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第42回関屋記念(GIII)
2007年8月5日(Sun) 新潟芝1,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   3 6 カンパニー 牡6 56.0kg 福永祐一 1.31.8 462kg(+6) 1
2 7 15 シンボリグラン 牡5 56.0kg 柴山雄一 1.32.4 3 1/2 526kg(-4) 3
3   5 10 マイケルバローズ 牡6 56.0kg 柴田善臣 1.32.6 1 518kg(+2) 12
4   8 16 カンファーベスト 牡8 57.0kg 安藤光彰 1.32.6 クビ 460kg(-16) 9
5   2 3 ストーミーカフェ 牡5 56.0kg 田中勝春 1.32.7 クビ 486kg(+2) 8
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.8 - 10.6 - 11.0 - 11.2 - 11.7 - 11.8 - 10.3 - 12.4
上がり 4F 46.2 - 3F 34.5
3コーナー 3-(12,14)15(11,18)(7,16)(2,5,8)13,6(4,17)9(10,1)
4コーナー 3(12,14)15(7,11,18)16(2,5,8)-13,6(4,17)(9,1)10

■レース回顧 陽炎切り裂く大外一気・いきなり全開カンパニー!
■レース解説

 ゴールドアグリ、グレイトジャーニーが出遅れ。ストーミーカフェがハナを奪う。スクールボーイ、ロードフラッグ、インセンティブガイらが2番手で並ぶ。シンボリグランも差がなく追走。カンパニーは中団後方、アポロノサトリもこの近くを進む。直線に向いたところでストーミーカフェのリードは僅か。インセンティブガイ、シンボリグランが2番手から前を追う。後方からはグレイトジャーニー、カンファーベストが接近。直線半ばを過ぎ、カンパニーが大外から猛追。離れた内の各馬を並ぶ間もなく抜き去り、独走でゴール。


■レース回顧

 ハズレ。何か全てが裏目に出るなぁ。流れが来るまで耐えるしかないのか…。(-_-)

 新潟外回りコースはスタートしてから最初のコーナーまでが長く、序盤は脚を溜めてソロソロ行くのが定石なのだが、今回はストーミーカフェが他にハナを譲らず、ハイペースの逃げを展開。後続も一緒になって付いてきた。結局予想したのとは正反対の追い込み決着。これだけ速ければ上がりで差が付く。

 奇しくも予想構築の中で『休み明け組ではカンパニーとシンボリグランが熱心に乗られている』と触れた2頭がワンツーフィニッシュ。『強いて言えばカンパニーのほうが充実している』とまで書いていた。勝てる能力のある馬を買えないというのは深刻。

 カンパニーの勝ち時計1分31秒8はタイレコード。差し有利の展開だったとはいえ、3馬身半差は優秀。管理する音無師は前日に馬の下敷きとなり肋骨を5本も折る重傷を負ったばかり。秋の大レースに向けて、おちおち病院で寝ていられない。シンボリグランは位置取り、仕掛け共に問題なし。これで負けたのなら仕方ない。マイケルバローズはこの展開なら突っ込んで来れるということが分かった。

 ストーミーカフェの逃げが速くなったのは、序盤でスクールボーイらに絡まれたことによるところが大きい。途中で息を入れる余裕もなく、直線もほぼ追い通しだったにも関わらず一方的に下がらなかったのは評価して良さそう。

 アポロノサトリは序盤の競り合いからハイペースを察知して早々と後ろに下げていった。この判断は良かったと思うが、終盤の追い上げの際に全く動けなかった。谷川岳S、スプリングSと速い時計の前に沈黙したのと同じく、極限の時計勝負の前には為す術が無かった。

 アンブロワーズは中団追走から内を割って抜け出そうとしたものの、前と脚色が同じになり埋没。悲しいがこれが現状の実力。インセンティブガイはストーミーカフェの逃げに付き合わされた時点で脈が無かった。ニシノナースコールは差し有利の展開でコレでは先が思いやられる。


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