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第57回安田記念(GI)
2007年6月3日(Sun) 東京芝1,600M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 1 2 ダイワメジャー 牡6 58.0kg 安藤勝己 1.32.3 532kg(計不) 2
2   3 5 コンゴウリキシオー 牡5 58.0kg 藤田伸二 1.32.3 クビ 496kg(-6) 3
3   8 18 ジョリーダンス 牝6 56.0kg 秋山真一郎 1.32.7 2 1/2 476kg(-2) 9
4   2 3 アドマイヤキッス 牝4 56.0kg 川田将雅 1.32.7 クビ 442kg(-8) 15
5 4 8 スズカフェニックス 牡5 58.0kg 武豊 1.32.8 クビ 468kg(+4) 1
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.3 - 10.7 - 11.1 - 11.8 - 11.6 - 11.3 - 11.5 - 12.0
上がり 4F 46.4 - 3F 34.8
3コーナー 5,17,11,2(12,18)1(4,14)(3,10,16)(6,8)(7,9,15)13
4コーナー 5(17,11)2(12,18)1(3,4,14,16)(7,6,10,8,13)(9,15)

■レース回顧 高速決着で実力誇示・マイルを極めたダイワメジャー!
■レース解説

 横一線の先行争いからコンゴウリキシオーが抜け出す。外からエイブルワンが掛かり気味に押し上げて2番手、マイネルスケルツィも前につける。ダイワメジャーは少し下げてキストゥヘヴン、ジョリーダンスらと共に好位の一角を進む。スズカフェニックス、ジョイフルウィナーは後方待機。コンゴウリキシオーが徐々にリードを広げながら直線に向く。エイブルワンは後退、マイネルスケルツィが2番手から前を追う。その外からダイワメジャー、ジョリーダンスが進出。ダイワメジャーがコンゴウリキシオーに追い付き、ゴール間際で僅かに交わす。


■レース回顧

 ハズレ。持ち時計云々って言ってたら、その上位2頭で決まりやがった…。ヽ(`Д´)ノウワァァァン!

 コンゴウリキシオーは前後半で落差の少ない洗練された逃げで、とにかく速かった。真っ先にゴール板を駆け抜けた馬が勝つという単純思考に基づくなら、持ち時計に優れるコンゴウリキシオーの押し切りも一つのシナリオとして考えられた。個人的な予想ルールとして「光る(人気の)逃げ馬はとりあえず疑っとけ」というのがあったので印は打たなかったが、これはアホなことをしたなぁと反省。

 ダイワメジャーもマイルCSで2年続けて1分32秒台をマークするなど時計面での優位は揺るがし難かった。これだけ時計が速いと決め手が無くても事足りる。上がり3ハロンはダイワメジャーが34秒4、コンゴウリキシオーが34秒8。大外から追い上げたスズカフェニックスやエイシンドーバーが34秒3だったことからしても、高速決着の前では上がりの脚は相対的に無力であることがよく分かった。

 外差しが決まるという予想とは裏腹に、内を通った2頭がワンツーフィニッシュ。3着ジョリーダンスは馬場の3分どころ、4着アドマイヤキッスは最内から伸びてきていた。ジョリーダンスはダイワメジャーらと同じ位置で流れに乗っての好走で大健闘。アドマイヤキッスの最内強襲は馬場差が無かったことの証明になった。この馬は強いのか大したことがないのかよく分からない。

 スズカフェニックスは直線で外からエアシェイディに何度もこすられる不利があった。ただ4コーナーでオート進出を決めた高松宮記念のような余裕が無かったのは事実。走破時計1分32秒8は昨年の富士S(1分32秒9)、東京新聞杯(1分32秒7)とほぼ同じ。時計通りに走ったのだからこれが実力なのだろう。

 香港勢はグッドババの7着が最高で、以下ジョイフルウィナー9着、エイブルワン11着、ザデューク15着と撃沈。いずれも昨年のブリッシュラック(チャンピオンマイル連覇)に比べて小物だったことは否めない。ジョイフルウィナーはやはり1,400Mまでの馬だった。


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