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第12回東京中日スポーツ杯武蔵野S(GIII)
2007年10月27日(Sat) 東京ダート1,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   4 6 エイシンロンバード 牡5 56.0kg 吉田豊 1.35.5 502kg(0) 9
2 6 10 ワイルドワンダー 牡5 57.0kg 蛯名正義 1.35.6 3/4 452kg(-9) 1
3 3 3 トーセンブライト 牡6 56.0kg 藤田伸二 1.35.8 1 1/4 500kg(0) 6
4 4 5 フィールドルージュ 牡5 56.0kg 横山典弘 1.35.8 クビ 492kg(0) 3
5   3 4 イブロン 牡5 56.0kg 後藤浩輝 1.35.9 クビ 506kg(-4) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:雨、馬場:不良)
ハロンタイム 12.7 - 10.8 - 11.8 - 12.1 - 12.4 - 12.0 - 11.7 - 12.0
上がり 4F 48.1 - 3F 35.7
3コーナー 6(9,11)(4,12)(10,14)(3,7,8,13)(1,2)5
4コーナー (*6,9)11(4,10,12)(3,14)(7,8)(1,2,13)-5

■レース回顧 ドロンコ馬場で活きた逃げ脚・強敵振り切り大金星エイシンロンバード!
■レース解説

 エイシンロンバードがウイングシチーらを制してハナを奪う。ウイングシチーが2番手、シーキングザベストも掛かりながら3番手へ。イブロン、サイレンスボーイまでが先頭集団を形成。ワイルドワンダーは少し離れて6番手、トーセンブライトはこの直後に続く。ロングプライドは中団、フィールドルージュは2馬身程離れた最後方に構える。エイシンロンバードが僅かに先頭で直線に向く。エイシンロンバードがスパートをかけて1馬身程のリード。2番手は横一線の状態からワイルドワンダーが抜け出して前を追う。内からトーセンブライト、大外からフィールドルージュも追撃。しかしエイシンロンバードの勢いは止まらず、ジリジリと詰め寄るワイルドワンダーを振り切ってゴール。


■レース回顧

 ハズレ。ノーマークにした馬の逃げ切りほど空しいものはないよな…。(-_-)

 季節外れな台風の雲が関東地方を覆い、朝方から断続的な雨。午後に入っても状況は変わらず、ダートコースはべちゃべちゃ。とりあえず前に行くべきと意気込んだ先行争いから、エイシンロンバードがスッと抜け出した。ウイングシチーは距離を意識して控え目。シーキングザベストは勢いがついていきなり掛かっていた。ワイルドワンダーは先行集団から2馬身の圏内。

 4コーナーでの後続の押し上げに目立ったところはなく、ほぼ一団で直線へ。エイシンロンバードがインを締めて早くもスパート。えらく強気だなぁ。ワイルドワンダーは馬群の割れ目をキャッチして進路を確保。内からは赤い帽子のトーセンブライトが伸びてきた。エイシンロンバード、ご苦労さん。ってあれ?ちょっとちょっと、何でタレないの?もういいってのに。ああ…。

 エイシンロンバードは3走前のホンコンジョッキークラブCで今回と同じ不良馬場を逃げ切っている。この時のイメージを強く持っていた人ならここでエイシンロンバードを買えたのかもしれない。馬場が荒れると馬券も荒れる。思い起こせば'03年のジャパンカップダートもこんな感じの馬場でフリートストリートダンサーが大本命アドマイヤドンを振り切って金星を挙げていた。

 ワイルドワンダーはゴール前でエイシンロンバードと同じ脚色になった。これは馬場に脚を取られたとしか考えられない。位置取りは完璧、抜け出す際の反応も良かっただけに残念。トーセンブライトは前走同様インを突き、仕掛けをワンテンポずらせて手際良く抜けてきた。しかし先に抜けた2頭には遠く及ばず。この馬場では仕方ない。フィールドルージュの後方一気はお約束過ぎてノーコメント。

 イブロンは早い段階からエイシンロンバードを追ってガス欠。楽逃げを力で交わしにかかると大抵こうなる。シーキングザベストは先行争いの際にハミをがっつり取って行く気全開。勝浦騎手が手綱を短く持って抑えにかかったものの、直線を迎えた時には既に余力が尽きかけていた。ロングプライドは4コーナーで手が動きながら大外を回していた。位置取りが後ろ過ぎたか。


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