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第45回愛知杯(GIII)
2007年12月15日(Sat) 中京芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (牝)(国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   3 6 ディアデラノビア 牝5 57.0kg C.ルメール 1.58.9 434kg(+4) 4
2 4 8 ニシノマナムスメ 牝3 53.0kg 武豊 1.59.0 1/2 444kg(+2) 2
3 2 4 アドマイヤキッス 牝5 57.0kg 安藤勝己 1.59.0 ハナ 456kg(+2) 1
4   1 2 ピースオブラヴ 牝4 52.0kg 上村洋行 1.59.2 1 1/4 424kg(-6) 11
5   4 7 マイネカンナ 牝3 52.0kg 吉田豊 1.59.2 クビ 424kg(-6) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.6 - 10.9 - 11.5 - 12.2 - 11.9 - 11.9 - 12.2 - 12.2 - 11.9 - 11.6
上がり 4F 47.9 - 3F 35.7
1コーナー 3(10,16)-2(4,9)(1,6,12)(5,8,15)(7,14)(11,13)
2コーナー 3-(10,16)2,9,4(6,12)1(8,15)5(7,14,13)-11
3コーナー 3=(10,16)-2-(4,9)(6,12)(1,8,15)(5,13)14(7,11)
4コーナー 3-(10,16)2(4,9)(8,6,15)(1,12)(5,13)(7,14)11

■レース回顧 年の瀬の裏稼業・馬群を割って突き抜けたディアデラノビア!
■レース解説

 シェルズレイがゆっくりとハナに立つ。トップセラー、スズカローランが直後に続く。アドマイヤキッス、ディアチャンスも前につける。ディアデラノビアも差がなく追走。ニシノマナムスメはこの直後、アルコセニョーラはこの内を進む。シェルズレイが後続との差を広げながら3コーナーを通過。2番手以降が凝縮するもシェルズレイ先頭のまま直線に向く。外から迫る後続勢に先駆け、内からニシノマナムスメが抜け出して先頭。続いて馬群を割ってディアデラノビア、外からアドマイヤキッスが追撃。ディアデラノビアが内で粘るニシノマナムスメをゴール手前で捉えて交わす。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。武アホか。…ぉぉおおお、すげー!って、デラデラ買ってねーよ!ヽ(`Д´)ノウワァァン

 シェルズレイの先手主張に待ったをかける馬はおらず、予想通り淡々とした流れ。ディアチャンスは期待通り前で競馬をしてきた。アドマイヤキッスも前。しかしいずれもシェルズレイからはかなり間がある。届くかな?微妙だな。あっ、そういえばニシノマナムスメはどこ?ディアデラノビアがここにいて…、ってその後ろかよ!武アホか。あーあ。やっぱり罠だった。

 ニシノマナムスメは3コーナーでもまだ中団。まあてきとーに頑張ってよと思って見ていると、4コーナーで上手い具合に内へ滑り込んできた。殆どの馬が外を回す中にあってこれは効果てきめん。持ったままでシェルズレイの内から抜け出し、そのまま2馬身程のリード。おおお、すげー!すげーよ武!近藤のおっさん涙目!

 と、そこへトップハンデの2頭が襲い掛かってきた。やはりGIを戦ってきただけのことはある。ディアデラノビアが上手い具合に弾けて1着。まあこれは仕方ない。問題は2着争い。ゴールした瞬間は勢いからしてアドマイヤキッスが優勢。力も相手が上。しかし勝負どころでの動きはニシノマナムスメが上だった。これにはトップジョッキーの意地を見た。近藤のおっさん涙目。私はディアデラノビアが抜けて涙目。

 ディアデラノビアはルメール騎手が4コーナーで外に行かせず、敢えて馬群に突っ込んでいく作戦が上手く機能した。一つ間違えば前詰まりになっていてもおかしくない状態から抜け出しての勝利。東京や京都で詰め損なってばかりでも、直線の短いローカルなら届くということだろうか。ルメール騎手はこれがJRA通算100勝目。最近は節目の勝利を重賞で迎える騎手が多い。次は誰かな?チェックしておこう。ちなみにディアデラノビアの父サンデーサイレンスはこれがJRA重賞通算300勝目。すげー。

 ニシノマナムスメは前述の通り武豊騎手が上手く乗った。ただ今回も抜け出してから甘くなっていた。距離は短いほうが良さそう。アドマイヤキッスは4コーナーで前を走っていたピースオブラヴの外を回しての進出。位置取りはディアデラノビアと大して変わらなかったのだが、追い出してから遅れを取っていた。こんなところでも取りこぼしているようでは先が思いやられる。

 ディアチャンスはアドマイヤキッスよりも外を回していた。手応えも一杯。久々にみせた積極策も、シェルズレイの楽逃げの遥か後方では意味が無かった。アルコセニョーラはニシノマナムスメの後を追って内から伸びてきたが、前走のような勢いはなく埋没。今回はニシノマナムスメの位置からでも届くかどうか微妙だった。シェルズレイは栗東坂路で4F51秒台を出した時だけ走る。今回は53秒台だった。


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