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第24回マイルチャンピオンシップ(GI)
2007年11月18日(Sun) 京都芝1,600M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   4 8 ダイワメジャー 牡6 57.0kg 安藤勝己 1.32.7 528kg(-2) 1
2 4 7 スーパーホーネット 牡4 57.0kg 藤岡佑介 1.32.7 クビ 474kg(+4) 4
3 6 11 スズカフェニックス 牡5 57.0kg 武豊 1.32.8 1/2 468kg(+8) 5
4 6 12 アグネスアーク 牡4 57.0kg 藤田伸二 1.32.8 クビ 434kg(+4) 2
5 5 9 カンパニー 牡6 57.0kg 福永祐一 1.33.0 1 1/4 466kg(+6) 3
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.6 - 10.6 - 11.2 - 12.0 - 11.6 - 11.5 - 11.3 - 11.9
上がり 4F 46.3 - 3F 34.7
3コーナー (*5,6)8(3,4,13,15)(1,2,7,16)(10,12)-11(9,17,14)18
4コーナー (*6,4,8)(3,13,15)(5,7,16)(1,2,12)(10,11)(9,17,14)18

■レース回顧 自ら招いた混戦を見事平定・得意舞台で行き脚復活ダイワメジャー!
■レース解説

 ダイワメジャーが行きかけたところへ、内からローエングリン、フサイチリシャールが交わしていく。少し空いてマイネルシーガル、キングストレイル、ローレルゲレイロが4番手で並ぶ。スーパーホーネットは直後の一角を進む。アグネスアークは中団、スズカフェニックスはこの直後。カンパニーは後方内を追走。フサイチリシャールが僅かに先頭。ダイワメジャーがマイネルシーガルと並んで直線に向く。マイネルシーガルがフサイチリシャールに並びかけて競り合うところへダイワメジャーが馬なりで接近、鞭を入れて楽に先頭。大外からスーパーホーネットが追い縋るも、ダイワメジャーがこれに抜かせず押し切る。


■レース回顧

 ハズレ。なんというセンスの無い外し方…。ダイワ兄妹とは非常に相性が悪い。(´・ω・`)

 ダイワメジャーの鞍上・安藤勝己騎手はスタートしてからしきりに内の出方を気にしていた。そして赤い帽子の2頭が行く気なのを確かめると、競り合うことなく3番手に下げていった。結局ハナはフサイチリシャール。ダイワメジャーはこの直後でジッとしていた。4コーナーでも持ったまま。完璧。それに引き換えカンパニーは遥か後方、しかも馬場の悪いインコースを通っていた。(^ω^#)ピキピキ

 かくしてダイワメジャーが完勝。先週言ったばかりだが改めて。自分でレースを組み立てられる馬は強い。毎日王冠の回顧でダイワメジャーの負けパターンについて触れたが、今回は全く逆。すなわち勝ちパターンだった。2年連続好走の舞台で、楽に行かせてもらえたらこうなるわな…。それにしてもダサいハズし方だ。穴があったら入りたい。

 フサイチリシャールの積極策は明らかにダイワメジャーを意識していた。前走から距離が200M延びた上に早仕掛けでは持たなくて当然。じっくり乗れば掲示板もあっただろうが、それでは勝ちは拾えない。マイネルシーガルも強気に乗られたが、ダイワメジャーにあっさり交わされて終了。格が違い過ぎた。

 ダイワメジャーが抜け出した後、これに真っ先に喰らいついていったのがスーパーホーネットだった。道中は前を見渡せる位置につけ、直線の進出も軽やか。しかしダイワメジャーに追いついたところで脚色が同じになった。ただ安田記念でコンマ8秒あった差が今回で埋まった。次走は阪神カップを予定。今の充実振りならタダ貰いだろう。

 アグネスアークは直線で外に持ち出しての追い込みで届かず。1分32秒台での決着では間に合わなくても仕方ない。スズカフェニックスについても同じことが言える。こちらは位置取りが後ろなので常にこの問題がもたれかかってくる。カンパニーはスタートで行き切れずいきなり最後方。外を通ったアグネスアークやスズカフェニックスの伸び方を見る限り、内を突いたのは作戦ミスとしか思えない。


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