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第12回ガーネットS(GIII)
2008年1月13日(Sun) 中山ダート1,200M 4歳以上オープン ハンデ (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 プリサイスマシーン 101 速さ十分でも近頃勝ち切れていないのは不満。  
2 メイショウシャフト 98 主戦場は中距離。未知の距離で差し嵌れば。
2 3 ノボトゥルー 無事是名馬とはいえ丸3年未勝利では厳しい。  
4 ベルモントサンダー 90 中央では1000万止まり。前走金星も物足りず。  
3 5 アンバージャック 98 力あるはずだが真面目に走らないのが問題。  
6 ヤマノルドルフ 93 同コース連勝も間隔開く。この中では速さ不足。  
4 7 スリーアベニュー 96 昨年の覇者。ただ昨年程の展開利は無さそう。
8 トーセンザオー 96 ここに来て馬が元気。差し込みで見せ場作る。  
5 9 フリートアピール 速さ不足は明白。飛び抜けた軽量でも厳しい。  
10 ワキノカイザー 100 同距離のOP勝ち有るも叩いて連闘は性急。  
6 11 コパノフウジン 95 好位からタレる競馬ばかり。現状打つ手無し。  
12 シアトルバローズ 92 前走は前が止まった感あり。ここは軽量頼み。
7 13 ニシノコンサフォス 96 中山ダートで堅実。しかし詰めが多少甘い。  
14 マイネルアルビオン 95 現状頭打ち。ダートに回っても結果は同じか。  
8 15 トウショウギア 103 前走控える競馬で僅差。同じ攻め方で妙味。
16 タイセイアトム 96 前走大外から行き切るもここの大外は苦しい。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 前年の連対馬に再度乗れ・叩いて万全スリーアベニュー
■予想構築

 実はこのレース、今回を最後に廃止されます。えっ、そんな!…ご心配なく。この代わりに同一条件のカペラSが年末に新設されます。それじゃあわざわざ新設しなくても移設で済んだんじゃないの?って話ですが、それは多分「ガーネット」が1月の誕生石で、12月だと使えないからでしょう(12月の誕生石はターコイズ)。じゃあ「カペラ」って何ぞ?って話ですが、それはまたの機会にでも。


【3着以内入線馬の翌年以降成績一覧(過去10年)】
馬名 初年 翌年 翌々年 翌々々年
ビーマイナカヤマ '98年(4歳)2着 '00年(6歳)1着 '01年(7歳)1着
ワシントンカラー '99年(5歳)1着 '02年(8歳)3着
セレクトグリーン '00年(5歳)2着 '02年(6歳)9着 '03年(7歳)12着
ブロードアピール '01年(7歳)2着 '02年(8歳)1着
サウスヴィグラス '01年(5歳)3着 '02年(6歳)2着
ニホンピロサート '03年(5歳)1着 '07年(9歳)4着
シャドウスケイプ '03年(4歳)2着 '04年(5歳)3着 '05年(6歳)10着
ブルーコンコルド '04年(4歳)2着 '06年(6歳)5着
リミットレスビッド '06年(7歳)1着 '07年(8歳)2着
コパノフウジン '06年(4歳)3着 '07年(5歳)10着
※ビーマイナカヤマは8〜9歳時も出走、それぞれ8着・5着。
※ワシントンカラーは4歳時('98年)にも出走して5着。

 ガーネットSでは前年好走した馬が翌年に出走してきた場合、かなりの確率で上位に来ている。やはり昨年の勝ち馬スリーアベニューには逆らえないか。栗東Bコースで6F80秒9−1F11秒2。一度使った効果がありありと伝わってくる。

 例年1分10秒台の決着で、テン3ハロンは32秒〜33秒台前半と芝のGI並に速い。中山ダート1,200Mはスタート直後が芝の上で、スタートダッシュは肝心。上がりが掛かるのも特徴で、前後半で後半のほうが4〜5秒ほど掛かる。たまに大幅な距離短縮で臨んだ馬が後方から突っ込んで穴を開けている。

 昨年はテン3ハロンが過去最速の32秒7で、後ろから行った馬が有利な展開だった。連対馬がいずれも差し馬だったのは過去10年(東京で施行された'02年を除く9年)で昨年と'99年の2回で、その他の年は4コーナーで3番手以内につけた馬のいずれかが残っている。今年は昨年ほど前が激しくなりそうになく、例年通り前が有利じゃないかと思う。

 プリサイスマシーンはこの面子でスピードを生かせそうだが、美浦南Wで馬なりの相手(メテオバースト)に併せながら手を動かしても遅れたのが気になるのでパス。前年の3着馬ニシノコンサフォスも微妙。栗東坂路で4F51秒4−1F12秒8。どこかフワフワしていて、絶好調とはいかない。

 むしろ同じ高齢の重ハンデ馬ならトウショウギアに魅力を感じる。美浦坂路の時計はエラーだったが動きはキビキビ。一応同コースの勝ち鞍もあるし、右回りダメのレッテルが貼られるようなら進んで抑えたい。田中勝春騎手は密かにこのレース3年連続連対中。昨年勝ったスリーアベニューではなくてこちらを取ったのは何か理由があるはず。

 シアトルバローズの前走はお世辞にも良い勝ち方には見えなかったのだが、テン3ハロン33秒2の流れを克服した直後で、今回3kg減のハンデに与れる点に注目して抑えてみる。メイショウシャフトはギャラクシーSでスリーアベニューとコンマ1秒差。大幅な距離短縮ではないのが残念だが、スプリントは実質初めてで「ハマる」可能性を秘めている。序盤は付いて行けないだろうが、後は内枠の勝浦に託したい。

◎スリーアベニュー
○トウショウギア
▲シアトルバローズ
△メイショウシャフト
☆(該当無し)


■馬券構築

 スリーアベニューから馬複・3連複流し。

[馬複] スリーアベニュー−トウショウギア 30%
[馬複] スリーアベニュー−シアトルバローズ 20%
[馬複] スリーアベニュー−メイショウシャフト 20%
[3連複] スリーアベニュー−トウショウギア−シアトルバローズ 10%
[3連複] スリーアベニュー−トウショウギア−メイショウシャフト 10%
[3連複] スリーアベニュー−シアトルバローズ−メイショウシャフト 10%


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