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第24回エプソム(GIII)
2007年6月10日(Sun) 東京芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 1 2 エイシンデピュティ 牡5 56.0kg 田中勝春 1.48.3 494kg(0) 5
2 8 17 ブライトトゥモロー 牡5 56.0kg 福永祐一 1.48.3 クビ 498kg(-6) 2
3 7 14 サイレントプライド 牡4 56.0kg 後藤浩輝 1.48.3 ハナ 478kg(-4) 1
4   5 9 ファイングレイン 牡4 56.0kg 柴田善臣 1.48.4 クビ 482kg(-12) 9
5   1 1 トウショウカレッジ 牡5 56.0kg 松田大作 1.48.4 ハナ 542kg(+2) 11
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:稍重)
ハロンタイム 12.7 - 11.1 - 11.7 - 12.8 - 12.4 - 11.8 - 11.4 - 11.3 - 13.1
上がり 4F 47.6 - 3F 35.8
2コーナー 9(5,12,15)14,2(6,17,18)(1,4,7)13,8(10,16)-3,11
3コーナー 9(5,12)(15,14)(1,4,6,2,17,18)7(13,8)(10,3,16)=11
4コーナー (9,*5)-12(2,14)(1,4)(6,17)(10,3,15,7,18)13(16,8)-11

■レース回顧 馬場の境界線上を突く好走・3連勝で重賞奪取エイシンデピュティ!
■レース解説

 ピサノパテックが出遅れ。ファイングレインが先手を奪う。外からスズノマーチが押し上げて2番手。以下デアリングハート、タイガーカフェ、サイレントプライドと続く。エイシンデピュティも好位につける。ブライトトゥモローは馬群の中を追走。各馬固まりながら4コーナーから直線に向く。ファイングレインが懸命に粘り込みを図るも、直線半ばを過ぎたところでエイシンデピュティが馬場の中央から抜け出して先頭に替わる。最内からトウショウカレッジ、外からブライトトゥモローとサイレントプライドが並んで追い上げるも、エイシンデピュティがこれらを僅差で振り切る。


■レース回顧

 ハズレ。しまった、サイレントプライドが外を回すことを計算に入れていなかった。○| ̄|_

 ファイングレインは序盤スズノマーチに寄られた以外は概ねマイペース。連続開催最終週の馬場は前日の雨も重なってボコボコで、3コーナー手前から殆どの馬が馬場の中央より外に持ち出していた。最内を通り続けたのはトウショウカレッジとグラスポジションの2頭。但しグラスポジションは最後方に1頭ポツンと置かれた状態で、実質内を突こうと決心していたのはトウショウカレッジだけだった。

 馬場の外側は綺麗で、ファイングレインも外に持ち出したことで粘りが効いていた。後続の追撃は緩く、このままファイングレインが雪崩れ込んでしまうのか、というところへエイシンデピュティがジリジリと追い上げてきた。4コーナーで馬群の内側へ入れてコースロスを最小限に留めたのが僅差の勝利に結び付いたと思う。

 ブライトトゥモローは外を通って追い上げたにしては一気に突き抜けられなかった。やはり多少なりとも馬場が影響していそうだ。サイレントプライドは最初から外を通っていて、4コーナーで追い上げるところで既に脚を使っていた。直線もほぼ追い通しで余裕なし。ただ後ろからやってきたブライトトゥモローに対して執拗に食い下がるなど意地はみせた。いつもながら強い負け方をする馬である。

 デアリングハートは向こう正面でスズノマーチに進路を割り込まれて躓く不利。藤田騎手はこれでリズムを崩したとコメント。ファイングレインは堂々先頭から僅差4着なら復調とみて良さそう。トウショウカレッジはもう少しで作戦勝ちというところまで追い上げていた。3走前の淀屋橋Sでエイシンデピュティの2着に迫った実績のある馬で、この位は走ってきても驚けない。今後良馬場のレースで見どころがありそう。

 ラスト1ハロンが13秒も掛かった割に後方待機勢は軒並み沈黙。上がりの脚を見比べると、上位入線馬同士ではそれほど差が無かった。馬場が悪くて逃げ馬不在なら、普通に考えれば前有利。ダンスインザモアやホッコーソレソレーは毎度お馴染みの負け方で特にコメントなし。


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