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第46回スポーツニッポン賞京都金杯(GIII)
2008年1月5日(Sat) 京都芝1,600M 4歳以上オープン ハンデ (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 5 9 エイシンデピュティ 牡6 57.0kg 岩田康誠 1.33.6 496kg(-2) 3
2 8 16 アドマイヤオーラ 牡4 57.0kg 安藤勝己 1.33.6 クビ 452kg(-6) 1
3 5 10 カネトシツヨシオー 牡5 55.0kg 幸英明 1.33.7 クビ 496kg(+6) 9
4   6 12 サクラメガワンダー 牡5 57.5kg 福永祐一 1.34.0 2 486kg(+4) 4
5   6 11 フィールドベアー 牡5 55.0kg 秋山真一郎 1.34.2 1 492kg(+2) 11
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 11.4 - 11.4 - 12.3 - 11.4 - 11.3 - 11.2 - 12.1
上がり 4F 46.0 - 3F 34.6
3コーナー 1(9,8)(2,3)(12,15)(4,6)(11,14)(7,16)(10,13)-5
4コーナー (*1,8)(9,12)(2,3)15(4,6,11)(7,10,16)(14,13)-5

■レース回顧 これで昨秋の禊は済ませた・新たな年に新たな出発エイシンデピュティ!
■レース解説

 エイシンデピュティが押して先頭を窺うも、内からオースミダイドウとナスノストロークが前に出る。エイシンデピュティは3番手、その外からキンシャサノキセキが掛かって前へと上がっていく。サクラメガワンダーとエイシンドーバーは一団となった馬群の中団、アドマイヤオーラは後方の外につける。3コーナーを過ぎ、坂の下りでキンシャサノキセキがオースミダイドウに並ぶ。エイシンデピュティはこれらの直後。サクラメガワンダーが早めに動いて直線に向く。オースミダイドウが最内にコースを採って粘り込みに入る。これとキンシャサノキセキの間からエイシンデピュティが抜け出して先頭。外からアドマイヤオーラ、遅れてカネトシツヨシオーが追い上げるも、エイシンデピュティがそのまま押し切る。


■レース回顧

 ○−◎−△で3連複(10%)的中。予想は外れたけど抑えが当たった。結果オーライですな。(´・ω・`)

 アドマイヤオーラを1着固定にしていたので予想はハズレ。しかし予想が外れても馬券で潤うことがある。これが3連複の良いところ。馬単裏目という悲惨な状態から一転、もう1頭の3着以内馬を拾って敗者復活の的中。JRAからの「お年玉」JRAプレミアム(特定レースのみ売上げの5%相当額を配当に上乗せ)の恩恵に与れた。

 オースミダイドウとナスノストロークが馬なりのまま前へ。エイシンデピュティは押していたにも関わらずハナを奪えなかった。これはちょっと想定外。キンシャサノキセキは引っ掛かりまくり。これは想定通り。アドマイヤオーラはスタートを決めながら手堅く後方から。折り合いはバッチリ。前は3頭が飛び出して雁行状態。その他は直後でほぼ一団の追走。

 勝負どころで動きがあったのはサクラメガワンダー、クランエンブレム辺り。キンシャサノキセキは早々と先頭に立ったが、これは単に引っ掛かっていただけ。直線に向いてオースミダイドウがすぐに内側へと進路を採ったため、同馬とキンシャサノキセキとの間に大きなスペースが出来た。エイシンデピュティはかなり手が動きながらも、その間からごっつあんですといった感じで抜け出してきた。

 エイシンデピュティは鞭を振るって独走態勢。ゴール前でアドマイヤオーラらに詰め寄られて際どくなったものの、見た目には危なげなかった。差し優勢、決め手を問われる展開で先に抜け出して凌ぎ切ったのは好感。昨年の天皇賞秋で不利の起点となった「悪役」もGIIIでは役不足だった。

 アドマイヤオーラは4コーナーでも目立った動きはなく、大外へ持ち出して直線へ。ダメ出しをするなら、少しばかり前に離され過ぎたか。一瞬の切れ味に優れるタイプで、先に抜け出したエイシンデピュティを捉え切れなかった。やはり競馬は前につける馬が強い。年が明けても後ろから行く馬を中心に見立てる癖は直らない。

 アドマイヤオーラよりもむしろカネトシツヨシオーの伸びが目立った。道中はアドマイヤオーラの直後。直線で外に持ち出すのが遅れた分届かなかった。アドマイヤオーラとの差を詰めての3着は上出来。準オープンと言えど昨年暮れに58kgを背負ってマイルを勝っただけのことはある。明け5歳、まだまだこれからの馬だろう。

 サクラメガワンダーは不利無くレースを進められたものの、ジリジリといった感じで離れた4着まで。距離はもう少しあったほうが良い。キンシャサノキセキは昨年から何も変わっていない。このレース直前まで関東圏【4・0・1・1】、関西圏【1・0・1・5】で、長距離輸送が入るとダメらしい。'06年桂川S(1着)、'07年セントウルS(3着)は変態高速決着で、折り合いに専念する必要が無かった。

 エイシンドーバーは前走に引き続き内を通っての追い上げ。しかしこの馬にしては全く伸びが無かった。やはりハンデが足枷になった模様。過去に制した2つの重賞(阪急杯、京王杯スプリングC)はいずれも1,400Mで、マイルがベストではないと言えばそれまでだが…。


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