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第24回ラジオNIKKEI杯2歳S(JpnIII)
2007年12月22日(Sat) 阪神芝2,000M 2歳オープン 馬齢 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 2 2 サブジェクト 牡2 55.0kg O.ペリエ 2.07.0 464kg(-6) 4
2 8 13 サダムイダテン 牡2 55.0kg 安藤勝己 2.07.0 クビ 474kg(+4) 1
3   3 3 メイショウクオリア 牡2 55.0kg 藤岡佑介 2.07.0 ハナ 458kg(-10) 6
4   8 12 イイデシンゲン 牡2 55.0kg 藤田伸二 2.07.1 1/2 498kg(-2) 10
5   5 6 マイネルファルケ 牡2 55.0kg 池添謙一 2.07.2 3/4 510kg(-8) 8
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:雨、馬場:重)
ハロンタイム 12.5 - 11.6 - 13.4 - 13.4 - 13.6 - 13.9 - 13.1 - 11.5 - 11.4 - 12.6
上がり 4F 48.6 - 3F 35.5
1コーナー 12,6(3,2)-7,4(5,11)1(9,10)(8,13)
2コーナー 12,6(3,2)-7,4,11,5,9(1,10)8,13
3コーナー (*12,6)(3,2)(5,7,11)4(1,9)8(10,13)
4コーナー (12,*6)2-(3,7)(5,11)(1,4,9)(8,10,13)

■レース回顧 スローで活きた先行策・大敗の鬱憤晴らしたサブジェクト!
■レース解説

 サダムイダテンが出遅れ。ショウナンアクロスもダッシュがつかず後方から。イイデシンゲンが積極的にハナを奪う。マイネルファルケ、メイショウクオリアがこれに続く。サブジェクトも早め4番手につける。ランチボックスは中団、ダノンイサオはその後方の内を進む。フローテーション、オリエンタルロックは後方の外、サダムイダテンは最後方待機。マイネルファルケがイイデシンゲンに並びかけ、サブジェクトも追い上げながら直線に向く。前の2頭にサブジェクトが並びかけ、後続を離して3頭が競り合う。4番手からはメイショウクオリアが徐々に接近。続いてサダムイダテンが大外から突っ込んでくるも、サブジェクトが一足先に抜け出して凌ぎ切る。


■レース回顧

 ハズレ。うんこちゃんスロー。ルメールは何で後ろから行ってんの?(´д`;)

 サダムイダテンがゲートの中でよろめいていきなり最後方。これはキッツイね。しかしフローテーションも控え目。ダノンイサオも前走の反省からか前には行きたくない様子。これらとは対照的にサブジェクトは最初のコーナーまでに好位へ押し上げていった。

 そしてここからがクソ遅かった。新馬戦や未勝利戦ならまだしも、中距離の重賞で1ハロン当たり13秒台が5ハロン(1,000M)も続くというのはちょっと記憶に無い。イイデシンゲンは先頭を走っているというだけで後続を引っ張る気配ゼロ。マイネルファルケも前に出ればいいものを、手綱をがっちり締めて自制。後続もこの流れにただ黙ってついて行った。あー、これは嫌な予感がするぞ。

 前の2頭は4コーナーで適度に競り合ったはずなのに直線でまた伸びた。その後ろからは唯一サブジェクトが追いかけてきた。フローテーション、ダノンイサオはまだ後ろ。あーあ。しかし何でこいつらは後ろから行ったんだろうね。呆れて怒る気にもなれない。

 サブジェクトは今回も追い出してからジリっぽかったが、前々につけていたことが幸いして後続の追撃を振り切ることに成功。ただ何とか勝ったという印象しか残らなかった。朝日杯フューチュリティSに引き続いてここでも1勝馬が勝利。クラシックシーズンまでまだ時間があるものの、来年も今年並みにヤバいことになりそうな気がしてきた。

 むしろ2着サダムイダテン、3着メイショウクオリアのほうが味のある競馬を見せた。サダムイダテンは典型的な前残りの競馬を最後方から突っ込んで僅差。メイショウクオリアも離れた4番手からジリジリ伸びて僅差。いずれも2分07秒0という異質な決着で浮上しただけのことかもしれないが、一応次走もチェックしておきたい。

 ダノンイサオは中団の内で脚を溜めていたはずが、後半のペースアップで早くも手が動いて脱落。フローテーションは大外を回しての追い上げも、直線で追う度に内に切れ込んでいった。馬が弱かったのか、乗り役が位置取りをミスったのか。…両方かな?


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