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第56回ラジオNIKKEI賞(JpnIII) 2007年7月1日(Sun) 福島芝1,800M 3歳オープン ハンデ (混)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 7 | 13 | ロックドゥカンブ | 牡3 | 52.0kg | 柴山雄一 | 1.47.7 | − | 492kg(0) | 2 | |
2 | 4 | 7 | スクリーンヒーロー | 牡3 | 54.0kg | 石橋脩 | 1.47.9 | 1 1/2 | 466kg(+8) | 14 | |
3 | 3 | 6 | イクスキューズ | 牝3 | 56.0kg | 北村宏司 | 1.48.0 | 1/2 | 448kg(-4) | 4 | |
4 | 8 | 16 | バブルウイズアラン | 牡3 | 52.0kg | 松田大作 | 1.48.0 | ハナ | 480kg(0) | 11 | |
5 | 1 | 2 | トーセンアーチャー | 牡3 | 53.0kg | 吉田豊 | 1.48.1 | 3/4 | 476kg(-2) | 15 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.6 - 11.5 - 11.3 - 12.2 - 12.4 - 12.3 - 11.6 - 11.6 - 12.2 上がり 4F 47.7 - 3F 35.4 1コーナー (1,*8)13(4,14)(5,7,16)(6,10,12)(3,11)(9,15)-2 2コーナー (*1,8)-13,14,4(5,16)12,7(6,3,10)(11,15)9-2 3コーナー (1,*8,13,14,16,12)(6,3)(7,4,5,11,10)15,9-2 4コーナー (8,*13,14)(1,6,4,16)(7,5,12,3)(9,11,10,15)-2 |
■レース回顧 早仕掛けが吉と出た・堂々押し切りロックドゥカンブ! |
■レース解説 トーセンアーチャーがアオリ気味にスタート。マイネルランページが前に出るも、1コーナーで内からレットイットライドが並びかけて2頭が雁行状態。そこから離れてロックドゥカンブが単独3番手、以下ショウワモダン、クランエンブレムと続く。ハイソサエティー、イクスキューズは中団の内から押し上げていく。エーシンダードマン、ガルヴァニックは後方を追走。3コーナー手前でロックドゥカンブが前の2頭に並びかけていく。ショウワモダン、マイネルランページが食い下がり、前が固まった状態で直線に向く。ロックドゥカンブが僅かに抜け出して先頭、直後からイクスキューズ、その内からスクリーンヒーロー、外からバブルウイズアランが迫るも、ロックドゥカンブがこれらを引き離してゴール。 ■レース回顧 大ハズレ。前走と全く行きっぷり違うなんてアリかよ…。まあ2着がアレだったからいいか。(-_-) マイネルランページの先手主張にレットイットライドが加わり、互いに譲らずガリガリ行った割にペースは上がらなかった。レットイットライドは距離の壁に泣いたのか3コーナーで沈没、マイネルランページが後続を引き付けていったところでロックドゥカンブがすかさず前に出た。福島芝1,800Mはリリースポイント(仕掛け始め)の判断でレースの大勢が決まる。このロックドゥカンブの早仕掛けは吉か凶か? マイネルランページはレースを先導していた他、馬場の悪い内を通ったことで失速気味。外から捲り気味に動いたショウワモダンも手が激しく動いていてお釣りがない。直後の馬が冴えない中、ロックドゥカンブは半信半疑の状態で先頭に踊り出た。その後追い上げてきたイクスキューズやバブルウイズアランの脚色が良く、これは際どくなるかと思いきや、ゴール前で更に着差が開いていた。 ロックドゥカンブが3コーナーで先に動いたのは結果的に吉と出た。というのも、砂埃が舞って適度に力が要る馬場で、追い上げるほうが辛かった。上がりはトーセンアーチャーの34秒7が目立った位で、殆どの馬が35秒5前後に集中していた。「エンジンのかかりが遅い馬なので、早めに動いて行きました」(柴山雄一騎手、ラジオNIKKEI競馬実況HP)という短所を補う乗り方もお見事だった。 スクリーンヒーローが2着に来たことも、このレースが力を要する一戦だったことを際立たせている。確かに芝の重賞でもスプリングSでコンマ5秒差の5着という成績こそあれ、芝で未勝利の馬をおいそれとは買えない。馬場の悪化を見越し、ダート2勝+OPクラス2着の同馬が相対的に浮上すると読んだ方は凄いと思う。 イクスキューズは先に動いたロックドゥカンブを射程圏内に収める位置で虎視眈々の追走。この間持ったまま。直線で咄嗟にロックドゥカンブの内に入れたのは、後続がすぐ側まで来ていたことを考慮すると已むを得なかったか。短期放牧に出してきっちり立て直してきたのは力の為せる業。 クランエンブレムはロックドゥカンブに先に抜けられたことで、吉田隼人騎手が焦ったように見えた。ただ今回は先に抜けた者勝ちという側面があったので分からなくもない。3コーナーで手綱を押したのはともかく、4コーナーで追っ付けていた時点でロックドゥカンブを逆転するのは難しくなった。 ハイソサエティーはスタートしてから内に押し込められた影響で一旦後方に回し、その後外へ持ち出しての追い上げ。内を通らなかったのは馬場状態を見越しての判断だったが、前が固まっている状態で外を回すというのは褒められたものではない。 エーシンダードマンは追走段階から追っ付け通し。距離よりも力の要る馬場のほうが合わなかったか。ガルヴァニックはスタートで行き脚がつかず、直線でスクリーンヒーローに進路をカットされる不利を受けて後退。ただ同馬も馬場の悪い内を通らざるを得なかった時点で上位は厳しかった。 |