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第57回安田記念(GI)
2007年6月3日(Sun) 東京芝1,600M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 サクラメガワンダー 93 位置取り進展も前走勝ちに行けなかったのは不満。  
2 ダイワメジャー 98 実績最上位。前で引っ張る存在と外差しの対処が鍵。
2 3 アドマイヤキッス 90 相手が揃うと脇役止まり。入着程度では物足りない。  
4 グッドババ 前走差し損ね。GII1勝のみとまだまだこれからの感。  
3 5 コンゴウリキシオー 96 前走は典型的な逃げ切りパターン。今回は目立つ。  
6 ザデューク 83 昨年ラフプレーに出て惨敗。上積みあるだけに注意。  
4 7 オレハマッテルゼ 89 ここ2走気を抜かず走っているが勝ち切るまでは疑問。  
8 スズカフェニックス 94 間隔開いても仕上がり万全。決め手勝負なら即浮上。
5 9 ジョイフルウィナー 95 昨年大外通って3着。距離不安あるも力は十分通用。
10 エイシンドーバー 92 前々走マイルで完敗。充実著しいがGIは時期尚早か。  
6 11 マイネルスケルツィ 94 前走の負け方不満。東京では楽に行けても苦しい。  
12 キストゥヘヴン 90 前走にしても前につけた分残っただけ。力差感じる。  
7 13 エアシェイディ 93 前走ナメた調整で完敗。得意コースで立て直せるか。
14 ディアデラノビア 94 自分から動くと終い甘くなる。あくまで漁夫の利狙い。  
15 スーパーホーネット 90 オープン大将。58kgを背負って走るだけでもキツい。  
8 16 シンボリエスケープ 90 差脚は悪くない。距離延びても同じ脚使えるかどうか。  
17 エイブルワン 追走可能とはいえ外枠微妙。少なくとも楽は出来ない。  
18 ジョリーダンス 90 前残り決着を差し込んだ前走好感。力はつけている。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 国内短距離界の威厳を取り戻せ・久々でも心身充実スズカフェニックス
■予想構築

 今年は開催当初からCコースを使用。開催後半に入り、前日に芝マイルで行われた湘南S(1600万)は外から差してきた馬がワンツーフィニッシュ。決着時計は1分32秒9と速く、安田記念もこれと同様の時計で決着するものと思われる。

 読売マイラーズCや京王杯スプリングCがレコード決着になったことからしても、持ち時計だけに着目すれば香港勢より日本勢のほうが優秀。香港勢の前哨戦・チャンピオンズマイルは格下のエイブルワンが先手を取ってそのままという凡レース。これに負けた3頭も情けない。

 ただここ数年、国内短距離界のレベルが「地盤沈下」を起こしているのは事実。香港勢がどうこうという以前に、ダイワメジャーが天皇賞秋の勝ち馬なのにマイルCSを勝っただけで最優秀短距離馬に選出されたり、スズカフェニックスが芝のスプリント戦未経験で高松宮記念を勝ったりしているのはある意味寂しい。逆の言い方をすれば、暫定首位のこいつらがここで格好を示してくれればそれで良い

 スズカフェニックスは高松宮記念からぶっつけで挑む分、調教量は豊富。栗東坂路でここ3週連続して4ハロン51秒台を計時しているように、動きそのものに不満はない。問題があるとするならここ2戦マイルより短い距離を使っていること。掛かり癖があるので折り合いが生命線。これさえクリアできれば後は東京新聞杯や高松宮記念の再現だろう。

 ダイワメジャーは外差し優勢のここで勝ち切るシーンが思い浮かばない。とはいえGI3勝馬が簡単に転んでもらっても困る。香港勢では昨年も印を打ったジョイフルウィナーに再度期待。但しベストはGI勝ちがある1,400Mで、マイルはこなせる程度に過ぎない。東京コースならスズカフェニックスと互角に渡り合えるエアシェイディの差し込みにも淡く期待してみたい。

◎スズカフェニックス
○ダイワメジャー
▲ジョイフルウィナー
△エアシェイディ


■馬券構築

 スズカフェニックスから馬単・3連複流し。

[馬単] スズカフェニックス→ダイワメジャー 30%
[馬単] スズカフェニックス→ジョイフルウイナー 20%
[馬単] スズカフェニックス→エアシェイディ 20%
[3連複] スズカフェニックス−ダイワメジャー−ジョイフルウィナー 10%
[3連複] スズカフェニックス−ダイワメジャー−エアシェイディ 10%
[3連複] スズカフェニックス−ジョイフルウィナー−エアシェイディ 10%


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