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第42回京都大賞典(GII)
2007年10月7日(Sun) 京都芝2,400M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 6 インティライミ 牡5 53.0kg 佐藤哲三 2.24.8 468kg(+2) 2
2 3 3 ポップロック 牡6 55.0kg 四位洋文 2.24.8 クビ 500kg(+2) 1
3   5 5 アルナスライン 牡3 57.0kg 和田竜二 2.25.1 1 3/4 542kg(+10) 6
4   7 7 ダンスアジョイ 牡6 57.0kg 角田晃一 2.25.1 アタマ 512kg(-12) 8
5   2 2 デルタブルース 牡6 57.0kg 川田将雅 2.25.1 ハナ 520kg(+4) 5
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 13.1 - 11.5 - 11.7 - 12.6 - 12.5 - 12.4 - 12.7 - 12.7 - 11.6 - 11.4 - 11.1 - 11.5
上がり 4F 45.6 - 3F 34.0
1コーナー 2,1-4,3,5(6,10,8)-(7,9)
2コーナー 2,1-4,3,5,8(6,10)(7,9)
3コーナー (*2,1)4,3,5(6,10,8)(7,9)
4コーナー (*2,1)4(3,5)6,10,8(7,9)

■レース回顧 屈辱雪いだ後方一気・折り合い身に付き更に進展インティライミ!
■レース解説

 デルタブルースが様子を窺いながら先頭に立つ。トウショウナイトが直後に続く。ポップロック、アルナスラインも前に行く。インティライミは中団を追走。ファストタテヤマは抑えて最後方待機。デルタブルース単独先頭でゆったりとした流れ。3コーナーの下りでトウショウナイトがデルタブルースに並びかけていく。マキハタサイボーグ、ポップロックら後続も直後まで押し寄せて直線に向く。デルタブルース、トウショウナイトの競り合いをポップロックが内から交わして先頭に替わる。外からはアルナスライン、続いてインティライミが進出。ポップロックが一旦完全に抜け出すも、インティライミが末脚を伸ばしてゴール前でポップロックを捉えて交わす。


■レース回顧

 3連単3着抜けハズレ。瞬発力勝負ならインティライミが上、と予想出来たのは良かった。(・∀・)

 典型的な逃げ馬不在。デルタブルースが先導役となり、1,000M通過61秒4と想定通りのスロー。デルタブルースは直線に向いたところで余裕がなく、手綱が動いていた。トウショウナイトは動くのが早く、追い出しても反応は薄かった。ポップロックは機転良く最内に進路を採って一気に弾けた。デルタブルースを楽に交わし、瞬時に1馬身のリード。インティライミ、危うし?

 インティライミはすぐ外を走っていたアルナスラインが壁になりながらも、一旦後ろに下げて外に持ち出すパワープレイで切り返しに成功。進路が開けてからは確実に加速、アルナスラインを交わしたところで更に勢いが付いた。セーフティーリードかに思えたポップロックの差が一気に詰まり、ゴールの10M手前で逆転。う〜ん、快感。3着?知らん。(-_-)

 インティライミがマークした上がり3ハロンは33秒4で最速。ポップロックも33秒6でまとめてきたが、上がり最速を出した馬が勝ち負けするという観点からすればインティライミが勝って然るべき。競馬は強い馬が勝つのではなく、その時その条件に最も合致した馬が勝つということを再認識させてくれたレースだった。

 ポップロックは先に仕掛けた分の負け。着差も最小限で、休み明けとしては上々の内容。アルナスラインは休み明けで古馬相手にここまで食い下がるとは思わなかった。今年の小粒な牡馬クラシック戦線なら即通用レベルか。ここを使ったことで春先の切れ味が戻るようなら不気味。

 トウショウナイトは冒頭で述べた通り仕掛けが早かった。元々休み無く使われてきた馬で、レース間隔が開いて調整のリズムが崩れたというのもあるかもしれない。ファストタテヤマは逆に仕掛けが遅過ぎ。所々で横を向いて苦しそうにしていた。16kgの馬体減は渾身の仕上げというより単にガレていただけだったようだ。


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