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第43回札幌記念(JpnII)
2007年9月2日(Sun) 札幌芝2,000M 3歳以上オープン 定量 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 1 1 フサイチパンドラ 牝4 55.0kg 藤田伸二 2.00.1 516kg(+6) 5
2   4 8 アグネスアーク 牡4 57.0kg 津村明秀 2.00.1 クビ 438kg(-16) 12
3 5 9 サクラメガワンダー 牡4 57.0kg 岩田康誠 2.00.3 1 484kg(+2) 3
4   2 4 ディアチャンス 牝6 55.0kg 小林徹弥 2.00.3 アタマ 458kg(+12) 7
5   6 12 シルクネクサス 牡5 57.0kg 北村友一 2.00.3 クビ 506kg(+4) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.7 - 10.9 - 11.9 - 12.7 - 12.5 - 12.5 - 12.1 - 11.7 - 11.4 - 11.7
上がり 4F 46.9 - 3F 34.8
1コーナー 1,12(6,15)(8,13)(5,11)10(4,9)16,3,14(2,7)
2コーナー 1,12(6,15)-13(8,11)5,10,4(16,9)14,3,7,2
3コーナー 1,12,6,13(8,15,11)(4,5,10)(3,16,9)(14,7)2
4コーナー 1(6,12,13)(8,15,11)(5,10)(4,16,9)(3,14)-(2,7)

■レース回顧 初めて勝ち得た称号・単騎に持ち込み悠々自適フサイチパンドラ!
■レース解説

 フサイチパンドラが様子を窺いながら先頭に立つ。シルクネクサスが2番手、サイレントプライドも差がなく追走。マツリダゴッホは先行集団の直後を進む。アグネスアークはその内を進む。エリモハリアーとアドマイヤフジは中団、サクラメガワンダーは後方寄りで待機。フサイチパンドラが単独先頭、外からアドマイヤフジが追い上げにかかる。サクラメガワンダーは後方からこの外を回る。フサイチパンドラがラチ沿いを進みながら直線へ向く。マツリダゴッホ、シルクネクサスらが2番手で競り合う。外からはアグネスアーク、更にサクラメガワンダーが進出。ゴール前でアグネスアークが急追するも、フサイチパンドラがリードを生かして凌ぎ切る。


■レース回顧

 ハズレ。サイレントプライドが酷過ぎて笑った。ところであぐねすあーくって何?(´・ω・`)

 案の定スタートから積極果敢に仕掛けていく馬はおらず、出方を窺いながらの先行争い。軽く押しただけで前に出てしまったフサイチパンドラは「えっ、誰も行かないの?」といった感じで藤田騎手がしきりに外を見ていた。結局フサイチパンドラが最内を生かして最初のコーナーでハナを確定。後続のプレッシャーは無いに等しく、1,000Mを60秒7で通過。いわゆる楽逃げというやつである。

 4コーナーで後続が外を回して追い上げる中、フサイチパンドラは余裕の手応えで最内を立ち回って先頭をキープ。二の脚発揮で早めに後続を離し、勢い良く差し込んできたアグネスアークを僅差で振り切った。これでこの中間2度も熱発していたというのだから驚き。地味な勝ち方だっただけに、本当の評価は次走以降に持ち越したい。

 アグネスアークはとにかく手応えの良さが一際目に付いた。直線に向いたところで内外から被せられて進路を失いかけながらもすぐに外へ切り返し、前でもがくマツリダゴッホを捉えて更に加速。抜け出したところでソラを使ってしまったのが惜しまれる。3ヶ月振りで迎えた漁火Sが14kg増、今回は16kg減。渾身の仕上げだったか。河内洋、恐るべし。

 サクラメガワンダーは後方から大外を回して届かず。函館記念より雑な競馬だった。「3コーナーでは勝てるかなという感じでもあったんです。ゴール前でパタっと止まってしまって…。2週間前の方が良かったかな」(岩田騎手、ラジオNIKKEI競馬実況HP)。ディアチャンスは内の狭いところで頑張っていた。終いの伸びも他と引けを取らず、調子キープなら秋も楽しめそう。

 人気を集めた国枝厩舎の2頭は揃って撃沈。マツリダゴッホは4コーナーで焦らずじっくり構えていた割に直線でモタモタ。ただあの追い切りからしてまだ仕上がり切っていないのは想像できた。問題はサイレントプライド。勝負どころでポジションを落とし、直線に向いたところでほぼ一杯。格下だからという理由で納得しようにも、漁火Sで下したはずのアグネスアークが2着。意味分からん。

 なお、直線で故障を発症したモノポールは右第1指骨複骨折で予後不良の診断が下された。合掌。


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