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第2回キーンランドC(JpnIII) 2007年8月26日(Sun) 札幌芝1,200M 3歳以上オープン 別定 (混)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 7 | 14 | クーヴェルチュール | 牝3 | 51.0kg | 横山典弘 | 1.08.6 | − | 470kg(+2) | 4 | |
2 | ◎ | 6 | 11 | アグネスラズベリ | 牝6 | 54.0kg | 角田晃一 | 1.08.7 | 1/2 | 510kg(0) | 2 |
3 | 4 | 7 | ワイルドシャウト | 牡6 | 56.0kg | 岩田康誠 | 1.08.7 | ハナ | 532kg(+2) | 3 | |
4 | ○ | 2 | 4 | ブラックバースピン | 牡4 | 56.0kg | 池添謙一 | 1.08.8 | 1/2 | 466kg(-10) | 5 |
5 | 8 | 15 | エムオーウイナー | 牡6 | 56.0kg | 小牧太 | 1.08.9 | 1/2 | 510kg(-4) | 8 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.0 - 10.7 - 11.2 - 11.3 - 11.4 - 12.0 上がり 4F 45.9 - 3F 34.7 3コーナー 10(14,15)2(4,13)(1,5)(8,11)(7,16)(12,6)-3 4コーナー 10(14,15)(2,4,13)(1,5,11)(7,8)16(12,6)-3 |
■レース回顧 スピード調節自由自在・古馬を手玉に取ったクーヴェルチュール! |
■レース解説 サープラスシンガーが押してハナを奪う。クーヴェルチュール、エムオーウイナー、ブラックバースピン、ローレルゲレイロが直後に入る。アグネスラズベリは中団外につける。ワイルドシャウトは後方寄りの内を進む。サープラスシンガーが僅かに先頭、クーヴェルチュールとエムオーウイナーが外から並びかけて直線に向く。クーヴェルチュールがサープラスシンガーを交わして先頭。直後でエムオーウイナーとブラックバースピンが前を追うが差はなかなか詰まらない。ゴール手前で内からワイルドシャウト、外からアグネスラズベリが一気に詰め寄るも、クーヴェルチュールがこれらの追撃を凌いでゴール。 ■レース回顧 紐抜けハズレ。くっそー、あの調整で来るか…。やっぱ速いわコイツ。(´・ω・`) サープラスシンガーがハナは譲れんといった感じで早々と先頭。クーヴェルチュールは2番手で楽をしていた。ハナを奪えるスピードがありながらこの余裕。4コーナーで外からエムオーウイナーが被さってきて、仕掛けが早くなるかと思ったが全くの杞憂。サープラスシンガーを交わした後はほぼ独走だった。 1,000M通過56秒6は函館スプリントSよりコンマ1秒速いだけで、テンや上がりもほぼ同じ。それでもサープラスシンガーがあっさり馬群に沈んだのはクーヴェルチュールのプレッシャーがあったからに他ならない。マークされるよりマークするほうが楽とはいえ、先に抜け出して押し切る勝ち方は優秀。敢えてケチをつけるとするならゴール前で一気に詰め寄られた点。坂のあるコースで踏ん張れるかが次の課題。 アグネスラズベリは4コーナーで固まった他馬の外に持ち出しての進出で、ロスがあったのは否めない。追われてから頭が高くなるのもこの馬の弱点。一方ワイルドシャウトは終始内を通っての追い込み。後方で溜める競馬が出来たのは評価しておきたい。上がり3ハロン33秒9はアグネスラズベリ(34秒1)を上回った。 ブラックバースピンはゴール手前でアグネスラズベリとワイルドシャウトに差されて4着。この馬なりに伸びてはいたが、後ろでじっくり脚を溜めた2頭には抗えなかった。穴で期待したシンボリウエストとレヴリはアグネスラズベリよりも前という絶好位につけながら出番なし。いずれも前走で似たような流れを経験していたのにも関わらず通用しなかったというのは意外だった。これが力の差か。 意外といえばもう一つ、ローレルゲレイロが1番人気だったのは意外だった。「長い距離を使ってきたので2ハロンくらい行って息を入れるレースを覚えてるからね。まだすぐにこの距離に対応できないということだろう」(藤田騎手、ラジオNIKKEI競馬実況HP)。1,800M位からの短縮なら昨年のチアフルスマイルのように差しが決まることもあるが…。 |