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第12回ユニコーンS(JpnIII)
2007年6月2日(Sat) 東京ダート1,600M 3歳オープン 別定 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 3 6 ロングプライド 牡3 56.0kg 武豊 1.36.9 502kg(0) 1
2 4 8 フェラーリピサ 牡3 57.0kg 岩田康誠 1.37.0 3/4 504kg(+5) 2
3   6 11 ナムラジョンブル 牡3 56.0kg 小林徹弥 1.37.1 1/2 482kg(-2) 7
4   6 12 トーホウレーサー 牡3 57.0kg 後藤浩輝 1.37.3 1 1/4 516kg(+12) 4
5   2 3 エスケーカントリー 牡3 56.0kg 菊沢隆徳 1.37.6 2 486kg(+8) 13
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 10.6 - 11.4 - 12.8 - 12.6 - 12.2 - 12.2 - 12.7
上がり 4F 49.7 - 3F 37.1
3コーナー (*7,13)11(1,12)(9,8,16)(2,4,14)6,10(3,15)
4コーナー (*7,13)11,1,12,9(8,16)(2,4,6)14(10,3,15)

■レース回顧 長く使える脚が誇らしい・ゴール前できっちり先着ロングプライド!
■レース解説

 コマンドールクロス、マイネルレーニアが先手を争う。ナムラジョンブルが直後の3番手、フォーミュラーワンが内の4番手で続く。トーホウレーサーは前から離れた5番手集団の一角、フェラーリピサはその後方につける。ロングプライドは後方の外を追走。各馬ほぼ一団で3コーナーを通過。コマンドールクロスが僅かに先頭で直線に向く。最内で粘るコマンドールクロスにマイネルレーニアとナムラジョンブルが並びかけていく。これら3頭の競り合いからナムラジョンブルが抜け出すも、馬場の中央からフェラーリピサが接近。残り200Mでフェラーリピサがナムラジョンブルを捉えるも、ゴール間際でロングプライドがフェラーリピサらを捉えて一気に抜き去る。


■レース回顧

 3連単3着抜けハズレ。ビードラスティック絡みの実質1点勝負ではさすがにキツいっス。(^o^;)

 ドラゴンファイヤーがゲート入りの際に暴れ、馬体に故障を発症して除外。買い目の70%が戻ってきた。残った買い目はビードラスティック絡みだけ。で、そのビードラスティックはスタートから速攻置かれて圏外。ロングプライド1着、フェラーリピサ2〜3着が読めても、「第3の馬」ナムラジョンブルが拾えなかった以上、馬券的には完敗だった。

 コマンドールクロスとマイネルレーニアの競り合いは3コーナー到達までにマイネルレーニアが引く形で決着。その後は適度に息が入るゆったりした流れで、展開による有利不利は無かったように思う。レースは前2頭の競り合いを直後で見ていたナムラジョンブルが先に抜け出し、フェラーリピサがこれを力で交わしに行ったところをロングプライドが最後にまとめて交わすという「二段オチ」で決着した。

 ロングプライドはこれまでと同様、澄ました顔でスイスイ伸びてくるのが印象的。ゴール前で武豊騎手が鞭を持つ左手を掲げての楽勝だった。改めて走法をチェックすると跳びが大きく、他の馬と一完歩が違って見えた。時計は平凡だが、適性距離はもっと長いところにありそうなので気にはならない。

 フェラーリピサはこれまでと違って4コーナーでも特に仕掛けず、直線半ばを過ぎたところでようやくスパート。ただナムラジョンブルを交わすのがやっとだったというのは物足りない。ロングプライドより1kg背負っていたとはいえやや寂しさが残る敗戦だった。

 東京ダート1,600Mはスタート直後が芝の上で、ここでダッシュがつけば後々楽が出来る。言い換えれば、冒頭で述べたビードラスティックのように後ろから行く馬にとっては初っ端からハンデを背負うことになりかねない。ナムラジョンブルはスタートダッシュを味方につけた好走だったように思う。東京ダート1,600Mのレースを予想する際はこの点も是非考慮に入れておきたい。


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