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第61回ラジオ日本賞セントライト記念(JpnII)
2007年9月16日(Sun) 中山芝2,200M 3歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 4 7 ロックドゥカンブ 牡3 54.0kg 柴山雄一 2.12.0 504kg(+12) 1
2 1 1 ゴールデンダリア 牡3 56.0kg 柴田善臣 2.12.2 1 1/4 468kg(+6) 2
3   6 11 スクリーンヒーロー 牡3 56.0kg 木幡初広 2.12.7 3 466kg(-2) 14
4   1 2 マイネルアナハイム 牡3 56.0kg 勝浦正樹 2.12.8 3/4 492kg(+4) 15
5   4 8 ガルヴァニック 牡3 56.0kg 秋山真一郎 2.12.8 クビ 476kg(-4) 6
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.0 - 10.7 - 11.6 - 12.1 - 12.7 - 12.7 - 12.4 - 12.2 - 11.8 - 11.9 - 11.9
上がり 4F 47.8 - 3F 35.6
1コーナー (*6,17)10-(7,11)(5,9,12)(2,3)(4,15,16)(1,8)14-13
2コーナー (*6,17)-(10,7)(11,12)(5,9,15,16)(2,3)(4,8,14)1-13
3コーナー 6(12,11,16)(7,15,14,4)(10,9,3,8)(17,5,1,13)2
4コーナー (*6,12,11)(7,16)(9,15,14)4(2,5,3,8)(1,13)10=17

■レース回顧 先行押し切り4連勝・南国生まれの上がり馬ロックドゥカンブ!
■レース解説

 横一線の先行争いからアップルサイダーが抜け出して先頭。トップモンジューが大外を回ってアップルサイダーに並びかけていく。ロックドゥカンブは前2頭から離れた4番手、スクリーンヒーローがこの直後を進む。2コーナーを回り終えたところでクランエンブレムが仕掛けて前2頭へ迫っていく。サンワードブル、シグナリオは馬群中団の外を追走。ゴールデンダリアは後方待機。3コーナーを回って前3頭と後続の差が詰まり、ほぼ一団で直線に向く。クランエンブレムとスクリーンヒーローが抜け出しかかったところへ外からロックドゥカンブが交わして先頭。ゴールデンダリアが大外一気で迫るも、ロックドゥカンブがこれを振り切ってゴール。


■レース回顧

 ◎−△で馬複(20%)的中。4ヶ月振りの的中キタ━━(゚∀゚)━━!!

 アップルサイダーが積極的に仕掛けて前へ。1コーナーでトップモンジュー、2コーナーでクランエンブレムが加わって前は3頭が併走。1,000M通過59秒1は平均ペースと言って差し支えない。前後が固まった状態で直線に向いた。

 ロックドゥカンブは4コーナーで多少追っつけていたが、直線で外に持ち出すと拍子抜けするほどアッサリと抜け出した。ゴール前でゴールデンダリアが迫ってくるともう一伸び。前走にも増して味な競馬を見せた。大して強い馬ではないという認識でいたが、先行押し切りで重賞連勝となると一目置かざるを得なくなる。菊花賞も今回と同じく2kg減の55kgで出走可能。加えて今年は牡馬勢が総じて不作。

 ロックドゥカンブの父Red Ransomは日本ではアポインテッドデイ('03年朝日杯FS3着、'04年共同通信杯2着etc)を出した位で馴染みは薄いが、海外では英インターナショナルSでゼンノロブロイを下したエレクトロキューショニスト(他にもドバイワールドC、ミラノ大賞とGI3勝)が有名。ロベルト系はたまにとんでもない大物を出す。ロックドゥカンブもその一頭なのだろうか。

 ゴールデンダリアは後方から大外を回しての進出。かなりの距離損を蒙りながらも一気の末脚で挽回。但し内に切れ込みながらの追い上げで、ラストはロックドゥカンブを捉え損なった。今回は負けて尚強しの競馬だったのではないだろうか。

 スクリーンヒーローはロックドゥカンブと同じような位置につけて先に動いてきた。今回は適度に上がりが掛かる競馬だったので踏ん張りが利いたらしい。一応春先にもスプリングSで5着している。マイネルアナハイムは後方からイン突きに拘り通してスクリーンヒーローに肉薄。内突きの勝浦、恐るべし。

 ガルヴァニックは直線に向いたところで馬群の後ろという苦しい位置取り。脚色が良かっただけに勿体無い感じがした。デストラメンテは4コーナーで追い通し。やはり格上挑戦では楽な競馬はさせてもらえない。サンワードブルは後藤騎手が好位を意識して上手く乗ったが、馬がこれに付いて行けなかった。


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