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第11回シリウスS(GIII) 2007年9月29日(Sat) 阪神ダート2,000M 3歳以上オープン ハンデ (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 3 | 3 | ドラゴンファイヤー | 牡3 | 53.0kg | 福永祐一 | 2.05.1 | − | 472kg(-2) | 1 |
2 | ○ | 6 | 8 | ラッキーブレイク | 牡6 | 56.0kg | 幸英明 | 2.05.3 | 1 | 478kg(-4) | 6 |
3 | 1 | 1 | ワンダースピード | 牡5 | 55.0kg | 小牧太 | 2.05.4 | 3/4 | 458kg(-14) | 5 | |
4 | △ | 8 | 12 | アロンダイト | 牡4 | 59.0kg | 後藤浩輝 | 2.05.4 | クビ | 562kg(+16) | 2 |
5 | 5 | 7 | オースミヘネシー | 牡5 | 54.0kg | 角田晃一 | 2.05.7 | 1 3/4 | 498kg(+2) | 8 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 12.3 - 11.2 - 11.0 - 14.2 - 13.8 - 13.0 - 12.4 - 12.4 - 12.0 - 12.8 上がり 4F 49.6 - 3F 37.2 1コーナー 5,2=(1,10)13,3-(4,9)(7,12)(6,11)8 2コーナー 5,2-(1,10)(13,3)-(4,9,12)7(6,11)8 3コーナー (*5,2)(1,10)12(13,3,7)(4,9)(6,11)8 4コーナー (*5,2,10)(1,12,7)(13,3)(6,8)(4,9,11) |
■レース回顧 並み居る古馬をブッコ抜き・烈火の如き4連勝ドラゴンファイヤー! |
■レース解説 ヒーローアンセムが先手を窺うも、マイネルボウノットがこれを追いかけて前は2頭が並ぶ。そこから少し離れてマーブルチーフ、ワンダースピードなどが続く。ドラゴンファイヤーはテイエムヤマトオーと並んで5番手、アロンダイトは後方から徐々に押し上げていく。ラッキーブレイクは最後方待機。3コーナーで早くも馬群が凝縮。ヒーローアンセムが僅かに先頭で直線に向く。直後からマイネルボウノット、最内を突いてワンダースピードが前に並びかけていく。大外に持ち出したラッキーブレイクの脚色が良く、最内ワンダースピードを交わして一旦前に出るも、その間からドラゴンファイヤーが突き抜けてゴール。 ■レース回顧 馬単◎→○(40%)的中。本線ゲット。まあこのハンデなら勝って当然でしょ。(・∀・) ヒーローアンセムが単騎を奪えず、マイネルボウノットに鈴をつけられる展開。向こう正面で一時的に「解放」されて一息入ったのも束の間、アロンダイトらが早めに押し上げて俄かに一団。前の馬には余裕がなく、一転して差し台頭の雰囲気が漂い始めた。 ワンダースピードが最内に進路を採って一気にスパート。大外からはラッキーブレイクが猛追。アロンダイトは動きが鈍い。ドラゴンファイヤーは前が詰まっていて一旦外に持ち出すロス。そうこうしている内にラッキーブレイクが先頭に踊り出た。うわー、馬連にしとけばよかった。…と諦めていたら、ドラゴンファイヤーが物凄い脚で迫ってきた。ゴール前だけで1馬身差をつけたのは驚き。 1,000M通過62秒5、勝ち時計2分05秒1はいかにも平凡だったが、ドラゴンファイヤーがみせたパフォーマンスはまさしく重賞級。最初から外に持ち出せていたならばもっと楽に勝てていたはず。久保田貴士厩舎は同馬とワイルドワンダーの二枚看板でJCダートを迎えることになりそうだ。短期間で2度の長距離輸送を挟んだ後なので、次走に向けての調整も注目される。 ラッキーブレイクは最後方待機から大外を回して早々と鞭連打という大雑把な競馬。それでも伸びてくる辺りは余程調子が良かったのだろう。上がり3ハロンはドラゴンファイヤーを上回る最速をマーク。阪神ダートコースでは地味に3戦連続で2着をゲットした。ワンダースピードは早めの抜け出しで見せ場を作った。どこかフワフワとして走っていたのは仕上がり途上の表れか。 アロンダイトは16kg増という時点でここが叩き台だったのは明白。ドラゴンファイヤーからコンマ3秒差ならひとまずは合格。追い切りから調子が掴み辛い馬なので次走も抑えざるを得ない。ちなみにJCダートではドラゴンファイヤーとの斤量差が6kgから2kgに縮まる。 |