HOME > 重賞回顧 > 第43回函館記念

第43回函館記念(JpnIII)
2007年7月22日(Sun) 函館芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   4 4 エリモハリアー セ7 57.0kg 武幸四郎 2.02.8 452kg(-2) 7
2   5 5 ロフティーエイム 牝5 52.0kg 柴山雄一 2.03.0 1 490kg(+2) 9
3 6 6 サクラメガワンダー 牡4 57.0kg 岩田康誠 2.03.0 クビ 482kg(+12) 2
4 2 2 アドマイヤフジ 牡5 57.5kg 福永祐一 2.03.1 1/2 526kg(+8) 1
5   6 7 マイソールサウンド 牡8 56.0kg 勝浦正樹 2.03.1 クビ 472kg(-6) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.6 - 11.8 - 12.7 - 13.0 - 12.9 - 11.9 - 12.0 - 11.9 - 11.7 - 12.3
上がり 4F 47.9 - 3F 35.9
1コーナー 7,2(1,9)5,10(4,6,11)=3
2コーナー 7(1,2)(5,9)(4,10)(6,11)3
3コーナー 7(1,2)(5,9)(4,10)(6,11)3
4コーナー 7(1,2)(5,9)(4,10)11,6-3

■レース回顧 シンガリ負けを巴投げ・函館記念3連覇エリモハリアー!
■レース解説

 マイソールサウンドがハナを奪う。アドマイヤフジが早々と2番手を確保。ナムラマースがこれに並びかけ、マチカネキララ、ロフティーエイムら後続も固まって追走。サクラメガワンダー、シルクネクサスは後方待機。3コーナー手前でナムラマースがマイソールサウンドに並びかけていく。マイソールサウンドがナムラマースを再度引き離して直線に向く。マイソールサウンドが粘り込みを図るところへ最内からナムラマース、外からアドマイヤフジが追い上げていく。更にその外からロフティーエイム、続いてエリモハリアーが急追。エリモハリアーがロフティーエイムらをあっさり交わす。


■レース回顧

 ハズレ。巴賞敗退馬に注意っつっても、この組み合わせはちょっと…。お金減りまくり。(´・ω・`)

 コスモテナシャスが馬場入り直後に放馬。停止を促すテープを軽やかに飛越しながら快走。正面スタンドでようやく捕まったものの、疲労著しいということで発走除外。コスモテナシャスの除外でますます行く馬がいなくなった。まさか空気が読めないマイソールサウンドの行った行ったとかじゃないだろうな?

 スタートして間もなく、マイソールサウンドが気合をつけて前に出てきた。ただ何が何でも行くという気配ではなく、先頭に立った後は馬なり。う〜む、遅い。それにしても直後の馬は黙ってこれに付いて行くしかなかったのか?途中でナムラマースがマイソールサウンドを捕まえに行った他はアクション無し。1コーナーから4コーナーまでほぼ同じ隊列。何これ?つまらなさ過ぎるんですけど。

 直線に向いた当初の攻防もつまらなかった。いや、ナムラマースは詰まったか(笑)。何でわざわざ狭いところに突っ込むの?アドマイヤフジはマイソールサウンドを捉えるのに四苦八苦。宝塚記念の回顧で『ポップロック、アドマイヤフジ、ファストタテヤマといった辺りは前崩れの恩恵に与ったところが大きく、この着順はあまり鵜呑みにしたくない』と触れたのを今になって思い出した。サクラメガワンダーとシルクネクサスはこのドスローで後ろから行った時点で終わっていた。

 結局エリモハリアーがラストで末脚を爆発させて3連覇達成。巴賞でシンガリ負けしたとしても、函館記念連覇の実績は消えてなくなった訳ではないということを思い知らされた。傾向分析で巴賞の結果はアテにならないということを提示しながら買えなかったのはアホとしか言い様がない。ちなみに同一重賞3連覇はセカイオー('56〜'58年鳴尾記念)、タップダンスシチー('03〜'05年金鯱賞)に次ぐ3例目。

 ロフティーエイムは今回も勝負どころで手が動くなど一杯一杯の競馬だったが、今回はきっちり伸びてきた。力勝負では劣勢でも、ドスローを追い上げるだけなら他と大差無かった。ただロフティーエイムが走ったというよりは他がだらしなかっただけのような気がする。レース中にハ行を発症したメイショウオウテはともかく、マチカネキララは絞れて9着では話にならない。


■このレースの展望へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.