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第7回アイビスサマーダッシュ(JpnIII)
2007年7月15日(Sun) 新潟芝1,000M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   7 13 サンアディユ 牝5 54.0kg 村田一誠 55.1 492kg(+4) 13
2 8 16 ナカヤマパラダイス 牡4 56.0kg 木幡初広 55.2 1/2 488kg(+4) 1
3   2 3 クーヴェルチュール 牝3 51.0kg 後藤浩輝 55.2 クビ 468kg(+4) 5
4 8 18 アイルラヴァゲイン 牡5 56.0kg 吉田隼人 55.3 1/2 518kg(+4) 3
5 5 9 サチノスイーティー 牝4 54.0kg 吉田豊 55.4 3/4 440kg(+1) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:重)
ハロンタイム 11.9 - 9.9 - 10.7 - 10.5 - 12.1
上がり 4F 43.2 - 3F 33.3

■レース回顧 初めての芝で大金星・中央から堂々差し切りサンアディユ!
■レース解説

 ジョイフルハートが僅かに先頭に立つ。フサイチホクトセイ、アイルラヴァゲインらも差がなく続く。クーヴェルチュールが外へ寄せながら先頭集団に加わる。残り400Mを切ったところでジョイフルハートが失速、クーヴェルチュール、サチノスイーティー、アイルラヴァゲインが前に出る。これらの間からナカヤマパラダイスも進出。クーヴェルチュールが抜け出したところへサンアディユが外から交わして先頭。ナカヤマパラダイスが追い上げるも、サンアディユが振り切ってゴール。


■レース回顧

 ハズレ。ジョイフルハートが飛んだのはまあいい。…サンアディユって何よ?(-_-)

 施行時期変更により開幕直後の絶好馬場で行われるはずが、今年も昨年同様雨に祟られて平凡な時計で決着。しかも勝った馬が芝初出走だったサンアディユというから堪らない。同馬もジョイフルハートに負けず劣らず鉄砲が利く馬だったというのがオチだったらしいが…。ピンクカメオ(NHKマイルC)、ブライトトゥモロー(新潟大賞典)、エイシンデピュティ(エプソムC)と、ここ最近のフレンチデピュティ産駒の活躍振りには目を見張るものがある。

 サンアディユはこのメンバーで先手を奪えるはずもなく、スタートしてから中団付近を追走。半分に差し掛かる前から追っ付け鞭が飛んでいた。しかし鞭が入る度にグイグイと進出、遂にはクーヴェルチュールの内側から抜け出してしまった。差したというよりは根性で前に出たといった感じ。今まで逃げ切り勝ちしか無かった馬がこんな味のある勝ち方をしてくるのだから競馬というものは分からない。

 ナカヤマパラダイスはジョイフルハート、アイルラヴァゲインに先手を取られて前が支える位置を追走していた。各馬が追い出しに掛かったところでも前が開かず、絶体絶命かというところでジョイフルハートが後退。この隙間に割り込んでようやくエンジン全開。こちらも鞭を入れる度にどんどん加速していった。前走は大外回し、今回は途中まで前詰まり。何より勢いを感じる。

 クーヴェルチュールは内枠に入った馬の中では最もスピードに乗っていて、そのまま外へ切れ込んでいった。サチノスイーティーを仮想の外ラチになぞらえて余裕の追走。先頭集団の中では鞭が入るのが一番遅く、一旦は先頭に踊り出るなど見せ場は作った。同馬の他、勝ったサンアディユも牝馬。やはりアイビスサマーダッシュは牝馬ありき

 ジョイフルハートは休み明けながら16kgも馬体を減らし、デビュー以来初めて500kgを割ってきた。腹が巻き上がっていて、お世辞にも良い状態には見えなかった。レースではすんなりハナを奪ったものの、リードは僅か。半分を過ぎたところで手応えはアラアラ、そのまま馬群に飲み込まれていった。またくだらない馬を買ってしまった。

 サチノスイーティーはクーヴェルチュールに並びかけられたところで早くも鞭が入っていた。右鞭を入れているのに右にモタれたりと一杯一杯の競馬。これでも昨年の走破時計(55秒7・良馬場)より速かった。アイルラヴァゲインは横一線から追い出したところでフラフラしていた。得意とは言えない重馬場でコンマ2秒差ならまずまず。


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