,200Mはスタートしてから暫くは芝の上を走るのだが、芝の部分は外に行くほど長くなっている。タイセイアトムは好スタートを切った上に芝の上で十分に加速し、内からやってきたコパノフウジンに主導権を渡さなかった。勝負のポイントはここだけ。直線に向いたところでタイセイアトムの勝利がほぼ確実。ラストは流石にバテたが、それまでに築いたリードが大きかった。

 スリーアベニューはこの展開でよく2着に来たなと感心。4コーナーでもまだ後方ながら鞍上の手は忙しなく動いていた。完全な縦長で外に持ち出されることが無かったのが幸いし、グダグダになった2番手争いをギリギリで捉えた。後ろから行く馬は前で居座る馬に対して何のプレッシャーもかけられない。後ろから行く馬が1番人気なら、本来は冒険すべきなのだが…。

 シアトルバローズは前走に引き続いて道中は馬群の中を追走。4コーナーでポジションを上げて勝負に出た。その後確実に追い上げており、前から離されはしたが内容としては悪くなかった。トウショウギアは外枠が災いして早々と引っ掛かっていた。手前を替えるのもぎこちなく、直線に向いたところで圏外。やはり右回りは鬼門なのか…。

 メイショウシャフトは3コーナーまでに内から追い上げをみせたものの、前が止まらず終了。勝浦騎手の乗り方は良かった。ニシノコンサフォスは良馬場だとこんなものなのかもしれない。昨年は10月と11月と使った後の叩き3戦目だったが、今年は12月に一度使っただけ。デキ一息だったのも否めない。プリサイスマシーンは直線の追い比べで斤量が足枷になった感じ。こちらも好調時のデキにはなかった。


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