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第2回阪神カップ(JpnII) 2007年12月16日(Sun) 阪神芝1,400M 3歳以上オープン 定量 (国際)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ○ | 8 | 17 | スズカフェニックス | 牡5 | 57.0kg | 武豊 | 1.20.6 | − | 470kg(+2) | 1 |
2 | 2 | 4 | ジョリーダンス | 牝6 | 55.0kg | 秋山真一郎 | 1.20.7 | 1/2 | 470kg(-2) | 10 | |
3 | 8 | 16 | ブルーメンブラット | 牝4 | 55.0kg | C.ルメール | 1.20.7 | クビ | 470kg(-4) | 5 | |
4 | 2 | 3 | ローレルゲレイロ | 牡3 | 56.0kg | 藤田伸二 | 1.20.8 | クビ | 464kg(0) | 9 | |
4 | 7 | エイシンドーバー | 牡5 | 57.0kg | 福永祐一 | 1.20.8 | 同着 | 462kg(-2) | 2 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.2 - 10.9 - 11.3 - 11.6 - 11.2 - 11.3 - 12.1 上がり 4F 46.2 - 3F 34.6 3コーナー (*3,10)(1,13)(7,12,11,15)(6,4)17(2,9,14)16(8,18)5 4コーナー (*3,10)13(1,7,12,11,15)(6,4,17)(2,9,14,16)18(8,5) |
■レース回顧 狙い済ませた差脚炸裂・GI馬の貫禄スズカフェニックス! |
■レース解説 ダンスフォーウィン、ペールギュントが出遅れ。ローレルゲレイロが好ダッシュでハナを奪う。プリサイスマシーン、アグネスラズベリがこれに続く。エイシンドーバー、フサイチリシャールも直後につける。ドラゴンウェルズはこの後ろから前へと上がっていく。ジョリーダンスは中団内を進む。スズカフェニックスは後方の外、ブルーメンブラットはこの直後を追走。馬群は一団。ローレルゲレイロ先頭、2番手にプリサイスマシーンとマイネルシーガルが並びかけて直線に向く。ローレルゲレイロが内一杯で先頭。2番手は横一線。間を割ってエイシンドーバーが抜け出したところへ大外からスズカフェニックス、ジョリーダンス、ブルーメンブラットが強襲。スズカフェニックスが突き抜けてゴール。 ■レース回顧 ハズレ。ドラゴンウェルズ…。格下が良く見えてしまう癖を何とかせんといかんね。(-_-) 注目の先行争いはローレルゲレイロがすんなりと制した。2番手はプリサイスマシーンとアグネスラズベリ。エイシンドーバーもまずまずの位置取り。フサイチリシャールは遅れを取っていた。やっぱり乗り難しいんだなぁ。ジョリーダンスが中団で、ドラゴンウェルズもこの辺り。しかしコーシローの手は引っ張り通し。どうやら掛かっているらしい。 そこそこ早い流れのまま3コーナーをカーブ。先頭のローレルゲレイロから最後方のスピニングノアールまで10馬身圏内。まさしく一団。先行のアドバンテージは無いに等しい状況。これなら後ろからでも十分に届く。前に競らせるだけ競らしておいて、疲弊したところをスズカフェニックスらが満を持して差し込んできた。 スズカフェニックスは勝負どころで外を回す進出も、前述の通り一団の競馬で十分間に合った。それにしてもすげー切れ味。同じような位置からコイツに勝てる短距離馬は現時点で他にいないでしょ。順当過ぎて他にコメント無し。 ジョリーダンスは中団インでじっくり溜めて、直線でジワジワ進出。外から迫ってきたスズカフェニックスと併せると、一緒になって飛んできた。ただゴール前で離された辺りは格の違いを感じた。阪神芝1,400Mはこれまで重賞勝ちを含めて2戦2勝の舞台。復調を示すにはこれ以上無い舞台だった。 ブルーメンブラットはスズカフェニックスよりも後ろから伸びてきた。上がり3ハロンはスズカフェニックス(34秒1)を上回る最速(34秒0)を計時。惜しむらくは直線で外からトウショウカレッジに寄られまくったこと。位置取りがもう少し前ならスズカフェニックスと逆転もあり得たんじゃないかと思う。 エイシンドーバーは追い出してから若干フラついていた。全体的には隙の無い競馬をしたと思うが、外から迫ってきた馬に対してはどうしようもなかった。ローレルゲレイロは活力溢れる追い切りの動きを見ていればこの位は走ってきても不思議は無い。最後まで見せ場を作ったのだから胸を張っていい。マイネルシーガルも残り100Mまでは勝ち負けを争う位置にいた。この経験は来年以降に生きてくるはず。 プリサイスマシーンはローレルゲレイロに楽々とついて行ったはずが、いざ追い出してみるとモタモタ。寄る年波には勝てないということか。フサイチリシャールは中途半端な位置取りに置かれたことで持ち味の粘り込みが生かせなかった。勝ち時計1分20秒6は昨年自身が制した時と同じ時計。 ドラゴンウェルズは一団の競馬の中で落ち着きが無く、しきりに前へ行きたがっていた。直線に向いたところで早くも手応えはアラアラ、スズカフェニックスに並ぶ間もなく抜かれたところで戦意喪失。スワンSの好走はフロックだったのか?あー、また馬券上手い奴らのエサにされた! |