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第43回七夕賞(GIII)
2007年7月8日(Sun) 福島芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   2 4 サンバレンティン 牡6 57.0kg 後藤浩輝 2.00.3 462kg(+2) 6
2   1 1 アドマイヤモナーク 牡6 55.0kg 安藤勝己 2.00.5 1 1/4 472kg(-4) 2
3 5 9 ユメノシルシ 牡5 56.0kg 吉田豊 2.00.6 3/4 496kg(-6) 3
4 4 8 ヴィータローザ 牡7 57.0kg 上村洋行 2.00.7 1/2 478kg(-4) 1
5 5 10 ニホンピロキース 牡6 54.0kg 赤木高太郎 2.00.7 クビ 474kg(-2) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.3 - 11.1 - 12.1 - 12.2 - 12.1 - 11.9 - 12.0 - 12.0 - 12.1 - 12.5
上がり 4F 48.6 - 3F 36.6
1コーナー 14-(10,16)(6,15)7,9(5,11,12)(2,4,13,8)3,1
2コーナー 14-(6,10,16)15(7,11,9)(2,5,12)(3,4,13,8)-1
3コーナー 14(10,16)-(6,15,9)(2,5,7,12)(11,13)(3,4,8)1
4コーナー 14(2,5,10)(4,9,16)(6,15)(3,11,13,12,8)1,7

■レース回顧 荒れた馬場もお構いなし・イン突きイチ抜けサンバレンティン!
■レース解説

 横一線の先行争いからストーミーカフェが抜け出して先頭。ニホンピロキース、アクレイムがこれに続く。ユメノシルシは中団外、ヴィータローザは馬群後方の外を追走。サンバレンティンは馬群の中、アドマイヤモナークは最後方で待機。3コーナーを過ぎたところでニホンピロキースとアクレイムがストーミーカフェに並びかけていく。シアトルユーとサンバレンティンが内を突き、ヴィータローザとアドマイヤモナークは大外を回して直線に向く。ニホンピロキース、ストーミーカフェらの叩き合いの内からサンバレンティンが抜け出して先頭。ゴール前大外一気で突っ込んできたアドマイヤモナークを余裕で振り切る。


■レース回顧

 ハズレ。あかん、サッパリ当たらん。もうだめぽ。(-_-)

 先行争いは意外と穏やかで、ストーミーカフェは前の出方を窺ってから前に出た。意図的に馬場の内を避けての緩い逃げ。ニホンピロキース以下もこれに3馬身程のリードを与えて放置。3コーナーを過ぎたところで3番手追走のアクレイムが動き出し、後続各馬の動きも俄かに激しくなった。先頭集団は馬場の半ばより外を回っていて、内はガラ空きだった

 内を突く構えを見せたシアトルユーの直後から、サンバレンティンがスルスルと上がってくるのが見えた。そして直線に向くところで惜しげもなく内へ切り込み、ダートのように荒れた馬場の上を通って追い上げてきた。このところ正攻法で挑んで差し届かずだった馬とは思えない楽勝ぶり。丁度中京の最終週に行われたCBC賞でブラックバースピンが内突きで勝ったのと同じ。馬場の悪いところが嫌われているならこれを逆手に取ったイン突きもアリだなと思った。

 サンバレンティンが荒れた内を突き進んだのとは対照的に、アドマイヤモナークは最後方から大外を回して追い込んできた。あれだけ大雑把なレースをして2着というのは素直に感心。兎にも角にも両極端なワンツーだった。

 先に抜け出して押し切ってくれるとばかり思っていたヴィータローザは何と後方待機。惰性のまま外を回し、ジリジリと伸びかけたところをアドマイヤモナークにサックリ差されて終了。「荒れた馬場を避けて。いいところを通ったが、結果的に外々を回ることになってしまった」(上村洋行騎手、ラジオNIKKEI競馬実況HP)とのコメントを見る限り、荒れた馬場を気にし過ぎて自滅した感じがする。

 ニホンピロキースも馬場の真ん中を通ったストーミーカフェの外に出しての追い上げで、4コーナーで外に振らざるを得なかった。ユメノシルシは前走と同じような乗られ方で3着。この馬なりには走っており、次走以降の上積みに期待。アップドラフトは4コーナーの手応えでおやっと思わせたのだが、直線でサンバレンティンに突き放されたところで脚が無くなった。休み明けとしては上々の内容。


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