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第50回毎日放送賞スワンS(GII) 2007年10月27日(Sat) 京都芝1,400M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 6 | 12 | スーパーホーネット | 牡4 | 57.0kg | 藤岡佑介 | 1.20.7 | − | 470kg(+10) | 3 | |
2 | 7 | 14 | フサイチリシャール | 牡4 | 58.0kg | 福永祐一 | 1.20.7 | ハナ | 492kg(-4) | 10 | |
3 | 7 | 13 | ドラゴンウェルズ | 牡4 | 57.0kg | O.ペリエ | 1.20.8 | 1/2 | 490kg(+2) | 5 | |
4 | 1 | 2 | スイープトウショウ | 牝6 | 56.0kg | 池添謙一 | 1.21.1 | 2 | 480kg(+18) | 4 | |
5 | 5 | 10 | ブラックバースピン | 牡4 | 57.0kg | 四位洋文 | 1.21.4 | 1 3/4 | 480kg(0) | 8 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:稍重) |
ハロンタイム 12.0 - 10.6 - 11.1 - 11.5 - 11.6 - 11.4 - 12.5 上がり 4F 47.0 - 3F 35.5 3コーナー 6,11(1,7)14(2,3,13)(4,17)(10,15,16)(8,9,12,18)5 4コーナー 6(11,1)14(2,7)13,3(8,4)16,12(10,18)15(5,17,9) |
■レース回顧 眠れる才能遂に開眼・切れ味見せつけ主役へ名乗りスーパーホーネット! |
■レース解説 アストンマーチャンがハナを奪う。ギャラントアロー、ナカヤマパラダイスもこれに離れず追走。マイネルスケルツィ、フサイチリシャールも前につける。スーパーホーネットはローエングリンと並んで最後方を追走。アストンマーチャン単独先頭で3コーナーの坂を下る。2番手ナカヤマパラダイスにマイネルスケルツィ、フサイチリシャールが並びかけて直線に向く。アストンマーチャンが逃げ込みに入るも、フサイチリシャールがこれを余裕の手応えで交わして先頭。フサイチリシャールが一時後続に2馬身程のリードを広げるも、大外からスーパーホーネットが突っ込み、この2頭が鼻面を並べてゴール。 ■レース回顧 ハズレ。5年連続二桁人気馬勝利を止めたのはオープン大将でした。って、なんだそれ?(^-^;) アストンマーチャンが例の如くハナへ。しかしギャラントアローとナカヤマパラダイスも楽な手応えでついてきた。特にナカヤマパラダイスはアストンマーチャンにべったりと張り付いてきた。アストンマーチャンはナカヤマパラダイスを振り切って前へ。前走のような余裕がない。ピッチ走法は鳴りを潜め、直線で因縁のナカヤマパラダイスに交わされた後は力なく馬群の中へと消えていった。 このレースは何が走ってきても驚かない準備はしていたのだが、フサイチリシャールの躍動には少々ビックリ。セントウルSは出負けもあって殆ど空気だったが、今回は前に離されない位置をがっちりキープ。直線半ばでアストンマーチャンを子供扱いしてセーフティーリードを構築。この馬は福永騎手と物凄く手が合うようだ。但しラストが甘くなったのは減点。 スーパーホーネットは直線に向いて後ろから4〜5頭目。画面が先頭集団の攻防を映している時はまだ後方。しかし画面が再び全景に戻ると、先ほどまでいなかった馬が映っていた。勢いはあるが残り100Mで2馬身。無理だな。って、差しちゃうのかよ!フサイチリシャールに並んだのは残り1M位。その位際どかった。 スーパーホーネットについては展望の中で「テン3ハロン35秒を割る流れではきつい」旨の根拠を掲げて消したのだが、今回のテン3ハロンは33秒7。1,000M通過も56秒8と速かった。前走の4馬身差で才能開眼ということだったらしい。昨年のマイルCSは緩々の1,800Mを勝った直後で力負けの9着。今年は少なくともこれ以上は確実。 4コーナーで手応えが良く見えたのはフサイチリシャールの他にドラゴンウェルズ、キングストレイルといった辺り。スイープトウショウは内を通って好位を確保していた。ドラゴンウェルズはNHKマイルC5着以降自己条件を使い続けて力をつけてきている。キングストレイルは中団の内でいつもより後ろ。やはり小回りで先に抜け出せる中山でこその馬。 スイープトウショウは日頃まともな調教を積んでいないこともあり太め残り。それでいて4着なのだからやはり力はある。真面目に稽古に励んでもらいたい。ジョリーダンスは終始覇気が感じられず、直線も追うところ無く完敗。克服出来ない流れでも無かっただけにこれは負け過ぎ。 スプリンターズS組はキングストレイルの6着が最高で軒並み沈没。アストンマーチャンは他に絡まれた時の対処が課題。タマモホットプレイは何故か3コーナーで最後方まで下がってしまった。ペールギュントはスーパーホーネットと同じ位置からの追い出しでキレ負け。穴馬って狙ったら来ないよね。 |