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第43回CBC賞(GIII) 2007年6月10日(Sun) 中京芝1,200M 3歳以上オープン ハンデ (国際)[指定] |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 3 | 5 | ブラックバースピン | 牡4 | 55.0kg | 四位洋文 | 1.09.1 | − | 478kg(-4) | 10 | |
2 | △ | 6 | 11 | ナカヤマパラダイス | 牡4 | 54.0kg | 木幡初広 | 1.09.2 | 1/2 | 484kg(+10) | 7 |
3 | 3 | 6 | アグネスラズベリ | 牝6 | 54.0kg | 角田晃一 | 1.09.2 | ハナ | 512kg(+2) | 8 | |
4 | ▲ | 7 | 13 | ミスティックエイジ | 牡6 | 55.0kg | 川原正一 | 1.09.2 | クビ | 498kg(+2) | 3 |
5 | 8 | 18 | アルーリングボイス | 牝4 | 52.0kg | 秋山真一郎 | 1.09.3 | 1/2 | 448kg(0) | 12 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:重) |
ハロンタイム 12.0 - 10.6 - 11.3 - 11.5 - 11.8 - 11.9 上がり 4F 46.5 - 3F 35.2 3コーナー (2,*4,11)(1,8,9,15)(5,10,6)(7,14,16)-(12,17)(3,18)13 4コーナー (*2,4)(5,1,11)(10,6,8,9)15(7,14,16)17(12,18,13)3 |
■レース回顧 最内ドリフトで一躍先頭・華麗に決めた広告塔ブラックバースピン! |
■レース解説 ナカヤマパラダイスが先手を窺うも、アドマイヤホクトとフサイチリシャールがこれに並びかける。直後はマイネルアルビオン、ヴリル、ペールギュントらが一団で続く。アグネスラズベリは中団馬群、ブラックバースピンは後方の内を追走。スピニングノアール、ミスティックエイジは最後方待機。アドマイヤホクトは内、フサイチリシャールとナカヤマパラダイスは外を回しながら直線に向く。4コーナーを回り終えたところで最内からブラックバースピンが抜け出して先頭。アドマイヤホクトがこれを直後から追いかけるも差が縮まらない。更に内からアグネスラズベリ、外からナカヤマパラダイスが急追するも、ブラックバースピンがこれらを振り切ってゴール。 ■レース回顧 ハズレ。ここでCM馬ですか。でもこれは馬以上に騎手がウマい。(・∀・)bグッジョブ! ナカヤマパラダイスは好スタートを決めてすんなりと前へ。アドマイヤホクトもすぐに加速がついてこれに並びかけ、フサイチリシャールも気負いながらこれについてきた。これらは互いに干渉し合うことなく、ほぼマイペースで推移。中京の短距離戦にしてはゆったりとした流れになった。好位はごった返した状態で、4コーナーに差し掛かっても固まったまま。馬場の内側は荒れていて、先頭を行くアドマイヤホクトらは意識的にこれを避けて通っていた。 「皆が内を避けるなら、自分は進んで内を通りましょう」という訳でもなかったのだろうが、ブラックバースピンが通ったコースは最短距離そのもの。4コーナーで手綱を押して一気にスパートをかけると、拍子抜けするほどあっさりと前に出た。最内を通ったのはこの時だけで、直線は馬場の中央を通ってスピードを上げていた。これは四位騎手が上手く乗った。ちなみに東京新聞杯のレース回顧で「こういう馬は忘れられた時が一番怖い」と書いたが、やはり忘れた時に走ってきやがった(苦笑)。 ナカヤマパラダイスは外に膨らみつつあったフサイチリシャールの外を通ったのが惜しまれる。ブラックバースピン同様に強い競馬を見せており、次走も要注目。アグネスラズベリは道中から手が動いていたが、4コーナーで内に進路を採って上手く差し込めていた。こちらは通ったコースの利が少なからずあったように思う。 ペールギュントは変に揉まれることなく好位の一角を進めたものの、4コーナーで外を回らされたことで埋没。テレビ愛知オープンより2秒近く遅い決着で、パワーが要求される馬場になったこともトップハンデを背負った同馬には不利に働いた感じがする。ミスティックエイジはこのペースで最後方というのは意外だった。最後方から大外をぶん回して直線一気で4着。次走も相当人気を集めそうだ。 スピニングノアールは直線で内の馬群に突っ込んだところ、進路が無くなって落馬。当初の位置取りが悪かった分、無理せざるを得なくなったのは残念。アドマイヤホクトは馬場の良いギリギリのところを通りながら、直線でブラックバースピンの加速についていけなかった。ただ久々で強い追い切りの本数が少なかったのは事実で、今回のところは評価保留としておきたい。 |