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第58回毎日王冠(GII)
2007年10月7日(Sun) 東京芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   5 7 チョウサン 牡5 57.0kg 松岡正海 1.44.2 (レコード) 496kg(-6) 8
2 5 8 アグネスアーク 牡4 57.0kg 吉田隼人 1.44.4 1 430kg(-8) 5
3 1 1 ダイワメジャー 牡6 59.0kg 安藤勝己 1.44.5 1/2 528kg(+12) 1
4   7 11 エリモハリアー セ7 57.0kg 吉田豊 1.44.5 クビ 456kg(0) 9
5 3 3 ブライトトゥモロー 牡5 57.0kg 後藤浩輝 1.44.6 クビ 500kg(+4) 2
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.9 - 10.6 - 10.9 - 11.5 - 11.6 - 11.9 - 11.4 - 11.6 - 11.8
上がり 4F 46.7 - 3F 34.8
2コーナー 12(1,5,13)(2,3,6)(8,9)(4,7,10)14,11
3コーナー 5-12,1(13,9)(2,3,6)(4,7,8)10(11,14)
4コーナー 5(12,1)(2,3,13,9)(4,7,6)8(11,10)14

■レース回顧 大きく弾んで大物喰い・チョウサン驚きのレコードV!
■レース解説

 コンゴウリキシオーがビッグプラネットを交わして前に出る。更にストーミーカフェが押し上げてコンゴウリキシオーに並びかけていく。ダイワメジャーはこの直後につける。ブライトトゥモローはエイシンデピュティらと並んで好位の一角につける。アグネスアークとチョウサンは中団、カンファーベストとエリモハリアーはその後方を進む。結局ストーミーカフェが単独先頭、2番手以降が横に広がりながら直線に向く。コンゴウリキシオーがストーミーカフェを交わして先頭に替わる。ダイワメジャーも持ったままで進出。続いてブライトトゥモロー、チョウサンが接近。残り200Mでダイワメジャーが追い出して前に出かかるも、外からチョウサンが末脚を伸ばして先頭に踊り出る。チョウサンが大外から突っ込んできたアグネスアークを楽に退けてゴール。


■レース回顧

 ハズレ。だめだこりゃ。次行ってみよ〜。(=。=)ノ

 コンゴウリキシオーはスタートから押して逃げ脚全開。ストーミーカフェはワンテンポ置いてこれに絡みかけていった。1,000M通過57秒4は想定通りのハイペース。ダイワメジャーは3番手、ブライトトゥモローはこの直後。ダイワメジャーはともかく、ブライトトゥモローも積極的な位置取りを敷いてきた。

 直線に向いたところでコンゴウリキシオーが早くもスパート。ダイワメジャーは直後で持ったまま。やはりGI4勝馬は貫禄がある。ブライトトゥモローはダイワメジャーに並びかけたところで早くも一杯。ありゃりゃ、これはマズいぞ。ダイワメジャーはこのタイミングで仕掛け始めた。はい、追いつけません。

 コンゴウリキシオーも最内で粘っていたが、ダイワメジャーに交わされるのは時間の問題。と、そこへ末脚を伸ばしてくる馬の影が。これがブライトトゥモローなら飛び上がって喜んだんだろうが、呼ばれた名前はチョウサン。大きなストライドでダイワメジャーをあっさり交わし、更にリードを広げていく。おいおい、強過ぎんぞ。アグネスアークも外から突っ込んで馬連万馬券完成。だめだこりゃ。

 前が速けりゃ後ろから行く馬を買えっつったって、準オープンを勝ったばかりの馬を軸で買うのは難しい。元々東京コースに実績のある馬で、今回の結果と合わせて考えれば天皇賞秋でもそれなりの人気を集めそう。「コイツが好走したら次走も有力視されそうだな」という観点で穴馬を探すのも面白い。

 ダイワメジャーは強いが、ディープインパクトのように完璧ではない。ダイワメジャーの負けパターンを挙げていくとすれば、まずは距離。次に前が激しくやり合う展開。前走は激戦の反動と距離、さらに湿った馬場が折り重なっての惨敗。今回は昨年よりも1秒近く速いペースに足元を掬われた格好。要するに後方一気で来られたら抵抗出来ないということ。

 ブライトトゥモローはなし崩しの脚を使わされての完敗。想定では中団付近から大外に持ち出して一気差しというのを期待していたのだが、それはアグネスアークに実演されてしまった。ただダイワメジャーを負かしに行くために早仕掛けを打っての負けで、余裕が無かったのも事実。人気落ちしてノーマークになればまた違う乗り方が出来るだろう。

 アグネスアークは札幌記念に続く好走で、潜在能力の高さは明らかになった。ただ今回も馬体を減らしており、暫くの間は馬体維持が焦点になりそう。エイシンデピュティはエプソムCでもなかなか反応しなかった位で、レコード決着は敷居が高過ぎた。


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